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PIM(商品情報管理)がもたらす美容ブランドや小売へのベネフィット、Contentservが示す事例

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膨大で複雑な商品データを効率的に管理し、すべての流通チャネルにおいて製品情報が正確で一貫性があり、最新であることを保証するPIM(商品情報管理)は、SKUが多く、商品データやパッケージなどの変更が多い美容業界で役立つソリューションとして注目が高まっている。PIMソフトウェアを提供するリーディングカンパニーのひとつであるグローバル企業 Contentserv(コンテントサーブ) に、その利点と活用法を聞いた。


オムニチャネルでの展開をスムーズにするPIM

PIMとはProduct Information Managementの略で、商品情報をカテゴリーやシリーズごとに整理・分類するほか、商品に関するさまざまな情報を編集・登録するなどして一元管理ができるものだ。さらには、整理された商品の情報を、ECサイトやWebサイトの商品ページ、印刷物の商品カタログをはじめ、SNSでの発信など、さまざまな販促の場面で活用したり、部署を超えて共有したりできる。

ここでいう「商品情報」とは、大きく3つに分類でき、1つは価格や成分といった仕様の属性情報。2つめは、キャンペーン情報や販売時の販促キット構成など販促の属性に関するもの。そして3つめは、ブランディングの画像やキャッチコピー、テキスト、クチコミ情報など商品を情緒的に訴求しているものだ。

PIMの必要性に注目が集まってきた一番大きな要因として、ドイツを本拠地に日本を含む89カ国でサービスを展開する株式会社Contentserv セールスマネージャー 小菅徹哉氏は「日本国内でも事業領域のデジタル化が進んでいる」ことをあげる。

「コロナ以降、消費者のEC利用が加速するなか、より深い情報提供をするためにPIMを活用したい、あるいは、より多くのチャネルで情報発信をしたいとの要望が増えてきた。また、サイズや価格といった商品のスペックだけではなく、たとえば、カーボンニュートラルなどの環境に配慮する取り組みや、食品であればカロリーや産地といった、商品の魅力を伝えるために必要な情報が多様化しており、それぞれのチャネルに適切な商品情報を正確に、かつスピーディに提供することへのニーズが高まっている」(小菅氏)

株式会社Contentserv セールスマネジャー 小菅徹哉氏
プロフィール/国内SI企業、外資系ソフトウェア企業、SNS運営企業を経てContentservに入社。セールスとして日本市場を担当する。顧客のグローバルマーケティング、デジタル変革、オムニチャネル戦略の課題を解決するためのソリューションを提案

すなわち、スマートフォンやSNSの普及に伴い、複数の販売チャネルを活用するオムニチャネル化が進むなか、顧客との接点を増やすことや、ユーザーが欲しい商品情報を的確なタイミングとチャネルで表出することの重要性が高まり、それを実現するための商品情報管理手段としてPIMが注目されているというのだ。

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