スキンケアD2Cのアジャイルコスメ、ユーザーとの共創をテーマに2年連続2桁成長
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顧客の声をもとに迅速にブランド体験をアップデートするスキンケアD2Cの「AGILE COSMETICS PROJECT(アジャイル コスメティクス プロジェクト、以下ACP)」。大手スキンケアブランドの経験者を擁するlaboratory株式会社が手掛けるブランドで、2018年のローンチから2年連続で二桁成長を遂げている。顧客と直接つながるD2Cの特性を活かした共創によって支持を拡大するACPの取り組みについて、同社PR 赤阪裕実氏に聞いた。
アジャイル開発で「心地よさ」にこだわり改善を続けるスキンケア
ACPは、ブランドのネーミングにもある通り、改善サイクルを回すアジャイル開発とユーザーを巻き込むプロジェクト型の手法をブランド体験に組み込んだスキンケアブランドだ。立ち上げの背景について赤阪氏は次のように説明する。
「生活や情報サイクルが早まる時代に、製品の発売や改良に2~3年を費やす従来型の商品開発では対応しきれない状況が生まれている。お客様もモノがあふれる時代に必ずしも新しいモノを求めているわけではない。むしろ自分のライフスタイルに合った心地よいモノ、自分が本当に好きなモノを求める価値観にシフトしている。そのようななかで、アジャイルな手法を採用し、常に最新で最良の製品にバージョンアップすることで、お客様に使い続けてもらえるブランドが必要なのではないかと考えた」(赤阪氏)。
ACPの代表的製品が二層式の「白いオイル」だ。
有用性の高い厳選した天然由来成分をオイル層と水層どちらにもふんだんに配合し、保湿とブライトニングのケアを1本で実現する。精油100%の自然な香りと、テクスチャーでは、肌なじみのよさとオイルのしっとり感の両方を感じられる処方とした。製品ラインナップとしては、「白いオイル(肌用・ボディ用)」のほか、美容液や化粧水が揃う。ジェンダーニュートラルなアイテム展開とシンプルなクリエイティブで、性別問わず、幅広い年代の利用がある。現状、顧客の約4割が男性だという。
ACPでは、顧客に製品やブランド体験のアップデートプロセスへの参画を積極的に促している。製品パッケージにはQRコードを記載し、アンケートに顧客が回答する形で製品を使った感想や改善点のフィードバックができるようになっている。アンケートフォームだけでなく、InstagramなどSNSや公式サイトからも顧客の声を収集。アンケートだけでは伝わりきらない顧客のインサイトを深く知るため、Zoomによる顧客インタビューやミートアップなど、直接の交流も積極的に行っている。
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