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【関連記事まとめ】資生堂が最新テック満載の体験型ショールームを開店ほか

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<2019. 5.14-5.20 BeautyTech関連記事まとめ>
今週は、資生堂が最新デジタル技術を活用した体験型ショールームをオープンし、あわせて、ジャパニーズビューティを世界に発信する研究所を設立した。また、ポーラが一般からのアイディアの事業化を目指すアイディアソンの開催を発表。海外では、ロレアルがパーソナライズされた自宅用ヘアカラーブランドの米国での販売を開始した。

■資生堂、最新デジタル技術の体験型ショールーム開店、日本の美を世界に発信する研究所設立

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出典: PR Times

資生堂は、最新デジタル技術を活用した美容に関するコンテンツを体感できるショールームを東京・浜松町にオープンした。タッチパネル型サイネージ「デジタルインフォメーションウォール」で同社の化粧品や美容情報を紹介するほか、IoTスキンケアシステム「オプチューン」などを展示する。(5月10日)また、同社は、日本の美や美意識に関する知見・ストーリーを世界に向けて発信する「ジャパニーズビューティーインスティチュート」を設立、公式サイトを立ち上げた。日本発の化粧品会社としてジャパニーズビューティを動画などで発信して日本への興味や関心の喚起を目指し、国内外のビューティ関連イベントにも参加する。(5月13日)

PR Times:
資生堂の最新デジタルコンテンツを体感できるショールーム 「S/PRESS(エスプレス)」を浜松町にオープン

 WWD:
資生堂が日本の美意識を世界に発信する研究所を設立

■LVMH、歌手リアーナのラグジュアリー・ファッションブランド「Fenty」を創立

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出典: Fashionsnap.com

歌手リアーナのコスメティックラインFenty Beauty とパートナーシップを結ぶLVMHは、新しいラグジュアリーメゾン「Fenty」を立ち上げた。Fentyはパリを拠点に、リアーナのビジョンにもとづいてデザインしたウェアやシューズ、アクセサリーなどをラインナップする予定。ディオールやジバンシィなどを買収によって傘下に収めてきたLVMHにとっては、ゼロからスタートするラグジュアリー・ファッションブランドとしては、クリスチャン ラクロワに続く2つ目となる。(5月10日)

WWD Japan:
リアーナがLVMHとラグジュアリーブランドを設立

■ポーラ、一般からのアイデアの事業化を目指すアイディアソンイベントを開催

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出典: WWD

ポーラは、オープンイノベーションプラットフォーム「エイコン(eiicon)」を運営するパーソルキャリアと共同で、広く一般からアイデアや新サービスを募り、新たな価値の創造を目指すアイデアソン「2日間で、そのアイデアを事業化へ。ポーラ ビジネス ビルド」を6月14、15日に渋谷で開催する。法人や個人、チームなど約40組の参加を募集。ポーラが持つ全国の店舗網や肌のビッグデータなどを活用し、グループでの議論を通して、事業化できるアイデアを創出するイベントとする。最優秀賞チームには賞金20万円が授与されるほか、実証実験が行われる。(5月13日)

WWD:
ポーラが“2日間でアイデアを事業化する”イベントを実施

■ロレアル、カスタマイズヘアカラーブランドを米国でD2C販売開始

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出典: Global Cosmetics News

ロレアルは、パーソナライズされた自宅用ヘアカラーブランド「Color&Co」を立ち上げ、米国市場でD2C方式での販売を開始した。公式サイトで、プロのカラリストがユーザーと髪型や髪質、希望の髪色についてライブビデオで相談しながら、パーソナライズしたヘアカラー製品を提案。商品は数日以内に配送される。価格は19.90ドルから、定期購入サービスも提供する。(5月13日)また、ロレアルは、5月16~18日にパリで開催された欧州最大規模のテクノロジー関連イベント「Viva Technology 2019」に出展。傘下のAI・AR企業ModiFaceが開発した「バーチャル ヘア アドバイザー」や、AIによるファンデーション提案サービス「シェード ファインダー」などを発表した。(5月15 日)

美容経済新聞:
ロレアル、米国でカスタマイズヘアカラー「Color&Co」の直接販売ビジネスを始動

WWD:
「ロレアル」がパリのテックイベントでAI・ARを駆使した“未来の美”のサービスを発表


■ユニリーバ、米スキンケアブランド「Drunk Elephant」を買収か

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出典: Global Cosmetics News

ユニリーバが、米国のナチュラル・スキンケアブランド「Drunk Elephant」を10億ドルで買収することを検討中と報じられた。Drunk Elephantは2012年に女性創業者が興したブランドで、天然由来で安全な原料の使用をうたい、ミレニアルやZ世代から人気が高い。ユニリーバはメディアからの取材に対してコメントを控えた。(5月11日)

