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韓国コスメのAIレコメンドアプリ、新登場の「ビューティチュ」、「Ticker」は日本上陸

BeautyTech.jp

韓国では人工知能(AI)を使ったコスメのレコメンドアプリが続々と登場している。なかでもロジックのユニークさで目を引くのが、2021年8月、消費のデータ収集・解析を専門に行うビッグデータ企業・DFINE が発表した、インディーズブランドコスメに特化の「ビューティチュ(뷰티츄)」だ。それに先立つ同年3月に、韓国でリリースされた、同じくレコメンド機能を持つアプリ「Ticker」は日本上陸のニュースも報じられている。2つのサービスの内容についてレポートする。

インディーズブランドに特化したビューティチュ

DFINEのAIレコメンドアプリ「ビューティチュ」には、明確なコンセプトがある。韓国内に存在する多数のインディーズブランドのなかから、ユーザーに最適なコスメを発見・推薦するというものだ。報道によれば、韓国のインディーズブランド数は2019年の段階で、1万5,000以上とされている。大手化粧品企業も、こういったインディーズブランドが競争相手として無視できないほど大きくなっていることに危機感を抱いていると業界関係者は話す。

出典:ビューティチュ公式サイト

その背景には、OEMプラットフォームやアクセラレーター、また小売業界による囲い込み戦略など、インディーズブランドの立ち上げおよび成長のためのエコシステムや外部環境が確立してきている現状があげられ、今後もブランド数の増加は続くとみられている。

実際に、ロレアルに買収された「3CE(スリーシーイー)」やエスティローダーの傘下入りを果たした「Dr.Jart+(ドクタージャルト)」、韓国セフォラと独占販売を決めた「AMUSE(アミューズ)」など、人気を集め成功したインディーズブランドも少なくない。全体的にみるとさまざまにニッチな特徴をもつ新興ブランドが次から次に登場している状況だ。 

そんななかで、多くのインディーズブランドには共通した悩みがある。それは、オンライン・オフラインの双方でメジャーブランドや他ブランドとの違いを際立たせるマーケティング手法や、競争力の維持だ。消費者側にとっても、膨大な数のブランドのなかから、自分に合うインディーズブランドをみつけだすのは困難を極める。DFINEは、こうした状況に目をつけ、課題に特化したAIレコメンドアプリとして、ブランドとユーザーのマッチングを実現するビューティチュをリリースした。

3名の仮想AIキュレーターがそれぞれのロジックでコスメを提案するビューティチュ

ビューティチュは、成分や効能、感性品質などの情報を分析することで、製品として競争力があり、かつ各ユーザーの志向と合致すると判断した商品をレコメンドする。その際にユーザーインターフェースとなるのは、「シア」「ダラ」「ジェナ」という3名の仮想AIキュレーターで、それぞれ異なるロジックで商品をレコメンドしていくのが特徴だ。

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