見出し画像

セフォラは用途別に3つ。WeChatミニプログラムの美容業界における活用法

New English article
◆ 新着記事をお届けします。以下のリンクからご登録ください。
Facebookページメルマガ(隔週火曜日配信)
LINE:https://line.me/R/ti/p/%40sqf5598o

2018年11月に香港のコスモプロフアジアで開催されたコスモトーク。WGSNの美容におけるニューエイジトレンドに続いて紹介するのは、“Leveraging WeChat’s New Features as a Beauty Brand”(美容ブランドはWeChatの新しい機能をどう活用するか)。上海を拠点に、WeChatに関わるシステムデザイン開発を請け負うエージェンシー31TenのCMOで、フランス出身のジョセフ・レブーク(Joseph Leveque)氏が、中国以外のユーザーには馴染みの薄いWeChatミニプログラムの全容を解説する。

中国本土であらゆる日常活動のプラットフォームとなっているWeChat。ユーザー数が10億人と、ガラパゴスと呼ぶにはあまりに大規模だ。

画像1

31Ten CMOのジョセフ・レブーク氏

レブーク氏のトークでは、このWeChatをベースにしたブランド戦略の鍵となる「ミニプログラム(小程序)」の活用が、中国市場での展開を狙うビューティーブランドにとっていかに有用であるかを力説。以前、別記事でもWeChatのミニプログラムや、微商の仕組みを紹介しているが、今回はWeChatの全容を俯瞰してのプレゼンテーションでもあり、WeChatの基礎知識も学べる絶好の機会となった。

WeChatは生活全般のプラットフォーム

「WeChatとは何かを説明するときに、かつてはわかりやすく説明するためにも『電話、インスタグラム、スカイプ、Pinterestなどがすべて1つにまとまったサービスだ』と話していた。これがその頃私が使っていた図表だ」とレブーク氏が見せたのが、こちら。

画像2

出典: 31Ten

「しかし、現在では、それをはるかに超える範囲の活動を網羅していることを示す、こちらの図表こそがその実体を正しく説明している」。これを見れば、その役割の幅広さと深さがうかがえる。

画像3

出典: 31Ten

ちなみに、以前の図表の当時以降、決済サービスであるWeChat Payが加わり、WeChatの機能が飛躍的に進化した。急速にキャッシュレス化が進む中国では、「物乞いもQRコードを差し出す」という中国のリアルな状況も、レブーク氏のスライドにはしっかり含まれていた。

続きをみるには

残り 1,526字 / 5画像

このマガジンを購読すると、バックナンバー記事を制限なくご覧いただくことができます。

BeautyTech.jpは最新1カ月の記事は無料、それ以前の記事は全文閲覧が有料です。「バックナンバー読み放題プラン」をご利用ください。

このマガジンを購読すると、バックナンバー記事を制限なくご覧いただくことができます。

「バックナンバー読み放題プラン」の法人・企業様向けプランです。社内限定で転用・共有していただけます。