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ヘアカラー専門店「fufu」は高品質・低価格で年間ユーザー100万人、リアル店舗からのEC送客戦略

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創業10年の株式会社Fast Beautyが運営するヘアカラー専門店「fufu」は、美容室クオリティの品質と独自開発の予約管理システムによる効率化で、顧客と美容師の持つペインを解決しながら、すべて直営で国内130店舗を展開している。海外展開を見据えたfufuの成長戦略を同社CSO(最高戦略責任者)原田悠氏に聞いた。


美容室業界における顧客と働き手の双方のペイン解決を目指す「fufu」

株式会社Fast Beautyが運営する「fufu」は、2024年5月現在、日本全国に130店舗を構えるヘアカラー専門店だ。定期的なケアが必要な白髪染めを得意としており、主なターゲット層は40〜50代以上の女性である。

「キレイな髪で、毎日をにこやかに。」を企業理念に掲げ、2014年にリクルート出身の高橋賢氏と東窪幸博氏が創業した。その背景には、「美容室業界における2つのペインを解消したい」という想いがあったという。

まず、40〜50代以上の多くの女性にとって、白髪染めは大きな悩みのひとつである。きれいな髪色を保つには、月に1度は染め直しが必要だが、毎回美容室に行くのは、時間もお金もかかる。また、自宅でのセルフ染めできれいにムラなく染めるのは難しく面倒だ、といった声も多い。これが1つ目のペインである。

2つ目のペインは、サービス提供側の美容師が感じている課題だ。美容師の仕事は、時間外労働を含む長時間労働が当たり前で、特に女性の美容師は結婚や出産などのライフイベントによって、同じスタイルで働き続けるのは難しい現状がある。厚生労働省の発表によると、2019年度末時点で免許登録者数(累計)が約135万人いるにもかかわらず、そのうち従業美容師数は約54万人へと半減する。資格を持っているのに美容師として働けていない“休眠美容師”が多数存在するのだ。

これらの2つのペインを同時に解消できるビジネスとして、ヘアカラー専門店fufuは生まれた。

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