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Takramがサポートするオルビス、KINSなど美容のブランディングと体験デザイン

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「デザイン」は決して表面的・部分的なものではなく、経営やブランドの理念、エンジニアリングまで含め、あるべき姿をユーザーにどう伝えるかという連続的なものである。その考え方で企業をサポートをするのがデザイン・イノベーション・ファーム Takramだ。 代表 田川欣哉氏、Takramで美容業界の事例を手がけたデザインエンジニア 緒方壽人氏、アートディレクター 山口幸太郎氏に、その重要性やデザインプロセスについて話を聞いた。

ユーザーは企業やブランドの「よさ」を総体で感じとる

デザイン・イノベーション・ファームTakramは、デザインとエンジニアリング(技術)の架け橋となってプロジェクトを統括する仕事を数多く手がけている。企業の組織分化によって、デザインと技術は相対する関係性に陥りがちで、それがブランディングを妨げる側面もある。が、ユーザーは、その企業やブランドの独自性や優位性を、総体として感じるものであり、技術だけ、デザインだけと部分的にとらえているわけではない。また、デザインと技術との関係性にとどまらず、経営またはプロジェクト理念からユーザー体験までをブランディングととらえてこそ、伝えたいことがぶれずに伝わる。

そういったそれぞれの点をつなげ、かつデザインとして具現化し、企業やブランドの価値を伝えるのがTakramの仕事だ。美容分野では、表参道にあるオルビス初の体験特化型施設「SKINCARE LOUNGE BY ORBIS」と菌ケアブランドとしてサプリや化粧品を提供する「KINS」を手がけている。美容業界の2つの事例を通して、コンセプトからユーザー体験まで、一気通貫したデザインワークがブランディングにとって有用な存在であるかことに触れたい。

「SKINCARE LOUNGE BY ORBIS」における“ここちよさ”をデザイン

東京・表参道の一角に、開放感があるガラス貼りの建物がある。明るい佇まいに、植栽のグリーンがナチュラルな印象を与える。これはオルビス株式会社が2020年7月17日にオープンした「SKINCARE LOUNGE BY ORBIS(以下、スキンケアラウンジ)」だ。1987年創業の同社がオルビスをリブランディングし、新たに掲げたブランドメッセージが「ここちを美しく。」。このメッセージを体現する体験特化型のスペースである。

自分の肌を知った上で最適な商品を選ぶ「PICK&FEEL」という体験をはじめ、オリジナルデザインのボトルを作ることができる「CREATE BOTTLE」、肌本来の美しさを引き出すトリートメントが受けられる「SKINCARE SALON」や「WORK SHOP」、スキンケアやメイク用品を試せる「POWDER ROOM」、その日の状態や生活リズムに合わせてメニューを選べる「JUICE BAR」など、多彩な体験ができる。

建築家の工藤桃子氏とともにTakramが手がけたのは、このラウンジでの体験ひとつひとつの内容をふくめた設計、内外装を含めた空間、ロゴやサイン計画を含めたグラフィック関連、デジタルサイネージやアプリ、Webサイト、BGMにいたるまで、まさに全体にわたっている。また、2階は約270万のダウンロード数があるORBIS公式アプリ会員のためのフロアで、前述の「SKINCARE SALON」や「WORK SHOP」などがアプリから予約可能で、チェックインも顧客がスマートフォンのアプリをかざすことで完了する。

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