「サステナブルの波はとまらない」美容業界を読み解くまとめ(6):New Year Special
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2019年が終わり、2020年が幕開け。この年末年始、BeautyTech.jpでは昨今の美容業界の動きを振り返り、新しい年のトレンドを占うキーワード6つを選出して、関連記事をまとめて紹介する。第6回は「サステナブルの波はとまらない」。
美容業界でも、サステナブル、エシカルを意識しているブランドであることはもう当たり前とさえいえる2019年だった。そうでないと消費者に選んでもらえないからだ。中国も敏感に反応し輸入化粧品についても動物実験廃止の方向へ、また化粧品の成分検索ができるアプリも登場した。米国でもサステナブル、エシカルな化粧品スタートアップはますます増え、欧州では食品や化粧品の安全性をバーコードで読み取るアプリ「Yuka」の話題で持ち切りだ。
こういったサステナブル動向の背景には、心身ともに健やかでいたいというウェルネス志向もある。日本ではそこまで大きなトレンドとはいえないが、少しずつ消費者意識が変わりつつあり、大手企業がまず率先して研究や開発を続けているのを感じる。2020年、消費者意識はさらに変革していくだろう。
Image: petrmalinak via shutterstock
◆サステナブルなD2Cブランドが続々登場
・FaBベルリン、美容やアパレル起業家たちが希求するサステナブルビジネス
・GoopやRitualなどクリーン&エシカルブランドが勢揃いした2回目のFaB LA
・米国のインディー・ビューティは消費者のウェルネス志向を映し出す鏡
◆グローバル企業のサステナブルへの取組み
・ウォーターレスは美容業界、トイレタリーの新トレンド。そのメリットを探る
・各社本気のサステナブルビューティ、リユース、廃棄食品活用、そしてゴミのゼロ化へ
・LUSHがデジタルを通じて実現する”ネイキッド”、心に響くサステナビリティ
・ユニリーバやP&Gも参加するLoopが変える世界、LUSHが試みる廃棄物ゼロの日常
◆大手もセレブブランドも続々とヴィーガンコスメをリリース
・世界的なヴィーガンコスメ人気、欧米では大手参入で大衆化・プチプラ化も進む
・Kylie Skinなどセレブもヴィーガンコスメブランドを立ち上げ、市場が拡大中
◆中国でも安全性を求める声
・成分分析、クチコミ、肌診断も。新境地で躍進する中国の化粧品アプリ「美麗修行」
◆その他新トレンド
・コスモプロフ・アジア2019、新トレンドとして食材と美容の融合、K-Beautyは健在
・CEW France、美容業界エグゼクティブがスタートアップに学ぶエコシステムと透明性
(成分比較アプリYukaはこの記事の後半に)
Text: 矢野 貴久子(Kikuko Yano)
Top image: Greg Brave via shutterstock