【関連記事まとめ】AIがパーソナライズした化粧品成分を提案する「マテリアプリマ」誕生ほか
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<2020. 1.13-1.20 BeautyTech関連記事まとめ>
今週は、AIがパーソナライズした化粧品成分を提案する新ブランド「マテリアプリマ」が、チェントトレンタからデビューしたほか、YSLボーテが羽田空港に日本初となるリテールテイメント型ポップアップストアをオープンした。またMTGは新スリープテックブランド「ニューピース」を発表した。
■クラランス、五感を刺激するポップアップストアをパリにオープン
クラランスはフランス・パリに、1月30日から7日間限定のポップアップストアをオープンする。同ストアでは、訪れた人の視覚や聴覚、嗅覚、触覚、味覚といった五感を刺激する仕掛けが施される予定で、スキンケアやメイク相談を無料で受けることができる。クラランスでは、2019年5月にパリに設けたポップアップストアが成功を収めたことから、ポップアップストアを効果的なマーケティング戦略と位置付けている。(1月13日)
Global Cosmetics News:
Clarins To Open Sensory-Rich Paris Pop-up
■AIがパーソナライズした化粧品成分を提案、新ブランド「マテリアプリマ」誕生
出典: 週刊粧業
チェントトレンタは、原液コスメブランド「マテリアプリマ」の発売にあわせ、顧客一人ひとりに最適な美容成分選びをサポートする「AI.Cierge(アイシェルジュ)」を用いた化粧品販売を、阪急うめだ本店内にオープンした直営旗艦店で開始した。同システムは市販されている国内の化粧品の成分データを独自にデータベース化し、顧客が普段使っている化粧品成分と肌の悩みの関係などから、その人に必要な美容成分を判定し、マテリアプリマの30種30アイテムのなかから提案する。高品質と安全性にこだわり、天然由来のナチュラル素材原料はオーガニックの国際基準COSMOS認証を得た成分を採用している。(1月14日)
Vogue:
オートクチュール発想のスキンケアブランド、マテリアプリマがデビュー!
■YSLボーテ、羽田空港にリテールテインメント型ポップアップストアをオープン
イヴ・サンローラン・ボーテは羽田空港国際線旅客ターミナルに、デジタルインタラクティブやパーソナライゼーションの体験を提供する「リテールテインメント(リテール×エンターテインメント)」を目的としたポップアップストアをオープンした。店内には、飛行機をイメージした大型ディスプレイも設置し、All Hours Cushion Foundationをはじめ、新しい製品に出会う旅の高揚感を演出。同ブランドが日本でリテールテインメント型店舗をオープンするのは、初めての試みとなる。(1月14日)
Global Cosmetics News:
YSL Beaute Travel Retail Asia Pacific Launches Retailtainment Experience In Haneda Airport
■VRや動画教材による2つの美容師教育サービスがリリース
出典: Straight Press
Tres Innovationはヘアサロンのラグゼと提携し、VRを活用した美容師向け教育サービス「hairVR」のクローズドβ版をリリースした。美容師目線で撮影したVR映像と、その周囲6視点から撮影した技術のデモンストレーション映像の視聴が可能で、美容師本人になった感覚やセミナーを受けている感覚で、技術の習得や質の向上を図ることができる。本リリースは2020年3月の予定。(1月16 日)
また美容師短期育成学校「東京スタイリストアカデミー」は、自社の動画教材の無料公開を発表した。公開するのはベーシックカットやサロンカットなどの基礎技術動画や講習動画で、セミナーや技術講習の機会が少ない地方に学びを提供することを目的としている。(1月14 日)
Straight Press:
VRを活用した日本初の美容師教育サービス「hairVR」クローズドβ版をリリース!レッスンは「視聴から体験へ」
PR Times:
美容業界初!美容教育のデジタル化!美容師教育ベンチャーの東京スタイリストアカデミーが動画カリキュラムを無料公開!!地方教育格差の解決へ!
■健康アドバイスや医薬品購入ができるAI搭載ディスプレイ登場
出典: 日経デジタルヘルス
ファミリーイナダは、健康管理システムとAI搭載ディスプレイ「AI.Inada.Mirror」を3月より発売すると発表。頭痛や不眠などの症状を入力すると、鳥取大学医学部井上貴央名誉教授が監修した、疑われる病気や症状を緩和するためのアドバイスが表示され、医薬品を提案された場合はその場でディスプレイを通じて購入もできる。健康管理機能のほか、美容コンテンツなども搭載。同社では、無線通信機能を備えたマッサージチェアのほか、健康管理を支援する「INADA MEDICAL AIクラウド」を2016年から提供している。(1月15日)
日経デジタルヘルス:
健康管理ができるAI搭載ディスプレー、症状に合ったアドバイスを提示
■美容の複合型シェアサロン「Qnoir」、月額8,000円からサブスク開始
出典: PR Times
美容サービスの複合型シェアサロン「Qnoir(クノア)」は、さまざまな美容サービスを受けられるサブスクリプションサービス「Qnoir定額美容プラン」を開始した。Qnoirは、美容師やヨガインストラクター、ネイリスト、アイリスト、占い師などが登録するシェアサロンで、ジャンルを超えた美容サービスの利用が通常価格より割安になる月額8,000円から30,000円までの3つのプランを用意。さらに定額料金の105%がQnoir内で使えるポイントとして付与される。(1月15日)
PR Times:
月々8,000円〜美容のサブスク提供開始。「Qnoir定額美容プラン」で“シンプル&お得な”美容ライフを
■グーグル、小売業者向けネット支援のスタートアップPointyを買収
出典: Tech Crunch
グーグルは、アイルランドのダブリンを拠点とするスタートアップ「Pointy」の買収を発表した。Pointyは、実店舗を持つ小規模小売業者向けに、商品在庫をオンラインで公開できるプラットフォームを開発している。グーグルとPointyは数年前から提携しており、Pointyを導入した小売業者は、グーグルの検索結果に商品在庫データを表示させることが可能。(1月15日)
CNET Japan:
グーグル、小売店向けプラットフォームのPointyを買収--在庫情報をオンラインに
■MTGが新スリープテックブランド「ニューピース」を発表
出典: Fashionsnap.com
REFAなどを手がける美容機器メーカーのMTGは、新しいスリープテックブランド「ニューピース」を発表した。第一弾商品として、AIを活用した「ニューピース AIモーションマットレス」を2月から発売する。マットレス自体が動いて心地よい眠りに誘い、搭載されたヒートナビゲーターが睡眠時の体温の変化を感知してスムーズな入眠や目覚めをもたらすように温度を調整。さらに取得した睡眠データをAIが学習して、各自にあった最適な睡眠を叶えるとしている。(1月16日)
WWD JAPAN:
MTGがスリープテックブランド「ニューピース」を発売 「リファ」「シックスパッド」に続く第3の柱として育成
Text: 佐藤まきこ(Makiko Sato), 編集部
Top image: Alondra Olivas via Unsplash