COCO.skinなど既存の化粧品アイテムとのパーソナルマッチングを実現するサービス
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次々と新製品やブランドが登場する化粧品のなかから、いかにして自分に合ったスキンケアを選ぶのか。そんな消費者の悩みに応える肌診断×レコメンドサービスが、相次いで登場している。”パーソナライズマーケット”の「COCO.skin」を運営する株式会社Skin Code 代表取締役の三輪みゆき氏に話を聞くとともに、国内外の関連サービスの状況を紹介する。
スキンケアの開発・研究者たちの診断ロジックに強みをもつCOCO.skin
株式会社Skin Codeが2021年9月末にリリースした”パーソナライズマーケット”「COCO.skin」は、化粧品が多すぎて選べないという課題を感じるユーザーと化粧品の最適なマッチングを目的とするサービスのひとつだ。大きな特徴は、31からなる問診でユーザーの肌状態を詳細に把握し、その肌状態に最適な成分処方を持つスキンケアをマッチングすることだ。ユーザーはそのレコメンドされた商品をCOCO.skinから直接購入できる。
Skin Codeは大手OEMメーカーや化粧品メーカーの開発・研究部門に従事した経験のあるメンバーによって設立された。代表取締役 三輪みゆき氏は、COCO.skinの開発経緯について次のように説明する。
「スキンケア製品が数えきれないほど市場に流通している昨今、ユーザーが最適な商品をみつけ出すことがますます難しくなっている。また商品の増加に伴いミスマッチが常態化することで、ユーザーのスキンケア商品に対する満足度も低下傾向にあると考えている。化粧品業界内の開発・研究部門に従事してきた創業メンバーたちと、この状況をどうにか打破したいという思いで一致した。それがCOCO.skinを開発した動機のひとつだ。ここ数年ではカスタムメイドやオーダーメイドコスメもトレンドになりつつあるが、一人ひとりのユーザーの悩みをパーソナライズソリューションとして適切に提供するには限界がある。私たちとしては、すでに世に出ている商品をしっかりとマッチングしていくほうが、ユーザーにとってメリットが大きいと考えている」
COCO.skinの強みのひとつは、ユーザーの肌タイプや潜在的な悩みを科学的に分析する独自の問診機能だ。ユーザーが自身で認識している肌状態、ニキビや皮脂の度合い、スキンケア直後の肌の状態などを問う、化粧品の商品開発・研究者の視点とノウハウから作成された全31項目の質問が用意されている。
回答終了後、ユーザーの肌は384パターンに分類された肌タイプのうち該当するナンバーにカテゴライズされ、8角形のレーダーチャートで肌悩み・トラブルの指数が可視化される。最終的に、ユーザーがレコメンドしてほしい商品カテゴリーから1つ、他の2つの商品カテゴリーからもCOCO.skinがユーザーの肌悩みにおすすめする商品を各1つの計3つがレコメンドされる。つまり成分や処方データが肌のパターンに最も適合するアイテムが優先的に紹介される仕組みだ。
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