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「イージーテム」や「ミミボックス」も上場準備へ、魔女工場やAPRに続く韓国発美容企業のIPO

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韓国ではビューティ業界の中堅・新興メーカーやスタートアップの業績好調を象徴するかのように、上場(IPO)を目指す企業が増えている。美容機器メーカーAPRやスキンケアブランド魔女工場など、先行の大型IPOの成功により、美容分野に注目する投資家も増えており、今後も上場ラッシュは続きそうだ。直近で上場をはたした企業、上場準備に入ったプレイヤーなど、K-Beauty企業の最新上場事情について紹介する。


ユニコーン級の上場に沸く韓国美容業界

韓国では業績が振るわない大手化粧品企業ブランドとは対照的に、独自成分の開発や積極的な海外展開などの施策により、業績を伸ばす中堅・新興ブランドが増加している。

こうしたなか、ユニコーン級の成長をうかがう企業もおり、2023年から2024年にかけてIPO事例が相次いでいる。2023年に美容業界の上場ラッシュの口火を切ったのは2012年創業の魔女工場だった。同年6月8日に上場をはたした同社は、スキンケアブランド「魔女工場」(社名と同名ブランド)、ヴィーガンコスメブランド「OUR VEGAN(アワー ヴィーガン)」に加え、香りへのこだわりを特徴とするパーソナルケア製品を展開する「Banilla Boutique」や、カラーメイクアップブランド「NO MERCY」などを運営する企業だ。

出典:魔女工場公式サイト

上場後の時価総額は一時的に約8,000億ウォン(約880億円)を突破し、美容業界のみならず韓国社会全体から大きな注目を浴びた。

魔女工場に続き、同年7月24日にはスキンケアブランド「WONJIN EFFECT(ウオンジン エフェクト)」「URIID(ユリード)」などを保有する化粧品メーカーで、2005年設立のビューティスキン(BEAUTYSKIN)が、また、11月23日には化粧品用の有機UVフィルターを主力製品とする、同じく2005年設立のエーエステック(ASTech)がそれぞれ上場に成功している。

エーエステックはもともと原薬(薬品に含まれる有効成分)を生産する企業だったが、化粧品原料にも事業領域を拡大。コロナ後の消費や外出機会の回復に伴うUVフィルターの需要増加をきっかけに急成長を遂げている。

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