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肌計測者80万人、ZOZOCOSMEのユーザーと化粧品の「出会い方」改革、次の手は

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2021年3月18日に「ZOZOCOSME」がオープンしてから約4ヶ月。ECでのコスメの色選びをアシストする計測ツール「ZOZOGLASS」をフックに、化粧品ECの新しい顧客体験を打ち出し、同3月の化粧品売上が前年同月比で20倍を記録。その後も堅調に推移しているという。好調の背景について、同サービスの責任者である株式会社ZOZO カテゴリ推進本部 本部長 乾卯太弘氏、そしてEC事業本部 ZOZOCOSME担当 新井淳子氏に話を聞いた。

ZOZOGLASSが実現した化粧品の新しい選び方・買い方

2021年1月29日、ZOZOCOSMEオープンに先立ち、自宅にいながら簡単にフェイスカラー計測ができるZOZOGLASSの予約開始の発表は、カラフルなビジュアルとともにSNS上で拡散され、大きな話題となった。その後10日間でのZOZOGLASS予約件数は40万件に達し、6月14日時点で100万件を突破。その後も、ペースが落ちることなく予約件数が増加し続けている。ZOZOTOWNの年間購入者数が900万人であることを考えると、10%を超えるユーザーが予約注文したことになる。しかも、予約注文者のうち、ZOZOGLASSを使って実際に肌計測を行った計測者数は、80万人を超えているという。

「これまで出した3D計測用ボディスーツ『ZOZOSUIT 2』や足の3D計測用マット『ZOZOMAT』と比較しても計測率が高く、コスメの新しい選び方・買い方としてユーザーに受け入れられ、楽しんで使っていただいている手応えを感じている。また、ZOZOGLASSの予約注文を機に会員登録した新規会員数も10%増加(※1)しており、テクノロジーを軸に、新しい技術やサービスを投入して新規会員獲得につなげるという狙い通りの展開になっている」と乾氏は分析する。

※1 2021年1月29日〜3月31日のZOZOGLASS注文によるZOZO新規会員

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アパレルとコスメの「合わせ買い」を促進

ZOZOGLASSは、化粧品ECの課題のひとつである「実際に試せないため色選びが難しい」という顧客のペインポイントを解消するために開発された。

ZOZOGLASSをかけた状態とかけていない状態で顔を撮影して得られる光補正後の画像から、肌の色にもっとも近い「基準色」を導き出し、ZOZOGLASSに対応している30ブランド、500点以上のファンデーションの中から肌の色に最も近い商品が一覧で表示される。

実際に利用したユーザーからの反応は上々で、SNS上でもネガティブな書き込みがほとんどないという。「出店を検討中だったブランド様のなかには、『実際にBAの方がZOZOGLASSでの計測を試してみて、自分たちが普段おすすめしているものと比較しても違和感がないものが提示された』として、納得感をもって出店に至ったケースもあった。

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