【関連記事まとめ】阪急阪神百貨店が「WeChatペイスマート旗艦百貨店」に認定ほか
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<2019. 7.16-7.22 BeautyTech関連記事まとめ>
今週は、阪急阪神百貨店が中国国外初の「WeChatペイスマート旗艦百貨店」に認定され、訪日中国人顧客向けの化粧品予約受取を開始した。また、中国Alipayが顔認証決済システムSmile to Payに美顔フィルターを導入したほか、ユニリーバがマーケティング用アプリを新開発した。
■中国Alipay、顔認証決済システムSmile to Payに美顔フィルターを導入
出典: The Bridge
中国アリババグループのAlipayは、自社の顔認証決済システム「Smile to Pay」に美顔フィルター機能を導入した。商品購入時、ユーザーが顔をスキャンすると美顔フィルターが自動的に機能し顔立ちを“盛って”修正する。同機能により女性ユーザーの利用を増やすことが目的で、7月第2週から中国全土で運用を開始。Alipayは世界に10億人以上のユーザーを抱え、Smile to Payは2017年9月にローンチ、中国の300都市以上で展開している。(7月15日)
The Bridge:
Alipay(支付宝)、顔認証決済システム「Smile to Pay(刷臉支付)」向けに美顔フィルターをローンチへ
■阪急阪神百貨店、「WeChatペイスマート旗艦百貨店」に認定、化粧品の予約受取が可能に
出典: WWD Japan
阪急阪神百貨店は、中国テンセントが展開する中国最大のSNSアプリ「WeChat」を活用したサービス「WeChatペイスマート旗艦百貨店」に、中国国外の百貨店として初めて認定された。公式アカウントから3時までに予約・注文すれば、翌日3時以降には店頭で並ばずに商品受け取りが可能。同店では化粧品をまとめ買いする中国人顧客が多く、店頭に行列ができることもしばしばで、このサービスの利用によりスピーディな購入と売り場の混雑緩和が見込まれる。(7月15日)
WWD Japan:
阪急阪神百貨店、日本初の「ウィーチャットペイスマート旗艦百貨店」に 化粧品予約受取サービスもスタート
■ユニリーバ、マーケティング用アプリを新開発、デートアプリTinderがヒント
ユニリーバは、デートアプリTinderからヒントを得て、マーケティングツールとして新しいアプリ「Idea Swipe」を開発した。Tinderはデート相手の写真を見て好き嫌いを判断し、男女の出会いを創出するアプリで、Idea Swipeはそれと同様にユーザーの好みを左右のスワイプにより測ることができる。同社ではこのアプリを利用して、新製品などのアイディアに対する一般ユーザーの反応をより早く簡単に得ることが可能となる。(7月16日)
Cosmetics Business:
Swipe right? Unilever develops Tinder-inspired marketing tool
■ 美容動画メディアのDINETTE、累計1.3億円の資金を調達
出典: PR Times
ビューティー特化型動画メディア「DINETTE」を運営するDINETTEは、セレスやポーラ・オルビスホールディングスなどを引受け先とした第三者割当増資により、累計1億3,000万円の資金調達を実施した。同社では、メディアを通して集まったユーザーの声をもとに、コスメのプライベートブランド「PHOEBE BEAUTY UP」を立ち上げたほか、水着ブランドとのコラボレーションなどを行っている。今回調達した資金は PHOEBE BEAUTY UPのマーケティング強化や、2019年秋に発表予定の新商品開発に活用される。(7月16日)
PR Times:
SNSで話題!コスメD2C「DINETTE」が累計1.3億円の資金調達を実施。プライベートブランド「PHOEBE BEAUTY UP」をD2C界ナンバー1のコスメブランドへ。
■基礎体温記録アプリ「ルナルナ」の不妊治療サポートコースが本格始動
出典: PR Times
エムティーアイが運営する、女性のための基礎体温記録アプリ「ルナルナ 体温ノート」は、不妊治療の記録・管理を支援する「治療サポートコース」を本格スタートする。同コースでは、通院日や治療費の記録、検査内容や治療結果の記録などが可能で、ユーザーの煩雑なデータ管理の負担を軽減し、不妊治療の“見える化”を図る。今後は、ルナルナで記録した情報を提携病院に提示できるシステム「ルナルナ メディコ」を活用し、患者の同意のもと不妊治療に関する記録を医師が閲覧できるシステム等も検討している。(7月18日)
PR Times:
『ルナルナ』の不妊治療サポートコースが本格始動!治療の全体像をアプリで“見える化”し、不妊治療を一歩先へ
■アマゾン、10ドルバウチャー配布でユーザーの全アクティビティデータを収集
アマゾンは10ドルのバウチャーと引き換えに、ウェブでのアクティビティに関する全データへのアクセスをユーザーに認証してもらう施策を進めている。アマゾンでは、アマゾンアシスタント内でのアクティビティデータを一般的なマーケティングに使用することを明言し、ユーザーからの信頼性を最優先して、このような手段を行っているとしている。だが、専門家からは、わずか10ドルしか支払わないのは、ウェブでのアクティビティやオンラインショッピングにおける習性といったデータがいかに価値を持つかを、一般ユーザーが知らないことにつけこんだものとの批判も出ている。(7月18日)
Global Cosmetics News:
AMAZON OFFERS SHOPPERS US$10 FOR UNLIMITED DATA COLLECTION
■AI画像認識をもとに商品を勧めるサービス「レコメンドアイ」販売開始
出典: MarkeZine
日本サード・パーティは、撮影した画像等から商品を検索するサービス「レコメンドアイ」の販売を開始する。同サービスは、SBクラウドが提供する「Alibaba Cloud」の画像検索エンジン「Image Search」を利用して開発したもので、AIが画像から情報を認識し、機械学習させた画像の情報とマッチング検索を行う。ECサイトで同一商品や類似の推奨商品を表示するほか、実店舗での商品在庫確認などに活用できる。(7月18 日)
MarkeZine:
日本サード・パーティ、AI画像認識により推奨商品を検索する「レコメンドアイ」をリリース
■Instagram、「いいね!」の総数を非表示にするテストを日本でも導入
出典: Tech Crunch
Instagramは、ほかの人の投稿に付けられた「いいね!」の総数を非表示にするテストを始めた。このテストは4月よりカナダで導入され、7月17日よりイタリア、日本、オーストラリア、ニュージーランドなどに拡大した。自分の投稿に誰が「いいね!」をつけてくれたのかは閲覧可能。Instagram側は、「いいね!」の数を隠すことにより、ほかの人の「いいね!」の数を気にして、競い合うことがなく、写真やビデオそのものにより注目が集まるとしている。(7月18日)
Tech Crunch:
インスタが「いいね!」の数を隠すテストを日本などに拡大
Text: 佐藤まきこ(Makiko Sato), 編集部
Top image: Etienne Girardet via Unsplash