AI比較機能で顔の変化を精密に可視化。肌解析と顔分析のホワイトスペースを狙うEstheMiru
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株式会社Avatarは、エステ施術前後の顔の変化を比較するAIアプリケーション「EstheMiru」を2023年8月1日にローンチ。エステティックサロンにおける施術前後の肌状態と顔のサイズなどを精密に「比較」できるプロダクトの性能を高め、将来的には美容医療、ボディメイク、化粧品市場への参入や、米国など海外市場への展開を視野に入れる。同社 代表取締役 土屋渚氏に、同社の設立の経緯とサービス詳細、今後の展望について話を聞いた。
強みを持つ画像認識AI技術で比較にフォーカスするEstheMiru
2022年4月に設立されたAvatar社がエステサロン向けに提供しているEstheMiru(エステミル)は、スマートフォンやタブレットで撮影した顔写真から、肌状態と顔のパーツのサイズなどの情報を数値およびスコア化し、施術前/施術後の変化を精密に比較できるAIアプリケーションだ。
同社代表取締役を務める土屋渚氏は、フィンテック企業のエンジニアとしてFXシステムの開発に従事していた経歴を持ち、その後、ビューティ領域に対する強い関心からエステティシャンの資格を取得。AI開発や関連ビジネスに深い知見を持つ実弟の土屋太陽氏や太陽氏の友人である山本一輝氏とともにAvatar社を立ち上げた。
土屋太陽氏は、教育系AI企業で日本ディープラーニング協会認定E資格の講師を担当したのちに、大手半導体商社でAIの研究開発に従事。2019年3月に、企業のAI実装を支援する株式会社Aliceを創業している。
「Alice社はAIの受注開発やPoC(概念実証)などを受託する企業だ。たとえばコンクリートの硬さを画像から解析する技術や、ホワイトアウト(雪で視界が失われる現象)の状態でもドライブレコーダーの画像を鮮明化し障害物を検知する技術など、主に画像解析系AIプロダクトの開発を得意としている。顔認証技術の研究開発を進めるなかで、新しいビジネスの切り口を模索することとなり、私自身がもつエステティック関連の知識と融合させた新たなプロダクトを開発することに決めた」(土屋氏)
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