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GLOWPICKなど韓国コスメアワードから、2022年の「クリーンビューティ」「香り」

◆ English version: Korean Cosmetics Awards point to “Clean Beauty” and “Fragrance” as keywords for 2022
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韓国で影響力の高いクチコミ&レビューサイトや大手小売店は、2021年のトレンドや売れ筋商品を表彰するコスメアワードを相次いで開催した。膨大な購買データやユーザーインサイトの分析をもとにした各アワードの結果からは、2022年以降も、マスク下のメイクやクリーンビューティ、香りのトレンドが続くことを思わせる。注目の新興ブランドも含め、GLOWPICKファヘパウダールームといった従来のクチコミアプリのアワードのほか、ロッテグループによるロッテオンのアワードにフォーカスし、受賞ブランドと傾向をレポートする。

トレンド分析に定評のあるGLOWPICKが選んだキーワード

韓国コスメのトレンドの分析にたけた大手レビューアプリのひとつ、GLOWPICKが開催した「2021 GLOWPICK AWARDS」は、11万5,692種類の商品を対象とし、55万1,964件のレビュー(レビューユーザー数3万2,303名)をベースに受賞製品を選定した。

出典:GLOWPICK公式サイト

同アワードで注目すべきはTREND by GLOWPICK部門だ。ここでは、GLOWPICKが2021年一年間のビューティトレンドを10個のキーワードで定義。このキーワードにもとづき、アイテムカテゴリーの区別なく消費者から最も支持された商品を発表した。

GLOWPICKは、2021年も引き続きパンデミックが市場に影響を及ぼしたと分析。直接手で触れずに使用できるバーム、パッドなど「アンタクトビューティアイテム」が人気を集めたのがその一例だとする。授賞したのはKAHIの「リンクルバウンスマルチバーム」だ。リップスティックのような容器で、ほうれい線などシワが気になるところに直接使える。

リンクルバウンスマルチバーム
出典:KAHI公式サイト

また、日常的にマスクを使用するため、香りで個性を表現しようとする消費者が増え、ハンドクリーム、ボディウォッシュなどのカテゴリーを中心にパヒューム系のアイテムが売れ筋となった。この「パヒュームビューティ」のキーワードで受賞したのが、NONFICTIONの「ジェントルナイト・ハンドクリーム」だ。

一方、再びメイクアップアイテムに注目が集まり始めており、なかでもナチュラルなルックがつくれ、さまざまな場面で使いやすいミュート(抑えめ)トーンの商品が支持を集めたという。同ビューティトレンドにおける10のキーワードのひとつ「ミュートメイクアップ」では、アモーレパシフィック傘下のエチュード(ETUDE)の「プレイカラーアイズ」が「捨て色がないアイシャドウパレット」として評価され、受賞している。

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