【関連記事まとめ】三越伊勢丹がバラエティコスメのECをオープンほか
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<2019. 11.10-11.18 BeautyTech関連記事まとめ>
今週は、三越伊勢丹がプチプラコスメを含むバラエティコスメ80ブランドを取り扱うECと、ソーシャルギフト機能付きギフトECをオープンしたほか、@cosmeが自動翻訳機能付きのグローバルアプリをマレーシアと香港でリリースした。さらに、コスメのサブスクリプションサービス最大手Ipsyが、膨大なレビューデータをもとに自社ブランドを立ち上げた。
■「@cosme」、自動翻訳機能付きグローバルアプリをマレーシアと香港でリリース
出典: WWD Japan
アイスタイルは、「@cosme」のグローバルアプリをマレーシアと香港で公開した。今後はタイや台湾などに順次拡大する予定。同アプリは、他国ユーザーのクチコミや他国のコスメ関連ニュースを自動翻訳で閲覧できるのが特徴で、将来的には日本版アプリにも翻訳機能を導入し、世界各国のユーザーが世界中のクチコミやランキングを参考に、1つのIDで商品購入ができる体制を目指す。グローバルアプリはまず英語圏と中国語圏から展開を進め、各国のユーザー動向を蓄積。世界規模のデータベースを構築することで、国内外の消費者やブランドをつなぐサービスを提供し、同社が掲げる@cosmeのグローバル化構想を推進していくとする。(11月10日)
WWD Japan:
「アットコスメ」がグローバルアプリをスタート 口コミやニュースを自動翻訳
■Adobe、AIが写真を自動補正するスマホカメラアプリをリリース
出典: Techable
Adobeは、AI技術により写真を自動で加工するスマホのカメラアプリ「Photoshop Camera」をリリースした。同社のAIプラットフォーム「Adobe Sensei」を活用し、スマートフォンで撮影した写真から、人物、風景、食べ物などの撮影状況を瞬時に認識し、それぞれのシチュエーションに応じた最適な色味に自動補正する。またコミック調など様々なフィルターもあるほか、エフェクトをリアルタイムで表示しながらの写真撮影も可能で、著名アーティストやインフルエンサーが選定したレンズやエフェクトも搭載されている。(11月12日)
Techable:
Adobe、エフェクトも多数搭載した「カメラアプリ」発表
■三越伊勢丹、バラエティコスメECとソーシャルギフト機能付きギフトECをオープン
出典: WWD Japan
三越伊勢丹は、プチプラコスメを中心に取り扱うオンラインサイト「ミーコバラエティ」の本格稼動を開始した。ミーコバラエティでは、キャンメイクやセザンヌ、エクセルなど約80ブランドのバラエティコスメをラインナップ。同社では自社化粧品を販売するオンラインストア「ミーコ」を展開しており、既存の百貨店コスメ約230ブランドとあわせると、取扱商品は約1万1,300アイテムとなる。あわせて、肌チェックアプリとの連携や、新しい決済手段導入など利便性向上も図る。(11月12日)
また同社では、ミレニアル世代向けのオンラインギフトショップ「ムードマーク バイ イセタン」をローンチした。相手の住所を知らなくてもギフトが贈れる「ソーシャルギフト機能」を搭載しており、決済終了後に発行される受取専用URLをラインやメールでシェアし、受け取った相手が自分で住所や配送日時などを入力するシステム。ギフトコンシェルジュへの相談や、オリジナルラッピングなどのサービスもあり、伊勢丹新宿本店で取扱うブランドを中心に約230ブランドの利用ができる。(11月13日)
WWD Japan :
三越伊勢丹が化粧品ECでバラエティーコスメも販売
三越伊勢丹のギフトECがソーシャルギフト機能を搭載 12月には期間限定実店舗も
■横浜市×TikTokの乳がん啓発プロジェクト、視聴回数9,450万回を突破
出典: PR Times
