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日本進出のRevieve、ARメイク・肌分析からレコメンド、アドバイスまでの体験を提供

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自社開発のAI/ARを活用したビューティプラットフォームやパーソナライズ体験を提供するフィンランド発のビューティテック企業 Revieveは、2021年12月、新商品「AIメイクアップアドバイザー」をリリース、さらにグローバルなドラッグストアチェーンを擁するA.S. Watson Groupとの提携を発表した。同年6月には日本事務所を開設し、本格上陸を果たしている同社のサービスの概要とブランドやリテールにとっての利点、今後の日本での展開について、Revieve Oy 日本カントリーマネージャー 森悠祐氏と、Revieve Oy マーケティング&コミュニケーションマネージャー キンバリー・オギルブ(Kimberly Oguilve)氏に聞いた。

肌診断やARトライアルから商品レコメンド、さらにはアドバイスまでを提供

フィンランドの首都ヘルシンキにヨーロッパ本社を構えるRevieve Oyは、ビューティブランドやリテールをパートナーとして、独自のテクノロジーである「Revieve Health-Beauty-Wellness Platform」を通じて、スキンケア、コスメのパーソナライズ体験をエンドユーザーに届ける。

その大きな特徴は、肌診断や分析、メイクのバーチャルトライオンのみならず、取得したユーザーデータにもとづき、各自に適切な商品やサービスのレコメンドから、さらにはトリートメント方法やメイクメソッドといった、一人ひとりのニーズに即したアドバイスまでを提示する点にある。この「より深いアドバイザー体験」の提供こそが、競合他社との一番の違いだと森氏は語る。

Revieveの採用企業には、資生堂EMEA(ヨーロッパ、中東、アフリカ)&US、Ulta Beauty、No7をはじめ、美容やウエルネスにおけるトップブランド企業がおり、世界各地で展開している。

2021年12月2日に発表された新サービス「AI メイクアップアドバイザー」も、データに裏付けられた一歩踏み込んだ提案が受けられる設計だ。基本コンセプトは「3ステップで完結」で、ユーザーがスマートフォンに入力した自身の情報や要望、悩みなどを聞き取る「Hear」にはじまり、ユーザーの自撮り顔画像をAIが分析する「See」、そして、目と唇、肌の3つのポイントで各自にあった商品アイテムを使用したおすすめのデジタルメイクアップ体験を提供する「Empower」の、3段階のエンゲージメントとしている。

AI メイクアップアドバイザーを採用した企業やブランドは、マッチングによってエンドユーザーと商品のダイレクトなタッチポイントを築けるのに加え、「得られたファーストパーティデータを活用することで、顧客の商品探索から購買に至るまで、シームレスなカスタマージャーニーを構築するのに必要なデータ分析が可能になる」と森氏は説明する。あわせて「どんな属性や志向を持ったユーザーが、どの商品を好むか」「コンバージョン率が上がるレコメンドはどのようなものか」といった行動データが可視化されるので、顧客理解を深めてマーケティングや商品開発に反映させることも可能だという。

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