【関連記事まとめ】アイスタイルとメルカリが包括業務提携を締結ほか
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<2020. 2.17-2.24 BeautyTech関連記事まとめ>
今週は、アイスタイルとメルカリが化粧品の一次流通の活性化を目指し包括業務提携を締結したほか、日本ブランド価値ランキングが発表され、資生堂が成長率1位のブランドとなった。またバルクオムがヨーロッパ初進出を発表し、ブラスチック製の外箱を紙製へリニューアルした。
■バルクオムがヨーロッパ初進出、フランスと英国で販売へ
出典: Fashionsnap.com
メンズスキンケアブランド「バルクオム」は、欧州初進出としてフランスと英国で3月20日より順次販売を開始する。バルクオムは2017年より台湾、中国、韓国、香港など、6つの国と地域で展開しているが、2019年6月にサッカーフランス代表選手をグローバルアンバサダーに起用したことで、欧州各国から問い合わせが増加している。2021年3月までに、英仏の現地百貨店など100店舗体制を目指して、洗顔料、化粧水などのスキンケアアイテムやヘアケア製品を販売する。また今回の欧州進出にあわせて、プラスチック製だった外箱をFSC認証の紙素材にリニューアル。日本で販売する製品の外箱も2020年内に切り替える予定。(2月17日)
Fashionsnap.com:
「バルクオム」ヨーロッパ初進出、外箱をプラから紙製に切り替え
■トルコとパキスタンでハラル基準統一化へ
トルコのハラル認証機関とパキスタンの国立認証協議会は、ハラル統一基準制定に向けて基本同意書に署名した。現在、一貫したハラル認証が定まっていない両国の状況を協力して改善するための措置。両機関は、ハラル関連でジョイントセミナーや会議、トレーニングプログラムを共同開催するなど、互いに支援する体制を作るとしている。(2月18日)
Global Cosmetics News:
Pakistan And Turkish Agencies Cooperate On Halal Standards
■美容機器をレンタルできる新サービス誕生、月額3,000円から
出典: PR Times
フェリシモは、美容家電や美容機器を低額でレンタルできるサービス「Beauty Rental(ビューティレンタル)」を、コスメ商品のセレクトショップ「Beauty Project(ビューティプロジェクト)」内で開始した。レンタル期間は1カ月または3か月の2コースで、一般的なレンタルサービスより長め。取り扱いブランドはヤーマンなど2ブランド10品目20コースを用意、レンタル料金は月額3,000円~9,000円(税別)。(2月19日)
PR Times:
美容機器も所有からシェアへ 通販会社フェリシモの新サービス【ビューティレンタル】スタート
■顧客の行動情報を一元管理&パーソナライズした販促が可能な新サービス登場
出典: PR Times
180万人以上のユーザーを有するデジタルスタンプカードアプリ「Stamps(スタンプス)」を展開する22Inc.は、美容室やアパレルショップ、飲食店などの顧客やスタッフのエンゲージメントを向上させるSaaSサービス「SHOP FORCE(ショップフォース)」を提供開始した。アプリを通じて取得した年齢、性別、来店状況などの顧客管理から、店舗ごとに会員数や属性、再来店率、来店周期などの把握が可能。さらに来店頻度といった顧客の行動情報に加えて、曜日や天気、気温などの条件を組み合わせてパーソナライズしたクーポンを配信できる。顧客のエンゲージメントを高めることで、売上げや従業員定着率の向上が期待できるとする。(2月19日)
PR Times:
“店舗のエンゲージメント力”を向上させる新サービス『SHOP FORCE』を2月19日(水)より提供開始
■アイスタイルとメルカリが包括業務提携締結、化粧品の一次流通を活性化
出典: WWD.JAPAN
メルカリとアイスタイルは、化粧品市場でお互いの商品データを連携し、二次流通市場の情報を活用したビジネスソリューションの創出を目指す包括業務提携を結んだ。アイスタイルが運営する「@cosme」とメルカリの商品データを連携し、@cosmeなどの化粧品一次流通の購買データと、メルカリでの二次流通市場での取引数や平均価格を可視化する。さらにメルカリで、オフィシャル情報として@cosmeの販売情報を提供し、二次流通から一次流通への送客も実施。メルカリでの閲覧、検索、購入履歴などのデータをもとに、化粧品メーカーに販促メニューやソリューション開発の提案が可能となる。さらに@cosmeとメルカリのIDも連携し顧客体験の向上も目指す。(2月20日)
日本経済新聞:
アイスタイルとメルカリ、化粧品市場の一次流通活性化に向け包括業務提携締結
■日本ブランド価値ランキング発表、資生堂が最も成長率の高いブランドに
出典: Fashionsnap.com
インターブランドジャパンは、日本発のブランドを対象としたブランド価値ランキング「Best Japan Brands 2020」を発表した。1位はトヨタ、2位はホンダで、化粧品関連分野では資生堂が17位、花王が20位、コーセーが37位だった。成長率で見ると、資生堂が前年比23%増と全ブランドのなかで最も高く、コーセーは14%増、花王が9%増と化粧品ブランドはいずれも成長率が顕著な結果となった。体験型施設や店舗の充実でロイヤリティ構築に成功したと考えられている。(2月20日)
Fashionsnap.com:
資生堂が最も成長率が高いブランドに、日本ブランドの価値ランキング2020年版が発表
■ユニリーバ、13歳未満の子どもへのターゲティング広告を廃止
出典: Digiday
ユニリーバは、子どもたちを不適切なコンテンツから守るため、13歳未満の子どもに対してターゲティング広告やインフルエンサーを起用した広告を実施しない決定を発表した。これまで同社は、6~12歳の子どもに対して、栄養基準を満たす食料品に限定して従来型広告やSNSを通じたマーケティングを行ってきたが、今後は行わない。ユニリーバのこの措置は、事実上、ソーシャルメディア広告そのものの削減につながるとみられている。(2月20日)
Digiday:
ユニリーバ 、13歳未満への広告ターゲティングを禁止へ
■対面接客なしで買い物できるデジタルストア「SHIRO SELF」3月オープン
出典: PR Times
コスメティックブランドSHIROは、ルミネエスト新宿店の店舗を改装し、新業態デジタルストア「SHIRO SELF」を3月にオープンする。同店では、製品のQRコードを機械にかざすと音声で説明が流れ、店員の接客を受けることなく購入が可能。音声は日本語と英語があり、インバウンドにも対応する。またスマートフォンなどのデバイスで、製品選びから購入まで一貫して行うこともできる。従来型の店舗と「SHIRO SELF」を併設することで、接客を受けながら買い物したい顧客と、自分のペースでショッピングを楽しみたい顧客の双方のニーズに応えていく。(2月20日)
PR Times:
「人はいないけど、愛がある。」をコンセプトにスマートフォンを駆使した新感覚デジタルストア「SHIRO SELF」を併設
■Glossier、サブブランドのGlossier Playを廃止の方向
出典: BUSTLE
米コスメティックブランドGlossierでは、約1年前に発表したメイクアップのサブブランドGlossier Playをやめると創業者がメディアに語った。生分解性ではないグリッターの使用や、必要以上に華美なパッケージとの批判から、思うように販売が伸びなかったのが理由と憶測されている。あわせてGlossierは、全く異なるコンセプトのメイクアップ製品を作ることを検討していると明かした。(2月21日)
BUSTLE:
What Happened To Glossier Play?
Text: 佐藤まきこ(Makiko Sato), 編集部
Top image: Warner via Unsplash