【関連記事まとめ】ポーラがAI技術活用肌分析でパーソナライズドスキンケア製品を刷新ほか
◆ New English article
◆ 新着記事をお届けします。以下のリンクからご登録ください。
Facebookページ|メルマガ(隔週火曜日配信)
LINE:https://line.me/R/ti/p/%40sqf5598o
<2019. 3.12-3.18 BeautyTech関連記事まとめ>
今週は、ポーラが肌分析にAI技術を導入し、「アペックス」ブランドにおいて862万通りの提案可能に刷新することを発表。「ボタニスト」からもパーソナライズドシャンプーが新登場。さらに、ワトソンズ、メイシーズがModifaceとコラボして、ARメイクアップサービスを開始するなど、テックを活用した動きが目立った。
■DHC、米国化粧品小売最大手のUlta Beautyで販売開始
出典: WWD Japan
DHCは、米国の化粧品小売大手のUlta Beautyで商品販売を開始する。同社は1980年代からカタログ販売を中心に米国で展開してきたが、全米に1,124店舗を有するUlta Beautyでの販売により、北米市場を強化する。同ブランドは米国とヨーロッパで支持を伸ばしており、2018年は英国での売上は3ケタ、フランスでは2ケタ成長したともみられている。(3月11日)
WWD Japan:
DHCが米国最大手化粧品小売チェーンのウルタで販売開始
■ユニリーバ・ジャパン、LUX新シリーズでFiNCとタイアップ
出典: PR Times
ユニリーバ・ジャパンは、同社が展開するブランド「LUX」の新シリーズ、「ATHLEISURE SERIES BY LUX(ラックスアスレジャーシリーズ)」と、AI搭載型ヘルスケア/フィットネス・プラットフォームアプリ「FiNC」とのタイアップ企画を開始した。FiNCは、特許を取得したパーソナルトレーナーAIを内蔵し、一人ひとりの健康・美容をサポートするアプリで、2017年3月のローンチからダウンロード数は400万以上に達する。タイアップ企画では、FiNCアプリ内にミッションを設置し、それをクリアするとショッピングポイントや、ラックスアスレジャー製品が賞品としてもらえる。(3月11日)
PR Times:
「ラックス アスレジャーシリーズ」×FiNCタイアップ企画!
■ワトソンズ、メイシーズがModifaceとコラボ、バーチャルメイクアップサービス開始
香港を拠点とするアジア最大の医薬品・化粧品小売チェーンのワトソンズは、ロレアル傘下のAR企業ModiFaceと提携し、マレーシア、タイ、シンガポール、台湾の消費者向けにリップやマスカラ、アイシャドウなどのバーチャルお試しサービスアプリを提供すると発表した。ユーザーはおすすめのトレンドカラーを試すことができ、写真やメイクアップ動画を保存可能。商品を購入すると4時間以内でワトソンズ店舗から自宅に届けられる。また、米国の大手百貨店メイシーズも、ModiFaceとパートナーシップを結び、同様のARメイクアップサービスをオンラインに加え、一部店舗の店頭に専用ツールを配して今春から提供する。ユーザーはおよそ1,000種類のメイクアップ製品をバーチャルで試すことが可能となる。(3月11日)
Cosmetics Business:
A.S. Watson teams up with Modiface to roll out augmented reality beauty across Asia
Global Cosmetics News:
Macy’s partners with ModiFace to offer in-store try-on tools
■ポーラ「アペックス」今夏刷新、AI技術で862万通りからスキンケアを提案
出典: WWD Japan
ポーラは、パーソナライズドスキンケアブランド「アペックス(APEX)」を7月8日に刷新することを発表。従来の肌分析にAI技術を導入し、これまでの256万通りから862万通りまで細分化した提案を実現し、一人ひとりによりあった製品をレコメンドする。また業界初となる動画解析を採用し、同社が蓄積してきた1,800万件以上のデータとあわせ、肌状態を視覚化し、地域、季節、アイテムの優先順位などを考慮した提案ができる。さらにアプリも開発し、肌分析結果やチュートリアル動画の視聴ほか、2年分の肌データを確認できるとしている。(3月12日)
WWD Japan:
ポーラがAI技術を駆使し862万通りから最適なスキンケアを提案 「アペックス」ブランドで
■Benefit Cosmetics、AIスピーカーを活用したサンプルサービスを開始
Benefit Cosmetics UKは、デジタル商品サンプリングサービスを行うSend Me A Sampleとパートナーシップを結んだ。これにより、英国のグーグルアシスタントまたはアレクサを所有するユーザーは「Benefit Cosmeticsのサンプルを送って」と音声コマンドするだけで、同ブランドのベストセラー商品のサンプルが無料で送られてくる。同ブランドでは、商品への関心やブランドロイヤリティを高めるためにサンプリングが有効と考えており、さらにこのサンプルサービスで集められる顧客データをリブランディングなどに活用する狙い。(3月12日)
Cosmetics Business:
Benefit Cosmetics tests waters of voice marketing with new sample service
■ボタニストから初のパーソナライズドシャンプーが登場
出典: PR Times
ボタニストは、パーソナライズドシャンプー「マイ ボタニスト」の予約販売を開始した。髪質やクセ、毛量、なりたい髪質、生活環境など、毛髪診断士が企画した「マイ ボタニスト診断システム」の9つの質問に答えると、植物由来の基本成分に各自に合わせた成分が独自処方されたシャンプーやトリートメント、頭皮用美容液などが購入できる。同社では今後、スキンケアなどカテゴリーの拡大、グローバル市場強化のほか、サスティナブル推進などに注力していく予定。(3月12日)
WWD Japan:
「ボタニスト」からパーソナライズシャンプー「マイ ボタニスト」が登場
■グーグル、リアルタイムでセルフィーに化粧を施せる機能を追加
出典: Techable
グーグルはリアルタイムで撮影するセルフィー写真に、化粧やメガネ、帽子などを重ねられる機能をアプリ開発者向けキットに追加した。Augmented Faces APIを用いて、画像全体から顔の位置を計算、しかめっ面や斜めから撮った顔などの予測が難しいケースでも対応する。これにより、光の反射具合などを考慮したリアルなAR化粧を施すことができる。同技術はYouTubeストーリーズの新しいエフェクト機能にも採用されている。(3月11日)
Techable:
ARメガネや化粧も、GoogleがセルフィーにARオブジェクトを施せる機能を追加
■ピンタレスト、ブランドが商品カタログ・広告を掲載できる新機能を追加
ピンタレストは、商品カタログのアップロードやショッピング広告を掲出できる、小売向けの新しい機能を追加した。これにより、各ブランドはカタログ全ページをピンタレストにアップロード可能で、フィードする商品の順番を入れ替えることもできる。さらに、新しいAds Managerツールを使えば、ピンタレストに掲載した商品の広告を表示するのも可能。また特定のブランドの商品を紹介する「shop a brand」セクションも新たに設置された。(3月13日)
Cosmetics Business:
Pinterest's new shopping features aim to connect retailers and consumers more than ever
Text: 佐藤まきこ(Makiko Sato), 編集部
Top image: Brooke Lark via Unsplash