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【関連記事まとめ】IFFと仏アリベール、嗅覚センサー共同開発プロジェクトほか

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<2019. 1.15-1.21 BeautyTech関連記事まとめ>
今週は、大手香料メーカーIFFのデジタル・ノーズ・プロジェクトがスタート。またAI顔診断をもとに各自に適した美容法を提案するアプリのローンチや、美容医療に特化したSNSの資金調達のニュースもあった。

■市場最大規模「国際化粧品展」に世界35カ国から最新コスメが集結

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出典: WWD

日本最大の化粧品専門展「国際化粧品展(COSME TOKYO 2019)」が、1月30日から2月1日まで、幕張メッセで開催される。コスメの仕入れ・選定、代理店交渉に関する商談が活発に行われる国際商談展で、出展する会社は世界35カ国310社に及び、スキンケアやメイク、ボディケアなど約2万3,000点を展示、新製品も数多く登場し、史上最大規模での開催となる。今年の目玉は、欧米やアジア、中東など世界各国から集まる日本初上陸コスメ約600点。さらに日本全国のご当地コスメ、最先端テクノロジーを活用したコスメなども一堂に会する。(1月10日)

WWD:
「国際化粧品展」に世界35カ国からの最新コスメが集結 充実した国産コスメにも注目

■商品レコメンドとマネタイズが簡単に、ビューティアドバイザー向けアプリがローンチ

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出典: Blush Digital

スタイリストやメイクアップアーティストなど、プロのビューティアドバイザー向けのアプリ「Beauty Scripts」が米国でローンチした。同サービスは、リストされた膨大なコスメデータのなかから、ビューティアドバイザーが顧客一人ひとりにあったおすすめの商品や詳しい使用法など“処方箋”をメールやテキストメッセージで送れるほか、紹介した商品の売上に応じてコミッションが受け取れる。フリーランスで活動する人が主な対象。同サービスは、2018年8月に実施された「Silicon Couloir’s Pitch Day」での起業家コンペティションでパネリスト賞を受賞。すでに100人以上のプロが契約している。(1月11日)

Blush Digital:
Beauty Scripts App Allows Pros to Suggest Products, Earn Money

■アドウェイズ、薬機法違反リスクの高い箇所を抽出&適切な表現を提案するサービスをリリース

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出典: MarkeZine

アドウェイズは、同社へ広告運用を委託している企業を対象に、美容・医療の広告において、医薬品医療機器等法(薬機法)に抵触するリスクが高い箇所を抽出するサービス「YACLE(ヤックル)」をリリースした。広告のランディングページを同サービスの解析ツールに通すと、媒体審査や薬機法違反リスクが高い箇所を指摘し、適した表現が提案される。これにより、広告修正や再審査などにスピーディーに対応可能となるほか、修正対応に要していたリソースを削減できる。(1月15日)

MarkeZine:
アドウェイズ、薬機法違反のリスクが高い箇所を指摘&表現案を提示するサービス「YACLE」を提供

■似ている有名人・顔タイプをAI診断、美容法を提案するアプリ誕生

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出典: PR Times

KINDLERは、顔タイプ診断と適した美容法を提案する「mira(ミラ)」ミラーアプリ(iOS)をリリースした。同アプリで顔写真を撮影するとAIが顔診断を行い、似ている有名人を選んで、顔タイプを判定。その結果から、各自にあった美容法やスキンケア、メイクアップ、ファッション情報などが提案される。さらに、商品の購入ができるほか、専門家からよりパーソナライズされた診断や美容レッスンを受けることも可能。(1月16日)

PR Times:
KINDLER, Incが「似ている有名人判定・#AI顔タイプ診断」で顔タイプを分類し、運気がアップする美容法を提案するミラーアプリ(iOS)をリリース!!

