韓国COCODEMERが中国で化粧品の店頭オーダーメイド販売の許認可を取得。グローバル進出に拍車
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韓国の化粧品企業COCODEMER(以下、ココデメール)が、中国国内において店頭でオーダーメイドの化粧品を調合し販売する、いわゆるオンサイトパーソナライズサービスを行うための正式な許認可取得に成功した。仏ロレアルや米エスティ ローダーなどがすでに同認可を受けているが、韓国企業としては初めてのケースだ。COCODEMERの詳細と許認可取得の経緯、今後のビジネス展望について現地情報を中心に紹介する。
ココデメールの創業メンバーは大手OEM韓国コルマー出身者
2018年5月に設立された韓国の化粧品企業ココデメールは、2021年4月にスキンケアブランド「COCODEMER」をローンチ。「Designed for the skin」(皮膚のためにデザインする)というスローガンを掲げ、独自の皮膚診断システムを活用したオーダーメイドコスメの製造・販売を行っている。
ココデメールの代表理事を務めるペ・ジョンファン(배성환)氏ら設立メンバーは、韓国大手OEM/ODM企業の韓国コルマーの出身だ。COCODEMERのソリューションには、ペ氏らが研究者として約25年間にわたり培ってきた、化粧品および先端皮膚科学の知見、皮膚臨床データが活かされているとされる。
COCODEMERのオーダーメイドコスメおよびソリューションは、ソウル市鍾路区平昌(ピョンチャン)にあるフラグシップストアにおいて提供されている。
顧客は専用端末による肌診断と分析結果に対するカウンセリングを受けたのち、その場で各自の肌にパーソナライズして調合されたスキンケア商品をすぐに受け取ることができる。科学的知見にもとづいて独自開発された7種のベース、12種のアクティベーターを組み合わせることで9万8,319通り、そこに3種類のアロマを組合せると29万4,957通りに及ぶという。
COCODEMERはオーダーメイドコスメ以外の商品も販売しており、現在提供されているのは、クレンジング、マスク、スキンケア、ハンド&ボディ関連商品など17品目の高機能性化粧品および美容アイテムだ。
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