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ファーメンステーションが新原料開発でOEM事業開始、グローバル展開も視野へ
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ファーメンステーションが新原料開発でOEM事業開始、グローバル展開も視野へ

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ファーメンステーションの、未利用資源を化粧品原料へアップサイクルする発酵技術に注目が集まっている。同社の技術は、アップサイクル原料の製造過程で出る残渣も家畜の飼料になるなど、循環型の仕組みを提供できるのが大きな特徴で、食品など複数の大手企業とパートナーシップを組んできた。いま新たに取り組んでいるのがサステナブルコスメのOEM事業だ。今後の展望を株式会社ファーメンステーション 代表取締役 酒井里奈氏に聞いた。

サステナブル原料の採用でSDGsに貢献

自社工場のある岩手県の休耕田で作られた有機オーガニック米由来のプレミアムエタノール製造を独自の発酵技術で成功させたファーメンステーションは、りんごの絞り残渣や規格外のバナナやぶどうなどからも同じようにプレミアムエタノールを生み出せるとして、大手企業との協業を進めている。JR東日本スタートアップ株式会社、全日空商事株式会社、アサヒクオリティーアンドイノベーションズ株式会社、カルビー株式会社といった大手企業とともに行った製品開発は、2022年4月時点で10件を超えた。

ファーメンステーションの未利用資源再生・循環パートナーシップ事例
出典:ファーメンステーション公式サイト

ファーメンステーションでは、そのプレミアムエタノール以外にもさまざまなアップサイクル原料を生み出している。

2021年3月には、岩手県産ヒエのヌカを化粧品原料化したヒエヌカオイル、ヒエヌカエキスの生産もスタート。日本最古の穀物ともいわれるヒエは健康食品として注目を集める一方で、その精製過程の副産物であるヌカは、畑の肥料や家畜飼料に混ぜる以外の用途がない未利用資源となっていた。

ヒエヌカから抽出されたオイルやエキスに含まれるルテイン、ゼアキサンチン、ビタミンE、リノール酸といった美容成分に着目したプレミアアンチエイジング株式会社は、新メンズライン「DUO MEN」でヒエヌカオイルを採用。これにより、岩手県花巻で年間約2トン排出されるヒエヌカの約20%を、アップサイクルを通じて化粧品原料として活用することが可能になるという。プレミアアンチエイジングでは、SDGs施策の一環として、日常のスキンケアを通したサステナブルをブランドとして展開していく考えだ。

また、株式会社ユーグレナは、ファーメンステーションがオリジナル酵母・麹で仕込んだときにできる蒸留粕から抽出される米もろみ粕エキスを、2022年5月に販売開始予定のライフスタイル新ブランド「lavita ORGANICS」のスキンケア、ヘアケア、ボディケアの共通成分として採用する。この米もろみ粕エキスは、アップサイクル原料であるだけでなく、セラミドやアミノ酸を多く含み、保湿やバリア機能をサポートする機能があり、テクスチャー、見た目、安定性、香りなどが総合的に評価されたという。

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