生成AIを活用したアバター作成アプリMIAOYAが中国で人気、メタバース内でも活用へ
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アリババグループのYoukuが運営するアバター生成アプリ「MIAOYA(妙鴨相機)」がいま中国で話題だ。アップロードされたユーザーの画像をもとに、本人に類似したリアルな表現のアバターをAIで作成する機能はメタバースでの活用、美容ブランドとのコラボレーションも今後期待できそうだ。
無料でアバターの顔画像がAI生成されるMIAOYA、ユーザー殺到の理由
中国のアバター生成アプリ「MIAOYA(妙鴨相機)」は「Fabulous Duck(素晴らしいアヒル)」の愛称で親しまれ、OpenAIのChatGPTと同様の生成AI技術を中国で初めて採用したアプリとされている。
2023年7月にテンセント(騰訊控股)のチャットアプリWeChat(微信)のミニプログラムとしてリリースされ、SNSのウェイボー(微博)の公式アカウントのフォロワー数が143万を超える注目を集めている。現在はアプリ版もリリースされ、撮影したユーザーの画像をアップロードすると本物の人間を思わせるリアルな質感で、古代中国風やビジネスポートレートなどさまざまなアバターの顔画像がAIによって生成される。
これまでも「海馬雲」や「優鏈時代」などアバター生成サービスを提供する企業はあったが、独自のプラットフォームや専用機器を利用するものが多く、アプリで誰でも気軽に利用できるサービスはあまりなかった。加えて、後述するが、MIAOYAは無料の体験版を用意したこともユーザーの急増につながったと考えられる。
オンライン旅行予約サービス「Ctrip」との提携で世界の名所テンプレートを提供
MIAOYAアプリは、顔の正面を含めた複数枚の画像をアップロードすると、AIが自動でアバターポートレートを生成する。基本構造はPerfect Corp.のYouCamアプリ「AIマジックアバター」に似たようなサービスだ。
MIAOYAでは、当初生成に必要な画像は20枚だったが、ユーザーから「多すぎる」との声が少なくなかった。そこでさらに開発を進め、8枚の画像で本人との類似度が通常の7〜8割程度のレベルで生成が可能な「体験モード」を設け、9.9元(約200円)の利用料金も無料にして提供した。
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