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シャネルからGlossierまで米国美容ブランドが#BlackLivesMatter支持を表明

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全米を揺るがす人種差別への抗議運動に賛同し支援する動きが、米国を中心とする美容関連ブランドの間で広まっている。Instagramにあげられた各ブランドのメッセージには、不当な差別にNoを言う強い意志と、生まれながらに差別を感じながら生きている人々への共感にあふれている。

2020年5月25日、ジョージ・フロイド氏が犠牲になった警官による黒人暴行死事件に端を発する抗議行動が全米に広がっている。それに呼応して、人種差別を廃し、個人の尊厳と多様性を守ろうという呼びかけが「#BlackLivesMatter」のハッシュタグのもとに拡散しており、多くの企業が賛同を表明。そのなかには、大手ラグジュアリーからD2C、スタートアップに至るまで多数の美容関連ブランドも含まれている。

米国セフォラ のプレジデント兼CEOのジャン・アンドレ・ルジョー(Jean-André Rougeot)氏は公開レターのなかで、「みなさんと同様に、アフリカ系米国人、そして、より広範囲な有色人種コミュニティの人々が受けた苦痛をニュースでみるにつけ、しばらくは言葉も出なかった。だがやがて、黙っていてはいけない、起こっている事態に向き合わなくてはという強い気持ちが湧いてきた」と語っている。この言葉は、不当な差別に立ち向かい戦う人々に対し、有形無形のサポートをするべく立ち上がった企業のリーダーたちの想いを代弁するものだろう。

ビューティ業界とは、性別も、人種も、年齢も、嗜好も問わず、すべての人が顧客となりうる産業だ。それは、個人が尊重される平和で公正な社会であればあるほど、ビジネスも活況を呈することを意味している。ビューティには人をエンパワメントする力がある。より良い社会の実現のために声を上がるブランドの姿は、国境をこえて人々の心に響き、世界を変える原動力にもなるだろう。

あえて黒一色で塗りつぶした画像をアップしたシャネルやディオールをはじめ、Instagramにあげられた美容ブランドからのメッセージを、わずか一部ではあるが紹介する。

♦CHANEL BEAUTY


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