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【関連記事まとめ】オルビスがAIパーソナルカラー診断開始ほか

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<2019. 3.26-4.1 BeautyTech関連記事まとめ>
今週は、オルビスがAI技術を活用したパーソナルカラー診断サービスを開始したほか、ポーラが肌バイタルチェックのリニューアルを発表した。また、エスティ ローダーがテクノロジー専門の研究所を開設、セフォラがスペインの店舗にデジタルミラーを導入するなど、国内外でAIを活用したニュースが続いた。

※2019年4月4日 19:00に、フェムテック記事キャンペーンに関するまとめを追加しました。

フェムテック記事コラボ、Twitterキャンペーンの受賞者発表

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BeautyTech.jpとBuzzFeed Japanは、国際女性デーである2019年3月8日(金)から31日(日)まで、新しい市場として世界的に注目を浴びている「フェムテック」をテーマとした記事キャンペーンを実施。期間中、性差を乗り越えて本気出した経験を募集するTwitterのハッシュタグ「#わたしの本気はすごい選手権」アワードを行い、入賞者を発表した。各賞の入賞者は以下のとおり。

BuzzFeed Japan賞:ひろ/hiro@のんびりリハビリ中さん
BeautyTech.jp賞:ドラざえもんさん
花王ロリエ&めぐりズム賞:FUUさん
ナイキ賞:たぬさん

BuzzFeed News:
「ガラスの天井」を破るために。私たちが勇気づけられた4つの言葉

■オルビス、AI活用「パーソナルカラー診断」サービスを開始

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出典: WWD Japan

オルビスは、AIを活用してパーソナルカラーとフェイスプロポーション診断ができるサービス「パーソナルAIメイクアドバイザー」を、ORBISアプリ内で4月1日からスタートした。同サービスには、フューチャーアーキテクトの深層学習技術を採用。さらにカラースタイリストの関口まゆみ氏の協力のもと、判定における感覚もディープラーニングすることで、プロの判定の9割程度の再現を可能にした。ユーザーが顔写真を撮影すると、四季をイメージした4カテゴリーのパーソナルカラーと、16分類のフェイスプロポーションを診断、似合う色や目的にあった商品を提案する。「なりたい印象」に回答すると、メイクの個別アドバイスも得られる。(3 月25日)

WWD Japan:
オルビスがAIを用いてパーソナルカラー診断 “なりたい印象”に近づくアドバイスも

■エスティ ローダー、NYにテクノロジー専門研究所を開設、IT技術開発を強化

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出典: Global Cosmetics News

エスティ ローダーは、テクノロジーにフォーカスした初めてのイノベーション・ラボを開設した。3DプリンティングやAI、データ分析などの技術開発を強化する目的。同社は2018年秋にIT関連の部署再編を行い、それまで8ヶ所に分散していたチームをNYクイーンズにあるオフィスに統合してラボとした。優れたテック人材を集めるため、スタンディング・デスクやゲームルーム、ハイテク・ミーティングルームを設置し、職場環境も整備している。(3月25日)

Global Cosmetics News:
3D printing, data and AI – oh my! Lauder launches digital innovation lab

■隠れ肌トラブルを発見できるアプリ「肌あれ予報」リリース

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出典: PR Times

化粧品の製造、販売などを行う桃谷順天館グループは、肌トラブルを事前に発見できるミラーアプリ「肌あれ予報」をリリースした。同社が独自で開発した画像フィルターを顔写真に使用すると、ニキビやシミ、毛穴など、今は目立っていないが肌トラブルを引き起こす可能性のある部分を発見できる。さらに肌トラブルの種類別に、原因と対策、ケア方法や同社ECサイトのおすすめ商品が提案される。また同アプリは素肌で使用するほか、メイクした状態でフィルターをかけ、ファンデーションやコンシーラーで肌トラブルを隠せているかチェックする使い方もできる。(3月25日)

PR Times:
あなたのお肌にも、あるかも…! 隠れ肌トラブルが見えるアプリ「肌あれ予報」3/25リリース!

■アジア向け化粧品口コミ「COSMERIA」と、台湾のEC販売「DOREDORE」が業務提携

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出典: PR Times

台湾、香港、東南アジアの化粧品口コミサービス「COSMERIA」を運営するプラネティアは、台湾で主に日本コスメの販売を行うECモールDOREDOREと業務提携を結んだ。今回の提携で、口コミによるPR、話題作りから販売促進、現地でのEC販売まで、台湾マーケットにワンストップでアプローチ可能となった。DOREDOREは台湾のほか、中国や香港、シンガポール、マレーシアにも販路と現地販売の仕組みを持っており、台湾での事例をもとにアジア各国への展開も見据えている。(3月25日)

PR Times:
アジア向け化粧品口コミサービスびCOSMERIA、台湾のEC販売でDOREDORE洋行有限公司と業務提携

■ポーラ「肌バイタルチェック」を7月にリニューアル

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出典: PR Times

ポーラは、2017年から実施している肌分析カウンセリングをリニューアルし「新・肌バイタルチェック」として2019年7月に開始する。従来のチェックでは高性能肌カメラと水分センサーで肌を計測し、これまで蓄積した1,800万件のビッグデータをもとに、肌バイタル状態とうるおい、透明感、ハリ感を分析していたが、「新・肌バイタルチェック」ではシミレベルとシワレベルの2項目を追加する。さらに「新・肌バイタルチェック」の所要時間は従来の半分の約10分となり、よりスピーディな測定、提案が可能となる。(3月28日)

PR Times:
新・肌バイタルチェックを開始

■セフォラ、スペインの旗艦店にAI搭載デジタルミラー導入

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出典: Cosmetics Business

セフォラは、AI搭載のデジタルミラーをスペインのマドリッドにあるフラッグシップストアに導入した。デジタルミラーは、体験を変えるテクノロジーに注力するWildbytesが開発。顧客が鏡の前に立つと、性別や年齢、外見、スタイルなどの顧客属性を把握し、各自に最適なコスメ製品を提案する。鏡にQRコードを表示して店内やオンラインショップでのスムーズな商品検索と購入に誘導するほか、気候や季節、トレンドにあわせた商品提案も可能だ。セフォラではオンラインでパーソナライズした提案を進めているが、このデジタルミラーにより、実店舗でも個々の顧客に即したショッピング体験を提供していくことが狙い。(3 月28日)

Cosmetics Business:
Sephora introduces AI-powered digital mirror to Spanish flagship

■資生堂、女性の教育に貢献する女性活動家を支援するチャリティプログラムを発表

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出典: 週刊粧業

資生堂は、同社ブランドのクレ・ド・ポー ボーテが推進するグローバル・チャリティプログラム「Power of Radiance Program/パワー・オブ・ラディアンス プログラム」の発足を発表した。同プログラムは、世界の少女たちの社会的地位向上、女性のエンパワーメントを目的に、毎年女性の教育に貢献した女性を表彰し、寄付金を授与して活動をサポートする。第1回受賞者には、ユニセフ親善大使で教育分野における活動家、マズーン・メレハン氏を選出した。(3月28日)

週刊粧業:
資生堂、女性の教育に貢献した女性活動家を表彰

Text: 佐藤まきこ(Makiko Sato), 編集部
Top image: Parker Johnson via Unsplash

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