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【関連記事まとめ】アモーレパシフィック、Milk Makeupと韓国進出戦略パートナーシップ締結ほか

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<2019. 12.17-12.23 BeautyTech関連記事まとめ>
今週は、韓国のアモーレパシフィックがMilk Makeupへ出資し、韓国進出の戦略パートナーになることが発表された。また、ディオールがホリデーキャンペーンの一環でInstagramのARフィルターをローンチし、ロレアルはロッテ免税店と提携し、バーチャルメイク機能をロッテ免税店Webサイトに導入する。

■台湾最大級の女性サイト「niusnews」のファン組織立ち上げ、台湾でのクチコミマーケティングに活用

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出典: PR Times

アジャイルメディア・ネットワークは、台湾最大級のガールズメディア「niusnews」を運営する、台湾のNiusnews社と共同で、台湾女性のファン組織「NIUSFANS」を立ち上げた。 「niusnews」は月間利用者数500万人以上で、最新トレンドやファッション、コスメ、エンタメなどの幅広い情報を配信するほか、フリーペーパーの発行やイベントも開催する。「NIUSFANS」では「niusnews」の台湾女性読者を対象に会員を募集し、体験モニターなどの機会を提供してクチコミの発信を促進。台湾市場および訪日台湾人観光客向けマーケティング支援などに活用する。(12月13日・期間外)

PR Times:
台湾最大級の女性ニュースサイト「niusnews」と共同で台湾女性のファン組織『NIUSFANS』を立ち上げ

■コードミー、ソニー・ミュージックエンタテインメントと協業、アロマをライブ会場で販売

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出典: The Bridge

パーソナライズしたアロマをサブスクリプション型で届ける「CODE Meee ONE」を展開するコードミーは、ソニー・ミュージックエンタテインメントと協業し、アーティストの物販アイテムとして限定フレグランスを製作してライブ会場で販売するPoCの実施を発表した。コードミーは これまでもアーティストや楽曲をコンセプトにしたフレグランスによるライブ空間のデザインや物販をしている。(12月17日)

The Bridge:
香り×テクノロジーのコードミー、ソニー・ミュージックエンタテインメントと協業——関連アーティストのフレグランスをライブ会場で販売

■アモーレパシフィック、Milk Makeupへ出資、韓国進出の戦略パートナーに

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出典: Beauty Matter

韓国を代表する化粧品メーカー、アモーレパシフィックは、Milk Makeupの少数株主となり、韓国マーケットに進出する同ブランドを全面支援する戦略パートナーシップを締結した。Milk Makeupは米ニューヨークで2015年創業、100%ヴィーガンかつジェンダーフリーのクリーンビューティコスメを展開し、ミレニアル世代、Z世代から高い支持を得ている。(12月18日)

Beauty Packaging:
Amorepacific Group Invests in Milk Makeup

■ロレアルとロッテ免税店が提携、バーチャルメイク機能をロッテWebサイトに導入

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出典: Global Cosmetics News

ロレアル・トラベルリテール・アジアパシフィックは韓国ロッテ免税店と提携し、ModiFace開発のAR搭載バーチャルメイク機能をロッテ免税店のウェブサイトに導入する。これにより、旅行者は世界のどこからでもバーチャルでメイクを試し、自分に適したロレアル製品を見つけることができる。アジアではトラベルリテールが伸びをみせており、ARが旅行者への商品販売の鍵になるとのビジョンを両社が共有することから、今回の提携に至った。(12月18日)

Global Cosmetics News:
L’oreal Travel Retail And Lotte Duty Free Launch Modiface Online

■ディオール、Instagramの3D ARフィルターをローンチ

ディオールは、2020年ホリデーキャンペーンの一環で、AR搭載の3D Instagramフィルター「3Dior インスタグラム フィルター」をローンチした。フィルターはデザイン会社MNSTと共同で開発したもので、従来のARバーチャル試着とは異なり、動くスパンコールなど幻想的なアプローチなどでアート性を高めた。あわせてマイクロインフルエンサーによるキャンペーンを実施し拡散を図る。ディオールはすでにサングラスやアクセサリーを試着できるARアプリを発表しており、パリ・ファッション・ウィークだけで260万インプレッションを獲得している。(12月19日)

Global Cosmetics News:
Dior Launches 3D AR Instagram Filter As Part Of Holiday Campaign

■中国向けEC事業のインアゴーラ、香椎化学工業のスキンケア3ブランドを中国独占販売

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出典: PR Times

日本商品に特化した、中国消費者向け越境ECプラットフォーム「豌豆(ワンドウ)」を運営するインアゴーラは、香椎化学工業が展開するスキンケア3ブランド26商品の中国での独占販売契約を締結した。同時に香椎化学工業の中国における総合販売代理店となる。豌豆は、中国ユーザー向けに商品の物流、決済、マーケティング、顧客対応など全工程を担っており、豌豆のショッピングアプリでは約4万点の日本製品を取り扱っている。(12月19日)

PR Times: 
越境EC事業を展開するインアゴーラ 香椎化学工業のスキンケア、3ブランドの中国独占販売契約を締結

■ランコム、アジア圏向けに酵素に着目した化粧水を発表、2020年最初の大型新製品

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出典: WWD Japan

ランコムは、アジア人女性をメインターゲットに開発した2020年最初の大型新製品として、酵素に着目した化粧水「クラリフィック デュアル エッセンス ローション」を2020年2月14日に発売する。同製品は、30年にわたる酵素研究から生まれたフランス産ブナの芽からとれるエキスをキー成分にしている。ランコムが化粧水にフォーカスして製品を発売するのは初のことで、まずは化粧水による保湿ケアが定着しているアジア圏での販売からスタートする。(12月18日)

WWD Japan:
「ランコム」が“酵素”に着目した2020年の大型化粧水を発表「ジェニフィック」に次ぐ看板製品に

■コーセー、アクセラレータープログラムのデモデイを開催、採択企業を発表

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出典: PR Times

コーセーは、2期目となるアクセラレータープログラム「コーセーとの共創におけるInnovation Program 2019」のデモデイを開催した。同プログラムでは「感性にテクノロジーを。美に新体験を。」のコンセプトをもとに、応募があったスタートアップ86社から選抜された6社とコーセーメンバーとの共創プロジェクトチームを結成し、プレ実証実験などを行ってきた。デモデイでのプレゼンテーションの結果、Sunshine Delightとの共創チームで進めてきた「紫外線から美と健康を守るプロジェクト」の提案が採択され、より具体的な取り組みへ移行することが決定した。(12月19日)

PR Times:
「コーセーとの共創におけるInnovation Program 2019」デモデイを開催

Text: 佐藤まきこ(Makiko Sato), 編集部
Top image: Joanna Kosinska via Unsplash