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バルクオムはメイクラインと初の旗艦店、グローバル展開で第二フェーズの成長へ

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メンズコスメブランド「バルクオム」が、2021年8月10日、ブランド初となる旗艦店を新宿マルイ本館 1階にオープンした。同時に、約2年の開発期間を経て誕生したメイクアップラインもリリース。ブランド設立9年目を迎え、日本のメンズコスメ市場を牽引してきたバルクオムが、今の日本市場をどのように捉え、世界No.1シェアブランドへの道のりを描いているのか、株式会社バルクオム 代表取締役CEO 野口卓也氏に話を聞いた。

最新テクノロジーを駆使したブランド初となる旗艦店

ブランドカラーであるブラックとホワイトを基調とした「BULK HOMME THE STAND(バルクオム ザ スタンド)」は、新宿マルイ本館1Fの表通りに面したApple 新宿のちょうど真裏にあたるスペースを占め、誰もがふらっと気軽に立ち寄って、ブランドの世界観とともにメンズコスメを試せる体験型ストアだ。「メンズビューティの革新と発信」をコンセプトに、店内にはクリエイティブを支えるテクノロジーが随所に採用されている。

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通路に面して設置された
3Dホログラムディスプレイ

店舗上部と側面に配置された3Dホログラムディスプレイには、バルクオムのロゴとメイクアップラインのコンセプトムービーが立体的に映し出され、通行人の目を引きつける。店内に足を踏み入れると、中央には大型ミラーサイネージ「デジタルミラー」が3台設置されており、鏡に映った自身の肌の色と比較しながらコンシーラーなどのメイクアッププロダクトのカラー選択が可能で、使い方を説明する動画も一緒に見ることができる。

ブランドの世界観に合わせて、ミラーサイネージを組み込む什器の装飾もインハウスデザイナーがディレクションを担当しており、ソフトウエアに関しては、どのように製品提案を行うのがよいのかを社内で議論を重ね、他社サービスをAPIで組み込むのではなく自社で開発したという。

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店内に設置された
大型ミラーサイネージ
撮影:編集部

出店にあたり、株式会社丸井グループからは、スタッフの派遣や店舗デザインの支援のほか、提携クレジットカード「BULK HOMME エポスカード」の発行などの協力を得ている。出店時には同社からのプレスリリースも配信された。

野口氏は、ブランドシェア最大化のためのひとつの施策として店舗展開の選択肢は以前からあったと話す。しかし、メンズスキンケア人口が一定数以上にならないと厳しいとの予想から、タイミングの見極めの難しさも感じていたという。今回、出店を決めたのは、ちょうどバルクオムにメイクアップラインが加わり、“メンズビューティ”という価値をトータルで提案できるようになったからだ。

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