LG生活健康はM&Aで急成長中、LG電子の美容機器でグループ相乗効果はいかに
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LG生活健康はM&Aで急成長中、LG電子の美容機器でグループ相乗効果はいかに

◆ English version: LG H&H calling: How this Korean company is thriving with M&A
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韓国を代表する財閥の1つであるLGグループ傘下で、ビューティ関連では3,600億円の売上で韓国の化粧品会社としては2番目の規模である「LG生活健康(=LGハウスホールド&ヘルスケア。以下、LG生活健康)」の躍進がめざましい。2019年4月末には、北米で25万人の販売スタッフを抱えるNew Avonを買収。中国・日本に続き、米国でのセールス強化に乗り出した。LG生活健康の伸長の背景には何があるのか。韓国国内・海外の状況をまとめた。

LG生活健康は、1947年にLGグループの創業者が、現在のLG化学(創業当時はラッキー化学)で韓国国内初の化粧品の生産を開始したことにルーツを持つ。1997年にLG化学に生活健康事業部が作られたが、同年のアジア経済危機でLGグループも事業再編を余儀なくされ、その一環として、2001年に分社化し、現在のLG生活健康となった。

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Photo by Cineberg via shutterstock

M&Aをでビューティの売上を伸ばしてきたLG生活健康

同社は、2005年にP&Gにて数々の要職を経験した車錫勇(チャ・ソクヨン)氏を招聘し、積極的なM&Aを展開することで売上を伸ばしてきた。それまでは、化粧品と生活用品がビジネスの中心だったが、2007年に韓国コカ・コーラを買収して飲料に手を広げ、その後、ダイヤモンド・ウォーターやヘテ飲料などを買収し、飲料ビジネスを強化した。

化粧品領域では、韓方素材の高級化粧品「フー(The history of Whoo)」、機能性化粧品の「オフィ(O HUI)」などのプレステージライン、発酵化粧品「SU:M37」、ナチュラルハーブコスメの「ビリーフ(Belif)」などのハイエンド・マスブランドをメインに展開しつつ、2010年にザ・フェイスショップを買収し、アジアの若年層にアピールしうる低価格ブランドを事業ポートフォリオに加えた。メイクアップ化粧品強化のために2011年にVOVを買収。ドクターズコスメ系では2014年にCNP を買収し、プレステージとマスを自社ブランドで、中低価格セグメントをM&Aで展開しているのが特徴である。

2012年には、高齢化が進む先進国ではインナービューティへの関心が高まっていくとにらみ、また、日本でのチャネル拡大の目的もあわせて、エバーライフを買収した。外からの美容だけでなく、体の内側からの美容も含めた統合的なビューティを考えていることがうかがえる。

こうした動きを経て、LG化学から独立した2001年の化粧品事業の売上総額は7,720億ウォンだったが、2018年には3兆9,054億ウォン(約3,600億円)にまで成長を遂げたのである。

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