インド化粧品市場開拓のヒントを探る海外企業が集うコスモプロフ・インディア【Cosmoprof India 2023(1)】
◆ 新着記事をお届けします。以下のリンクからご登録ください。
Facebookページ|メルマガ(隔週火曜日配信)
LINE:https://line.me/R/ti/p/%40sqf5598o
2023年12月7日〜9日、インド・ムンバイで開催された化粧品関連国際展示会「Cosmoprof India 2023」では、インド市場への進出を模索・検討する欧米や韓国企業の出展が目立った。現地を取材し展示会の模様を2回に分けてレポートする。1回目はインド市場開拓に意欲のある外国企業の思惑とその挑戦を取り上げる。
インドのCosmoprofは海外勢が目立つ展示会に
ムンバイで開かれた「Cosmoprof India 2023」は、化粧品系企業が出展するCosmoprofカテゴリーに加え、パッケージング系企業が集まる「Cosmopack」を併設し、総数189社(Cosmoprof 135社・Cosmopack 54社)が参加した。本家の「Cosmoprof Bologna」などに比べると規模は小さいながら、Cosmoprofカテゴリーの約8割をインド以外の海外企業が占め、とくに国別パビリオンを設けた韓国の企業が40社と、同国のインド市場への高い関心がうかがえる展示会だった。
参加した韓国企業の多くはまだインド進出前で、「今回が初めてのインド訪問であり、自社商品のポテンシャルを探りつつ、現地パートナーとなるディストリビューターを探している段階」との声が聞かれた。「まずは可能性を探りに来た」という姿勢で、新しい市場参入への意欲と勢いは、この展示会に限らず韓国企業の特徴といえるだろう。
LEDマスクや肌分析ソリューション、スマートAIチャットボットも
全体的にはスキンケア関連の製品を扱う企業が多い印象だが、美容家電や肌診断などのビューティテック企業も見受けられた。
韓国の高級LEDマスクブランド「Cellreturn」は、自社開発の"美容医療レベル" のLEDテクノロジーをもとに、LEDマスク家電分野でのグローバルNo.1を目指すとする。インド市場ではディストリビューターとの契約を締結、富裕層をターゲットに販売していく予定という。ブースの担当者は「インド人に“刺さる”マーケティングがどのようなものかを考え、構築していくことが次の課題だ」と語る。
皮膚科医と開発した各種美顔器を提供するドイツのビューティデバイスブランド「GESKE」は、ハローキティとコラボした家庭用フェイシャルマッサージ機なども手がけている。インドでは2024年から販売をスタートする計画で、大きなブースを構え注目を集めていた。
ここから先は
バックナンバー読み放題プラン
BeautyTech.jpは最新1カ月の記事は無料、それ以前の記事は全文閲覧が有料です。「バックナンバー読み放題プラン」をご利用ください。
【法人用】バックナンバー読み放題プラン
「バックナンバー読み放題プラン」の法人・企業様向けプランです。社内限定で転用・共有していただけます。