■ベトナムの美容サロン予約サービスWeFit、サイバーエージェント・キャピタルから100万ドル調達

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出典: The Bridge

ベトナムのフィットネスやスパの予約スタートアップ、WeFitは、サイバーエージェント・キャピタルから100万ドルを調達した。同社は2016年に設立、ハノイとホーチミンのフィットネスや美容サロン約1,000店舗の利用可能時間の検索と予約ができる定額制サービスを提供しており、毎月15万件以上の利用がある。2019年はユーザー100万人達成を目標にしており、今回の資金調達でWeFit の製品開発の次フェーズが推進され、新市場拡大も期待される。(1月16日)

The Bridge:
ベトナムのフィットネス・美容スパ送客スタートアップWeFit、プレシリーズAでサイバーエージェント・キャピタルらから100万米ドルを調達

■IFF、仏アリベール・テクノロジーズと共同でデジタル嗅覚センサー開発へ

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出典: Global Cosmetics News

米国の大手香料メーカーInternational Flavors & Fragrances(IFF)が、嗅覚技術の仏アリベール・テクノロジーズと共同で「デジタル・ノーズ・プロジェクト」に取り組む。アリベール・テクノロジーズは、持ち運び可能でユニバーサルに使用できる人間の嗅覚を模したセンサーを開発しており、同社の技術を活用し、さらに進化した嗅覚センサーと匂いのデジタルプラットフォームの構築を2社協働で目指す。将来的には、食品や香水、化粧品などさまざまな分野で利用できることが期待される。(1月16日)

Global Cosmetics News:
IFF Partners with Aryballe on Digital Nose Project

■HANKYU BEAUTYと@cosmeがコラボ、約10ブランドを楽しめる限定ボックス発売

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出典: Hankyu Beauty

阪急百貨店の通販サイト「HANKYU BEAUTY」は、ビューティアドバイザーがセレクトしたサンプルサイズのビューティプロダクトを届ける会員制サブスクリプション・サービス「BLOOMBOX by @cosme」とコラボレーション。スキンケア、ボディケア、フレグランスなど、およそ10ブランドのサンプルを詰め合わせた「LUXURY BOX」を数量限定で販売開始した。セレクトされたアイテムは、HANKYU BEAUTYで人気のブランドのほか、2月27日から3月5日に阪急うめだ本店で開催される「BEAUTY EXPO!2019」の出展ブランドも含まれている。
(1月16日)

美的.com: 
“大人きれい”を体験できるイベント「BEAUTY EXPO!2019」が阪急うめだ本店にて開催!

■美容整形専門SNS「Meily」、数千万円規模の資金調達を完了

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出典: Tech Crunch

美容整形を希望する人や経験者が交流するSNS「Meily(メイリー)」を運営するメイリーは、NOW、YJキャピタル、EastVenturesなど複数の個人投資家から数千万円規模の資金調達を完了した。メイリーは美容医療に特化したSNSとして2018年4月にリリース、ユーザーの施術写真の閲覧やQ&A機能を通じ他ユーザーへの質問もできる。ユーザー数やダウンロード数は非公開だが、これまでの投稿数は1万件以上に及ぶ。今回の資金調達で、開発体制の強化やユーザー拡大を図る。(1月18日)

Tech Crunch:
美容医療の経験や悩みをシェアするSNS「Meily」が資金調達

■@cosmeのユーザー動向、今回のキーワードは「トーンアップ」

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株式会社マンダムが2018年に行った「出会いとデジタルコミュニケーションに関する調査」で興味深い結果が発表されている。それによると、平成世代(※)では「ネット上で自分の顔画像を加工すると答えた人は半数以上」「最も加工するのは肌」「リアルの自分をネット上の自分に近づけたいとする“リアル映え”志向が7割」といった回答が得られたという。@cosmeのベスコス2018日焼け止め部門で1位に選ばれた、ラベンダーカラーの「スキンアクア トーンアップUVエッセンス」に代表される、トーンアップ系のカラーコントロールや下地、コンシーラーが流行っている理由は、アプリの影響ではないかと考えていたのだが、その推察が裏付けられたように思う。スマホカメラの画質や加工技術が向上し、バーチャルメックアップアプリの機能も進化した今、若い世代は美肌を作る“加工”という化粧法をネット上で学習する。そして、そこで生まれた理想の肌を現実のものにするツールとして、トーンアップ系アイテムを活用しているのではないか。10代前半の層では、アプリでの化粧体験が先で、本当に自分の顔にメイクをするのが後になる、ある種の逆転現象も起きはじめている。(アイスタイル リサーチプランナー 西原羽衣子、原田彩子)※ここでは10〜20代の回答者を指す

Text: 佐藤まきこ(Makiko Sato), 編集部
Top image: Ali Morshedlouvia Unsplash