Bloomberg:
Unilever Considers $1 Billion Bid for Skincare Brand

■博報堂DYMP、広告にアプリをかざすとコンテンツが表示される「AR広告」提供開始

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出典: MarkeZine

博報堂DYメディアパートナーズとスターティアラボは、既存メディアの広告の上にARアプリをかざすとスマホ上にコンテンツが表示される「AR広告」の提供を開始した。広告上にARマーカーを設定し、これをアプリで読み取ると、スマホ上に動画やデジタルコンテンツなどのプラスアルファの情報が表示される。キャンペーンサイトへの誘導や店舗へのルート表示などに活用が可能。第一弾として、「アウトドアメディア×AR広告」を博報堂DYアウトドアと協働で販売する。(5月15日)

MarkeZine:
博報堂DYMPとスターティアラボ、「AR広告」を提供開始 アプリをかざすとスマホ上にコンテンツが表示

■美容室会員サービス「icoi」、毛髪から栄養バランスを分析しパーソナライズしたライフスタイルを提案

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出典: PR Times 

イデアシステムは、同社が運営する美容室の会員サービス「icoi(憩い)」で、毛髪から採取した各自の栄養データを分析して、パーソナライズした食生活やライフスタイルを提案するサービスを実施。美容室でカットした髪から、カルシウム、亜鉛などの必須ミネラル12元素と、薄毛などの原因となる有害ミネラル5元素の体内含有量を調べることが可能で、ユーザーは自分の栄養バランスをマイページで確認できる。さらに同社では、アロマテラピー専門店「生活の木」や「スープストックトーキョー」などとコラボし、女性の美容と健康の悩みに応える食品なども開発している。(5月15日)

PR Times:
業界“初”パーソナル栄養データで、新たなライフスタイル始まる

■ワトソンズ、ロイヤリティプログラムを拡大、将来はアジア広域での展開も

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出典: Global Cosmetics News

香港を拠点とする世界最大級のドラッグストアチェーン、A.S.ワトソンズは、同社のロイヤリティプログラム「Watsons One Pass」を広東省から香港、マカオ大湾区まで拡大した。利用可能な店舗は660以上となり、同プログラムのメンバーはこれらの地域を訪れた際、同じ1枚のカードで特典などが利用できる。同社では、現在、各国ごとにプログラムを行なっているシンガポール、マレーシア、インドネシアなどにも、このワンパス・プログラムを導入する予定。同社は10年連続でアジアでナンバーワンの薬局、ドラッグストアに選ばれており、9,000万人以上のロイヤリティプログラムメンバーを有する。(5月16 日)

Global Cosmetics News:
A.S. Watson Goes International With Watsons One Pass Loyalty Program

■ 弓気田みずほの“新ブランド”診断

・今回のブランド / 企業
 potanini(ポタニーニ)/ gothic co.,ltd.

・発表会日時 / 会場
 2019年5月14日 / POLYGON 青山

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出典:potanini公式サイト

・ 診断レポート
potaniniは、トップヘアメイクアーティストの実山幸恵氏が見出した「tecs.Water(テックスウォーター)」を高濃度配合したスキンケアである。tecs.Waterとはアルカリ性質の高機能還元性ミネラルイオン水で、天然温泉水を解析し人工的にミネラル濃度を高めた水のこと。豊富にマイナスイオンを含み、ストレスでプラスに傾きやすい肌バランスを整えるとともに、各アイテムに配合された美容成分の浸透を促す効果もあるとされる。機能性の高い「水」をベースにしたブランドは、ナチュラル志向の高まりやジェンダーフリーコスメのトレンドの中で存在感を増している。顔・髪・頭皮など使う場所を選ばないことから、とくにヘアサロン発信のブランドに多くみられ、potaniniもその1つ。プレスイベント会場では、頭皮から顔、首筋の半分側にスプレーして、フェイスラインが引き締まる即効性をみせるデモンストレーションをしていた。「水と保湿成分」という極めてシンプルな成分表示は、やや物足りなさを感じるが、サロンで実体験をさせながらベネフィットを伝えていく方法には向いているのでは。サロンと自社オンラインショップでの販売に加え、百貨店でのポップアップも予定しているという。昨年末の「ブランド終了」から新たなスタートを切ったフローフシの「UZU」が、セルフチャネルのブランドでありながら東西の大手百貨店でポップアップストアを開いたことも記憶に新しい。新規の来店客を誘致することが緊急の課題である百貨店が、こうしたユニークなスモールブランドのインキュベーターになり得るのではないかとも考えさせられる。(美容コーディネーター/ビューティビジネスコンサルタント 弓気田みずほ

Text: 佐藤まきこ(Makiko Sato), 編集部
Top image: chuttersnap via Unsplash