横浜市医療局は10月の乳がん月間に、ショートムービーアプリTikTokとコラボレーションした乳がん啓発活動「#胸キュンチェック」を実施した。これは、医療への見方を変え健康への取り組みを市民に呼びかける、横浜市の「医療の視点」プロジェクトの一環で、TikTokとの連携協定は自治体として全国初。約1ヶ月間で「#胸キュンチェック」の動画1,090本が投稿され、視聴回数は9,450万回以上。他SNSでのシェア数は、TikTok上のほかのキャンペーンの平均に比べ約3倍の結果となった。(11月12日)
PR Times:
TikTokとの連携による乳がん啓発「#胸キュンチェック」プロジェクト実施報告
■バイオテクノロジー企業Wuhan、南アフリカでCBDスキンケアシリーズをローンチ予定
カナダを拠点とするバイオテクノロジー企業、Wuhanは、南アフリカでのCBD(カンナビジオール)スキンケアライン「DrAnnaRx」の展開準備を進めている。同シリーズは、CBDを配合したデイクリーム、ナイトクリーム、スキンオイルなどをラインナップし、南アフリカにあるWuhanの子会社MJ Medtechが製造する。同社では医薬品グレードのプレミアムCBDを採用するとしており、製品は南アフリカの薬局やコンビニエンスストア、ホテルなどで販売される予定。(11月13日)
Global Cosmetics News:
Wuhan Set To Launch CBD Beauty Range In South Africa
■マイクロソフト、インドで子宮頸がん診断のAIネットワーク構築を支援
出典: Tech Crunch
マイクロソフトは、インドにおける病理学の診断サービス最大手SRL Diagnosticsと提携し、病理学用AIネットワークの構築を進めている。インドでは子宮顎がんで死亡する女性の割合が高く、世界全体の死亡数26万人の25%を占める。これは、細胞病理医の数が少なく、子宮顎がん検査に膨大な時間がかかるため早期発見が難しいことが原因の1つである。現在開発中のAIネットワークでは、病理検査の時間を1/4に短縮できるとみられ、将来は子宮顎がん以外の病理検査や、遠隔地での利用なども期待されている。(11月13日)
Tech Crunch:
マイクロソフトがインドでAIによる子宮頸がん診断の迅速化を支援
■コスメのサブスクリプション「Ipsy」、膨大なレビューデータをもとに自社ブランドを立ち上げ
コスメのサブスクリプションサービスを行うIpsyは、初の自社ビューティブランド「Complex Culture」を立ち上げた。同シリーズは、ヴィーガンでクルエルティフリーのメイクアップブラシ8種類をラインナップ。同社は1億6,000万に及ぶレビューデータをもとに、会員にパーソナライズしたコスメボックスをサブスクリプション型で届けるサービスで人気を博しており、Complex Culture製品もユーザーの声をもとに開発された。来年以降、Complex Cultureの商品レンジを拡充するとともに、新しいブランドの立ち上げも検討中。(11月14日)
Global Cosmetics News:
Ipsy Expands Business Model With Own-Brand Beauty Launch
■サロン物販専用のドロップシッピングサービス「BCC」スタート
フォレスタートは、エステやヘアサロンなどの美容サービス事業者がアプリ上でショップを開設し、アプリを通して商品の販売ができるドロップシッピングサービス「BCC(Beauty Consumer Channel)」のバージョンアップ版をリリースした。BCCは2,000点以上の美容、健康系商材を取り揃えており、完全無料で販売手数料もかからず利用できる。仕入れや在庫の手間が省けるのに加え、BCCで買い物できるユーザーはサロンから認証された顧客のみとなるため、サロンと顧客のリレーションを強化することにも繋がると期待される。(11月14日)
PR Times:
無料で利用できるアプリを使った「サロン物販」専用 ドロップシッピングサービスBCC
Text: 佐藤まきこ(Makiko Sato), 編集部
Top image: Miles Storey via Unsplash