2023年振返り: 編集部が選ぶ、イノベーティブなトピックランキング10(海外編)
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2023年も、美容業界のさまざまなイノベーションを目の当たりにしてきた1年。編集部メンバーが印象に残った記事を勝手にランキング形式で紹介する。国内編につづき、今回は海外編だ。
【第10位】NFT活用のユーザーロイヤリティプログラム
資生堂UKと、英国の気鋭のクリエイティブエージェンシーCULTが組んだNFTによるファンコミュニティに特化した施策は、ブランドのもつ「らしさ」を失わずにデジタル空間での静かな熱狂を生み出す試みとして学ぶところが多い。
【第9位】化粧品ブランドがロブロックスで本気のゲーム展開
米美容ブランドe.l.f.が、人気メタバースプラットフォームのロブロックスでオリジナルの(つまりコラボではない)「起業家ゲーム」を立ち上げた。いつもながら、e.l.f.のオンライン施策の振り切りっぷりはさすがというほかはない。
【第8位】3Dプリンターでパーソナライズなサプリメントグミ
大規模な工場でなくても、独自の3Dプリンターを設置することで、各国の素材も生かしながらパーソナライズされた栄養サプリメントグミが生産可能なことを示した事例。すでに、ニュートロジーナと組んだ肌診断からのパーソナライズグミの提供実績もある。
【第7位】中国市場で勝つのはバイオテック・ビューティか
不況の中国でも業績を伸ばしているのは、バイオテクノロジーに強い美容企業。そのひとつがPROYAを擁する珀莱雅化妆品股份だ。社会性のあるメッセージで消費者の心をつかみ、使った人がその機能性に満足してファンであり続ける。そんな好循環を生み出している。
【第6位】米ウルタはテックカンパニーである
下記の記事自体は2022年のものだが、2023年11月のウォール・ストリート・ジャーナルのインタビューによれば、ウルタのロイヤリティプログラム会員は4,200万人にのぼり、取得したデータにもとづく成長戦略に加え、リテールメディアも順調とのこと。小売店でありながら、その中身はテックカンパニーを思わせる。
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