完美日記や3CEを支える韓国ODM大手COSMAX、その強さの背景を探る
新型コロナウイルスに関係する内容の可能性がある記事です。
新型コロナウイルス感染症については、必ず1次情報として厚生労働省首相官邸のウェブサイトなど公的機関で発表されている発生状況やQ&A、相談窓口の情報もご確認ください。またコロナワクチンに関する情報は首相官邸のウェブサイトをご確認ください。※非常時のため、すべての関連記事に本注意書きを一時的に出しています。
見出し画像

完美日記や3CEを支える韓国ODM大手COSMAX、その強さの背景を探る

◆ English version: Major South Korean ODM COSMAX proves their business model is pandemic-proof, sees sales skyrocket as demand for technology rises
New English article
◆ 新着記事をお届けします。以下のリンクからご登録ください。
Facebookページメルマガ(隔週火曜日配信)
LINE:https://line.me/R/ti/p/%40sqf5598o

次々と誕生する新興ブランドを支える韓国の化粧品OEM/ODM企業。その3大トップ企業の1つであるCOSMAXは、世界にまたがるネットワークの生産体制、多様な独自の製造技術、そして、業界のトレンドをいち早くキャッチする即応性を強みにエコシステムの中心に鎮座し、コロナ禍でも売上を伸ばした。その戦略をみていきたい。

近年、グローバル大手に買収されるような新興の韓国化粧品ブランドが増加するなかで、そのプロダクト開発・生産を支えるのがOEM/ODM企業だ。韓国国内におよそ200~300社あるとされており、市場シェアは韓国コルマー、COSMAX、コスメッカコリアのトップ3社で50~60%を占有する状況と推定されている。

特にこの3社はODM(Original Design Manufacturing・発注者のアイディアなどを具現化して設計から製造までを一気通貫で行う企業)としての強みを持つ。OEM(Original Equipment Manufacturing)は発注者の具体的な指示にのっとった製品を製造するのに対し、ODMは発注者のアイディアさえあれば製品化が可能だ。

ブランド側としても、業界の“新陳代謝”が加速するなか、マーケティングに注力するために、生産や開発に関してはODM企業に一任するケースが増加している。なかでも、D2Cなど急成長している新興ブランドからの信頼がとくに厚いのがCOSMAXだ。規模では韓国コルマーとしのぎを削っているが、そのポートフォリオは異なる。LG生活健康やアモーレパシフィックなど韓国大手ブランドを顧客にもつ韓国コルマーに対し、グローバル大手ブランドから国内外の新興ブランドまで幅広いポートフォリオがCOSMAXの強みである。

写真001

出典: COSMAX 公式サイト

急成長する新興ブランドを顧客にもつ強み

COSMAXの売上高は2018年に約1兆2,550億ウォン(約1,070億円)となり1,000億円の壁を突破した。2019年も1兆4,970億ウォン(約1,276億円)と右肩あがりで、新型コロナウィルスの影響が世界中を震撼させた2020年第1四半期でも、売上高・営業利益ともに前年比をわずかだが上回っている。一方、競合である韓国コルマーは、同時期の営業成績が微減している。

COSMAXの業績が堅調な理由のひとつとしては、オンラインマーケティングに注力する各国の新興美容ブランドからの受注があるからだと分析されている。オフライン店舗への依存が強いメーカーやブランドは、店舗の休業などで大きな打撃を受け再稼働まで時間がかかるが、オンラインがメインのブランドは相対的に回復が早い。ここ数年では、国内工場でスタイルナンダの化粧品ライン「3CE」を、また中国市場では「完美日記」ほかのブランドを新規顧客として迎え入れており、それが売上に反映されている。

この続きをみるには

この続き: 2,380文字 / 画像3枚
このマガジンを購読すると、バックナンバー記事を制限なくご覧いただくことができます。

BeautyTech.jpは最新1カ月の記事は無料、それ以前の記事は全文閲覧が有料です。「バックナンバー読み放題プラン」をご利用ください。

このマガジンを購読すると、バックナンバー記事を制限なくご覧いただくことができます。

「バックナンバー読み放題プラン」の法人・企業様向けプランです。社内限定で転用・共有していただけます。

ありがとうございます!LINE@で更新情報配信中です。ぜひご登録を!
美容業界の国内外のイノベーションを発信するメディア。最新記事から過去1ヶ月分は無料でお読みいただけます。それ以降の記事は「バックナンバー読み放題プラン」をご利用ください。詳しくはこちらから→ https://goo.gl/7cDpmf