「Japan Beauty and Fashion Tech Awards 2022」アイスタイルとWWDJAPANで開催
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アイスタイルは「人を幸せにするイノベーション」をテーマに過去2回開催してきた「Japan Beauty Tech Awards」を進化させ、2022年度は、美容・ファッション領域をカバーする株式会社INFASパブリケーションズ運営の「WWDJAPAN」との共催で、美容やヘルスケアに加え、ファッション分野にも領域を広めた「Japan Beauty and Fashion Tech Awards 2022」としての開催を決定。2022年9月30日より公募を開始した。
ビューティ、ファッションの2部門で「人を幸せにするイノベーション」を選出
さまざまな業界でデジタルシフトが加速し、顧客体験はもとより、働く人の環境も⼤きく変わるなか、それを支えるDXとして、美容や、美容領域に近いヘルスケア、ファッション領域のイノベーションやテクノロジーにかかわる活動をエンパワーし、周知することで、美容業界をはじめとした領域の変革を推進したいという思いで設立された「Japan BeautyTech Awards」。テーマとして「人を幸せにするイノベーション」をかかげ、2019年に第1回、2021年に第2回が開催された。
第3回となる2022年開催の今回は、アイスタイルと美容・ファッション領域をカバーする専門媒体「WWDJAPAN」を運営する株式会社INFASパブリケーションズとの共催で実施することが決まった。カテゴリーをBeauty TechとFashion Techの2部門に分け、前者では美容や、美容領域に近いヘルスケア、後者ではファッション分野のイノベーションやテクノロジーを表彰する。
審査委員長は第1回、第2回に続き、A.T.カーニー 日本法人会長であり、CIC Japan会長の梅澤高明氏だ。そして、同じく第1回から審査員をつとめる一橋大学 ソーシャル・データサイエンス教育研究推進センター 教授 七丈直弘氏のほか、Numéro TOKYO(ヌメロ・トウキョウ)編集長 田中杏子氏と、一般社団法人 Femtech Community Japan 代表理事 皆川朋子氏、Takram コンテクストデザイナーで
慶應義塾大学SFC特別招聘教授 渡邉康太郎氏が新たに審査員に加わった。
「Japan Beauty and Fashion Tech Awards 2022」応募要項
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主催
第1回目、第2回目は社会的にもインパクトのある企業・サービスが受賞
2019年の第1回では、パーフェクト株式会社の「ユーザー向けARメイクアプリ『YouCamメイク』や法人向けARメイクアップ等のビューティソリューションの展開」が大賞を受賞。準大賞には肌に極細繊維を吹き付けて極薄膜を形成する花王株式会社の「ファインファイバー技術」が、特別賞には、休耕田を活用して栽培したオーガニック米等からつくるプレミアムエタノールなど、株式会社ファーメンステーションによる「未使用資源×発酵でつくるサステナブル化粧品原料」と、株式会社Lily MedTechの「痛みや被ばくのない乳房用超音波画像診断装置」の2つが選ばれた。
2021年の第2回では、基礎研究の分野から、日本メナード化粧品株式会社による幹細胞とゲノム編集の技術を応用した三次元培養皮膚(人工皮膚モデル)の作製技術である「刺激に敏感な肌を再現した新たな皮膚モデルの開発」が大賞となった。また準大賞には、株式会社TRULYの女性の更年期の悩みをチャットで女性医師チームに相談ができるオンラインサービスを福利厚生として導入できる法人向け月額定額パッケージ「TRULYチャット相談 for Business」が選ばれた。特別賞は、第1回で大賞を受賞したパーフェクトがARバーチャルメイクのみならず、美容企業が導入しやすく顧客体験を向上させるさまざまなサービスを提供し「殿堂入り」となったほか、オルビス株式会社のヒューマンタッチを残しながらも物流のオートメーション化に取り組んだ同社東日本流通センターの出荷ライン 「通販向け出荷ラインに無人搬送ロボット(AGV)を導入し自動化促進」が選出された。
第1回大賞、第2回で特別賞を受賞し殿堂入りしたパーフェクトのARメイクアップは、その後GoogleやYouTubeにも搭載されるなど、美容業界のインフラと化している。第1回準大賞の花王は、ファインファイバー技術を応用した「バイオミメシス ヴェール」の化粧液と化粧下地を進化させた新製品を2022年7月に発売。改良により、化粧液では形成される極薄膜の強度などを高め、化粧下地では膜の肌への密着性などを高めたとする。部分的な使用だけではなく、全顔メイクも可能な仕様とするなど、利便性も向上させている。第1回特別賞のファーメンステーションは東北地方に拠点をおくドラッグストア薬王堂とスキンケアシリーズ「and OHU(アンオフ)」を共同開発するなど、OEM・ODMの事業をさらに拡大し、B Corp認証も取得。第2回準大賞のTRULYは女性のみならず、男性の更年期に向けたコンテンツも拡充し、男女のホルモンによる不調に寄り添う企業へと成長している。
Text: BeautyTech.jp編集部
Top image: Japan Beauty and Fashion Tech Awards 2022事務局