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【関連記事まとめ】資生堂とヤーマン、肌解析にもとづくパーソナライズ美顔器を共同開発ほか

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<2021. 3.23-3.29 BeautyTech関連記事まとめ>
資生堂とヤーマンが、肌解析にもとづきパーソナライズしたトリートメントメニューを美顔器と美容液を組み合わせて行う新ブランド「EFFECTIM」を発表。凸版印刷とb8ta Japanは、バーチャルとリアルを融合する新ショッピングサービスの実証実験を開始した。また、SHISEIDO MENが、オンライン会議でも使える男性向けのARメイクフィルターを導入した。

■バーチャルとリアルを行き来する新ショッピングサービス、実証実験開始

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出典: PR Times

凸版印刷は、バーチャルとリアルを融合した新しい買い物体験を提供するサービス「IoA Shopping」を開発。サービス提供に先立ち、協業する体験型ストアb8ta Japanがバーチャル空間上に「b8ta Tokyo - Yurakucho」を構築し、実証実験を開始した。スマートフォンから専用アプリにアクセスし、バーチャル店舗ではアバターを、リアル店舗ではアバターロボットを用いることで、どちらの空間でも自由に歩き回りショッピングが楽しめる。また、リアル店舗にいる店員からビデオ通話での接客を受けたり、複数人で同時に接続し音声での会話ができるほか、商品が気に入った時は感情表現ができる機能も備える。(3月22日)

PR Times:
凸版印刷とb8ta Japan、バーチャル空間上でショッピングを可能にする「IoA Shopping™」を開発、「Virtual b8ta」で実証実験を開始

■D2Cブランドの試着・購入ができるショールームを新丸ビルに開設

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出典: Fashionsnap.com

三菱地所、カウンターワークス、SPACERの3社は、購入体験の実証実験として、D2Cブランドの商品の試着や購入ができるショールーム兼試着空間を、東京・丸の内エリアの新丸ビルに期間限定で開設した。参加するのはアパレルほか、ネイルやスキンケアなどの全10ブランド。利用者は予約サイトで商品を選び日時を指定し、スマートコインロッカーで商品を受け取って試着室でお試しをする。購入は各ブランドのWebサイトで受け付ける。予約なしの来場も可能。(3月22日)

Fashionsnap.com:
D2Cブランドの試着・購入ができる試着空間が新丸ビルに 三菱地所など3社が実証実験を実施

■ロレアル・カナダ、アクセラレータープログラムを発表

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出典: Global Cosmetics News

ロレアル・カナダはBonjour Startup Montrealと共同で、カナダのスタートアップの発掘と支援を目的とするオープンイノベーションチャレンジとしてアクセラレータープログラムの開催を発表した。募集するのは、Eコマース、社会貢献をするテック、新しいチャネルとビジネスモデルの3分野で、スタートアップと協業することで美容業界に革新的な技術をもたらすことが狙い。(3月23日)

Global Cosmetics News:
L’oreal Canada Appeals To Start-Ups With Open Innovation Challenge

■購入後にメイク動画が毎週届く、サポート型コスメ「BeMe」誕生

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出典: PR Times

テテマーチは、商品を購入した後に使い方や顔立ちに合わせたメイクのコツを動画で提供するサポート型コスメブランド「BeMe」を発表した。4月6日に発売される商品は、アイシャドウとアイブロウ、ノーズシャドウの3つのパーツを1つで完成できるメイクパレット。商品購入前に自分の目元の形状を選択しておくと、各ユーザーに合ったメイク方法を紹介するレッスン動画が、購入後毎週届く。(3月23日)

PR Times:
動画で購入者をサポート!メイクのHowToを学べるサポート型コスメブランド「BeMe」誕生

■資生堂とヤーマン、肌解析にもとづくパーソナライズ美顔器を共同開発

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出典: Fashionsnap.com

資生堂とヤーマンの合弁会社による新エイジングケアブランド「EFFECTIM」がローンチした。資生堂は中国のビューティテック企業Meituと共同で3D肌解析機を開発。ほうれい線、シワ、毛穴の開きなど18項目で肌状態を確認し、この結果から、資生堂独自のアルゴリズムにより、一人ひとりの肌ダメージに最適なトリートメントメニューをAIが考案。ヤーマンの技術を活用したホームケア用美顔器にパーソナライズしたメニューを即時にインストールする。商品はフェイス用デバイスと美容液、目元用デバイスと美容液の4点。購入は「SHISEIDO THE STORE」とマツモトキヨシ 銀座みゆきAve. 店の専用カウンターででき、中国でもTmallから予約を受け付ける。(3月23日)

Fashionsnap.com:
資生堂とヤーマンがパーソナライズ美顔器を共同開発、高度なホームケアを実現

■SK- II、フィルムスタジオ「SK- II STUDIO」始動

SK-IIは、世界で活躍するクリエイターやアニメーターらが集結するブランド初のフィルムスタジオ「SK-II STUDIO」を始動した。現代の女性が直面するさまざまなプレッシャーに立ち向かうことを応援するメッセージを込めたコンテンツを制作・発信していくとする。3月29日公開の競泳の池江璃花子選手が競技復帰を目指す軌跡を紹介する第一弾映像を皮切りに、年内に8本の公開を予定。また、SK-II STUDIO映像1再生につき1ドルを女性たちへの支援活動に拠出する。(3月23日)

PR Times:
ブランド初のフィルムスタジオ始動“SK- II STUDIO”

■SHISEIDO MEN、テレビ会議でも使用できる男性向けARメイクフィルター導入

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出典: WWDJAPAN.com

資生堂の男性向けプレステージコスメ「SHISEIDO MEN」は、オンライン会議ツールや動画プラットフォーム上でメンズメイクをバーチャルに体験するARフィルターを発表した。Snapchatのカメラアプリ「スナップカメラ」の技術を活用したもので、同ブランドのBBモイスチャライザーやアイブロウフィクサーの色や質感を自分の顔で試せる。資生堂では2020年8月に同様の技術「テレビューティ」を導入し、累計18万回以上利用されており、今回は同サービスを男性向けに拡充した。(3月23日)

WWDJAPAN.com
テレビ会議で使用できる男性向けARメイクフィルターを「シセイドウ メン」が導入 アイブロウやBBクリームも

■インドの美容系EC「Purplle」、約49億円を調達

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出典: Tech Crunch Japan

インドで美容製品のEコマースプラットフォームを展開するPurplleは、シリーズDラウンドでSequoia Capital Indiaなどから4,500万ドル(約48億9,000万円)の資金を調達した。Purplleの取扱ブランドは1,000以上で商品点数は約5万点にのぼり、月間アクティブユーザー数(MAU)は700万人に達する。(9月11日)

Tech Crunch Japan:
MAU700万人を突破したインドの美容系eコマース「Purplle」がシリーズDで約49億円を調達

Text: 佐藤まきこ(Makiko Sato), 編集部
Top image: Michal Balog via Unsplash