見出し画像

セフォラのビューティイベント「セフォリア」、デジタルとリアルで顧客エンゲージメントを最大化

◆ 新着記事をお届けします。以下のリンクからご登録ください。
Facebookページメルマガ(隔週火曜日配信)
LINE:https://line.me/R/ti/p/%40sqf5598o

2018年に始まって以来好評を博し、今回で5回目の開催となったセフォラの一般消費者向けビューティショッピングイベント「SEPHORiA(セフォリア) 2023」は、初めてメタバースとリアルな対面のハイブリッド開催となった。悪天候によりリアル会場での開催初日がキャンセルされたことを受け、オンライン会場を中心に、徹底した顧客中心主義のセフォラならではの体験型イベントとしての工夫や、参加ブランドの顔ぶれからみえてくる米国の美容トレンドをレポートする。


北米25周年、パワーアップして戻ってきたセフォリア

年に一度のセフォラのファン感謝イベントであるSEPHORiA(以下セフォリア)は、美容ファンをはじめ、個人のメイクアップアーティストや美容家向けに、セフォラ取り扱いブランドの商品や新作を紹介しながら、ビューティの最新トレンドを発信する恒例イベントとしてその地位を確立してきた。「SEPHORiA 2023: House Of Beauty(以下セフォリア2023)」は、2023年9月29~30日に開催。パンデミックによる休止やオンラインのみでの開催を経て、セフォリア史上初めて、メタバースのデジタル空間と米ニューヨークの特設会場でのリアルな対面イベントを同時に行った。

セフォラにとって2023年は米国上陸25周年の記念の年でもあり、「過去の軌跡を祝いつつ未来につなぐイベント」として、最大規模となる50を超えるブランドが参加。また、イベント直前には、セフォラ北米 CEO ジャン・アンドレ・ルジョー(Jean Andre Rougeot)氏の2024年春の退職に伴い、2023年10月2日付けで最高マーチャンダイジング責任者のアルテミス・パトリック (Artemis Patrick)氏が、セフォラ北米市場初の女性社長に就任することが発表された。

しかし、2日間の予定だったリアルイベントは、9月29日は大雨による非常事態宣言がニューヨークに発令されたことからキャンセルを余儀なくされ、30日のみの開催となった。参加ブランドはそれぞれのコンセプトに基づくブースで来場者を迎え入れた。

出典:Sephora公式Instagramアカウント

一方、9月29日に開催されたオンラインイベントは、リアルイベントへの参加が難しい世界中のセフォラファンの参加を可能とするため、アクセスできる地域や使用言語を前回より拡大し、開催時間も9:00から23:59(米国東部標準時)として、2022年の4時間から大幅に延長された。

セフォリア2023のオンラインイベント会場内の様子

オンラインイベントは参加無料だが、ロイヤリティプログラム「Beauty Insider」への登録(無料)が必須だ。リアルイベントは、シルバーキー(119ドル)またはゴールドキー(369ドル)の2種類のチケットのいずれかの購入が必要となる。どちらのチケットでも、マスタークラスと呼ばれる有名ブランドの創業者らのトークショーに参加でき、シルバーキーは500ドル相当以上、ゴールドキーは1,300ドル相当以上の商品やアイテムがもらえる。加えてゴールドキーはラウンジへのアクセスなどの特典がある。消費者向けイベントとしては決して安くないにも関わらず、開催前に完売し、セフォリア2023への関心の高さがうかがえた。

ここから先は

4,203字 / 15画像

このマガジンを購読すると、バックナンバー記事を制限なくご覧いただくことができます。

BeautyTech.jpは最新1カ月の記事は無料、それ以前の記事は全文閲覧が有料です。「バックナンバー読み放題プラン」をご利用ください。

このマガジンを購読すると、バックナンバー記事を制限なくご覧いただくことができます。

「バックナンバー読み放題プラン」の法人・企業様向けプランです。社内限定で転用・共有していただけます。