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インドネシアでも突出する美容スタートアップ、SociollaとERHA.DNAのユニークネス

◆ English version: Social distancing no barrier to Indonesia’s Social Bella’s rapid growth in e-commerce and tech beauty
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前回のインドネシア美容市場の記事でもふれたように、インドネシアで初のビューティテック系ユニコーンになるかと期待される化粧品専門ECサイトの運営企業 Social Bellaと、肌情報やDNAのAI解析にもとづくパーソナライズした商品提案を行う ERHA.DNA。躍進めざましいインドネシア発祥のスタートアップのサービスを紐解く。

インドネシアは「東南アジアのテックハブ」として知られ、ECとフィンテックを中心にテクノロジー領域のスタートアップへの投資が盛んに行われている。ビューティテック系の有望なスタートアップやブランドも生まれており、新型コロナウイルス感染拡大にともなう消費者の購買行動の変化を成長につなげる努力をしている。

同国最大の美容化粧品専門ECの運営企業と、オンライン問診、肌情報、DNA情報をAIで解析し、個々の消費者に最適の自社スキンケア商品を提案する新興ブランドに、事業戦略やパーソナライゼーションの仕組みを聞いた。

ECからブランド支援まで包括的エコシステムを構築

インドネシアはユニコーンの数が東南アジアで最も多いとされ、CB Insightsによると、7月半ば時点でEC大手のTokopediaとBukalapak、配車サービスを手掛けるGojekなど5社を数える

同国初のビューティテック系ユニコーンになると期待されているのが、YJキャピタルやアイスタイルなども出資する、インドネシア最大の美容化粧品専門ECサイト「Sociolla」を運営するSocial Bellaだ。3人の共同創業者の1人でCMOのクリサンティ・インディアナ(Chrisanti Indiana)氏は、インドネシアで成功した女性起業家としても名が通っている。

Social Bellaは2020年7月はじめ、シリーズEラウンドで5,800万ドル(約61億5,000万円)を調達したと発表。ウィズコロナ・ポストコロナ時代における潜在的成長力を示し、既存投資家から資金を集めた。

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