生成AI時代にますます問われる「人を幸せにするイノベーション」、Japan Beauty and Fashion Tech Awards 2023 開催
◆ 新着記事をお届けします。以下のリンクからご登録ください。
Facebookページ|メルマガ(隔週火曜日配信)
LINE:https://line.me/R/ti/p/%40sqf5598o
アイスタイルは今年も「人を幸せにするイノベーション」をテーマに「Japan Beauty and Fashion Tech Awards 2023」を開催。ビューティ、ウエルネス、ヘルスケア、ファッションなどの領域のイノベーティブな企業やサービス、取組みにスポットライトを当てることを目的としてとして2023年9月6日より公募を開始した。
美容やウエルネス、ファッション領域などをリードした「人を幸せにするイノベーション」を選出
さまざまな業界でデジタルシフトが加速し、顧客体験はもとより、働く人の環境も⼤きく変わるなか、それを支えるDXとして、美容や、美容領域に近いウエルネス、ヘルスケア、ファッション領域のイノベーションやテクノロジーにかかわる活動をエンパワーし、周知することで、これらの領域の変革を推進したいという思いから2019年に設立された「Japan BeautyTech Awards」。2022年度には「Japan Beauty and Fashion Tech Awards」へと発展し、第1回が開催された。
「Japan Beauty and Fashion Tech Awards」として第2回となる2023年度は、美容や、ヘルスケアやウエルネス、ファッション領域において、最もリードしたと総合的に判断されるイノベーションやテクノロジーを表彰する。
審査委員長は第1回に続き、A.T.カーニー 日本法人会長であり、CIC Japan 会長の梅澤高明氏だ。そのほかの審査委員は、WWDJAPAN.com 編集長 村上要氏、国立大学法人 一橋大学大学院ソーシャル・データサイエンス研究科 評議員・教授 七丈直弘氏、一般社団法人 Femtech Community Japan 代表理事 皆川朋子氏、また、今回から新たに株式会社 KESIKI 代表取締役CDO 石川俊祐氏も加わった。
「Japan Beauty and Fashion Tech Awards 2023」応募要項
賞
募集対象
応募締切
応募条件
応募規約
応募方法
審査
審査評価基準
発表・授賞式
公表
審査委員
開催スケジュール
お問い合わせ
主催
協力
2022年度の受賞者は発酵技術の「ファーメンステーション」と在庫分析の「フルカイテン」が大賞を受賞
2022年の第1回では、株式会社ファーメンステーションの「アップサイクル×発酵でつくる機能性サステナブル原料」がBeauty Tech 大賞を受賞、フルカイテン株式会社の「在庫を利益に変えるクラウドシステム『FULL KAITEN』」がFashion Tech 大賞を受賞した。また、株式会社コーセーの「『COLOR MACHINE』超高速プロジェクションマッピングで実現する複合現実メイク」がBeauty Tech 準大賞を、株式会社こたつ「社会貢献型アパレルブランド『SHIFT 80』」がFashion Tech 準大賞を受賞した。特別賞としても2社、株式会社Retocos「佐賀県唐津市沖の8つの離島に特化した、同地で栽培した植物や未利用資源を化粧品原料化し活用する取り組み」、株式会社nanoni「女性活躍推進クラウド『carefull』」が選ばれた。
ファーメンステーションはJapan Beauty and Fashion Tech Awards の前身で2019年開催の第1回Japan BeautyTech Awardsで特別賞を受賞した企業だ。化粧品原料メーカー、OEM企業として化粧品のサステナビリティ推進に貢献するとともに、B Corp認証を取得してグローバルスタンダードを備え、世界市場を視野に入れた事業展開が評価された。2023年4月には初めてのインパクトレポートを公開し、より包括的・多面的に同社の活動と成果をステークホルダーに共有し、今後の活動へ活かす取り組みをスタートしている。
フルカイテンは、過剰在庫という小売業界の大きな課題に真摯に向き合い、アナログ管理が多いアパレル業界の在庫管理・分析を自社開発の基幹SaaSによって最適化する仕組み作りから、欠品による機会損失を減らすとともに、過剰な在庫と廃棄を抑制することで、結果的に在庫を売上と利益に変えていくソリューションを展開する、その努力とパフォーマンスの高さが評価された。2023年6月にはジャフコグループ株式会社が運用する投資事業有限責任組合をリードインベスターとして、三菱UFJキャピタル株式会社ほか6社を引受先とする第三者割当増資と、あおぞら企業投資株式会社が運用する投資事業有限責任組合を引受先とする新株予約権付社債の発行によって、8億円の資金調達を実施したことを発表した。今後はFULL KAITEN上に蓄積した顧客の実売データを元にした予測サービスの提供を計画しており、既にその研究開発はスタートしているという。
Text: BeautyTech.jp編集部
Top image: Japan Beauty and Fashion Tech Awards 2023事務局