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韓国マイクロバイオームコスメ5社の事例、大手製薬&バイオ企業による「UIQ」は日本上陸

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マイクロバイオーム(微生物叢)に注目する世界的トレンドが加速するなか、韓国でも大手化粧品メーカーやOEM事業者、製薬会社、そして、マイクロバイオームに特化したバイオ企業が、続々とマイクロバイオーム化粧品市場に参入している。各社が保有する研究成果やブランド概要を紹介する。


韓国のマイクロバイオームコスメ開発、その最前線の5社

マイクロバイオームは、ヒトの体内や土壌、水中、大気などに存在する微生物の総体、もしくは「微生物コミュニティ」「細菌のエコシステム」などと定義されている。美容・ヘルスケア業界においては、マイクロバイオームを活用した製品開発が加速しており、ユニリーバ、ジョンソン・エンド・ジョンソン、ロレアルなどのグローバル大手も積極的に取り組んでいる。

グローバル市場のトレンド動向と軌を一にし、韓国国内においてもマイクロバイオーム化粧品に対する注目は高まっている。韓国・生命工学政策研究センターの報告書「Global Microbiome Industry」によれば、韓国国内のマイクロバイオーム市場(化粧品を含むパーソナルケア商品およびサービス)は、2019年の2億3,000万ドル(約332億円)から、2023年には4億7,000万ドル(約679億円)に伸長し、年平均19.6%の成長が見込まれている。さらなる市場拡大の見通しを受け、大手メーカー、製薬会社、マイクロバイオームに特化したバイオ企業、OEM事業者などが同市場への参入に拍車をかけている。最新事例を持つ5社を紹介する。

⚫︎約80年の歴史をもつ乳酸菌研究企業、イルドン製薬の「First Lab」

マイクロバイオーム研究にもとづくコスメを展開する韓国ブランドとしては、まずイルドン製薬が運営する「First Lab」が高い知名度をもつ。

出典:First Lab公式サイト

マイクロバイオーム製品は、微生物が働きやすい環境に整えるプレバイオティクスと、生きた微生物を与えるプロバイオティクス、そして、有機酸やペプチドといった微生物の代謝成分を取り入れるポストバイオティクスなど、主に3つの方向で開発が進められている。なかでも、First Labはプロバイオティクスに強みを持つブランドだ。なお、プロバイオティクスの定義は時代とともに変遷しているが、現在は「適正な量を摂取(あるいは塗布)したときに有用な効果をもたらす生きた微生物」とされている。

イルドン製薬は約80年にわたり乳酸菌を研究してきた歴史とノウハウを持ち、韓国国内で初めて乳酸菌医薬品の認可を受けた企業として認知されている。自社で5,000種類以上の種菌を保有する同社は、化粧品業界がプロバイオティクスをはじめとするマイクロバイオーム技術に高い関心を寄せている状況に着目。2017年にFirst Labをローンチし、化粧品市場への参入を果たした。

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