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2023年も、美容業界のさまざまなイノベーションを目の当たりにしてきた1年。編集部メンバーが印象に残った記事を勝手にランキング形式で紹介する。まずは国内編から。

【第10位】 まったく新しいデカフェコンセプト

美味しいデカフェをテクノロジーでサステナブルに生産でき、かつ「カフェイン量を選べる」コンセプトは、世界でもあまり例がない。ウエルネス・美容領域とも相性がよい分野で、これを日本のスタートアップが果敢に挑戦していることに感銘。

【第9位】 いち早くGPTによるチャットを実現

生成AIをビジネスにどう生かすか。美容業界での一番乗りとして、LIPS内にGPTによるビューティアドバイザーが2023年6月に実装された。安全性、正確性のチューニングにも注力しており、自社データとのかけあわせでこれからどんどん賢くなっていくことに期待。

【第8位】 社内の知見ゼロからのVR

いきなり世界最大級のVRイベント「バーチャルマーケット」に出展、初のメタバース挑戦で、知見はゼロからのスタート。それでも施策は大成功だった。机上で案が完ぺきにならなくてもまずはやってみる、という実はなかなか難しいことを、楽しみながらやり遂げた事例として心からの拍手を送りたくなった。

【第7位】 現場の課題をスマートデバイスミラーで解決

もともとは別のソリューションのため、現場にはりついて課題抽出を行っていたところ、結果としてさらに大きな課題に気づき、理美容室のスマートデバイスミラー開発にいたった。課題によりそったスマートデバイスミラーのもつポテンシャルは大きく、理美容室のあり方を変えるかもしれないと強く感じた。

【第6位】 関係者全員がハッピーな美容プラットフォーム

インフルエンサーマーケや運用型広告の課題を全方位で解決したいという思いでうまれたプラットフォームは、結果的に（投稿者でもあり消費者でもある）ユーザー、小売店、ブランドと、関わる人全員がハッピーである状態を仕組み化したことに大きな可能性を感じた。