化粧品マーケティング支援のWacker、COSMAX JAPANと提携、自社ECローンチで描く「業界変革」
◆ 新着記事をお届けします。以下のリンクからご登録ください。
Facebookページ|メルマガ(隔週火曜日配信)
LINE:https://line.me/R/ti/p/%40sqf5598o
化粧品特化のマーケティング支援事業を行う株式会社Wackerが、2023年8月に韓国OEM企業の最大手のひとつ、韓国COSMAXの日本法人であるCOSMAX JAPAN株式会社との提携を発表。11月には、韓国のスキンケア/カラーコスメブランドを中心に取り扱う美容ECサイト「AURUDA」をローンチし、ワンストップで製造から販売支援まで事業を拡大させる。株式会社Wacker 最高執行責任者(以下、COO)鹿田将斗氏に、その背景や真意と今後の展望について聞いた。
上流から下流まで顧客に寄り添う「マーケットプロデュース事業」
株式会社Wackerは2019年に設立され、主に化粧品業界のクライアント企業に対し、戦略立案・施策実行にはじまり、製品・ブランドの企画、販売チャネルの提供、販売戦略の策定・実行、クライアント社内における専属チーム組成・運用まで、一気通貫でサポートするソリューションを提供している。化粧品企業のマーケティング活動を全方位的に支援するサービスだが、鹿田氏らWackerメンバーは、そんな自社事業の全体像について「マーケットプロデュース事業」と定義している。
社名は「ワクワクする人」という意味の造語であり、「ワクワクする人の輪を広げる」「ワクワクを通じて自分たちや人々の人生を豊かにしていく」という想いとミッションが込められている。
WackerのCOO 鹿田将斗氏は「ミッションを前提とし、会社を成長させていくためにはどのマーケットを攻めていくべきか。多角的に事業を検討した結果、自分自身も知見があり、かつ成長率が高い化粧品市場とオンラインを中心とした広告市場にフォーカスすることに決めた」と起業当時を振り返る。
鹿田氏は新卒で国内の大手美容Webメディア会社に入社。その後、株式会社AppBrewに転職し、美容プラットフォーム「LIPS」を活用したマーケティング業務に従事してきた。Wackerの代表を務める宗近昌彦氏も同じWebメディア会社の同期で、広告・PRプランニングに携わった経歴を持つ。「世の中のニーズと我々の得意な事業領域から導き出されたターゲットが化粧品×広告領域だった」(鹿田氏)
「我々は単にインフルエンサーのキャスティング会社でもなく、一部業務を担う広告代理店でもない。起業当時から、クライアント各社の課題感や成し遂げたいことを、上流から下流まで寄り添って支援していくことを大事にしてきた。ただ起業当時は、そのような形態のサービスや事業を表現する言葉がなかった。そのため自社サービスをマーケットプロデュースと呼ぶことにした」(鹿田氏)
ここから先は
バックナンバー読み放題プラン
BeautyTech.jpは最新1カ月の記事は無料、それ以前の記事は全文閲覧が有料です。「バックナンバー読み放題プラン」をご利用ください。
【法人用】バックナンバー読み放題プラン
「バックナンバー読み放題プラン」の法人・企業様向けプランです。社内限定で転用・共有していただけます。