【関連記事まとめ】ヘンケル、米カスタマイズヘアカラーD2Cを買収
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<2019. 8.6-8.19 BeautyTech関連記事まとめ>
今週は、ヘンケルがD2Cに特化したカスタマイズヘアカラー「eSalon」を買収。国内では、ファンケルとキリンHDが資本提携を発表したほか、美容医療の口コミアプリ「トリビュー」が3.5億円を資金調達。女性の生理の悩みに寄り添うメディアコマース「ランドリーボックス」が公開された。
■米エスティ ローダー、女子学生のためのSTEMプログラム「Kode With Klossy」に協賛
エスティ ローダーは、スーパーモデルのカーリー・クロスが立ち上げた、13歳から18歳の女子学生を対象にしたSTEM(サイエンス・テクノロジー・エンジニアリング・マスマティックス)教育に特化した無料プログラムを提供する「Kode With Klossy」とパートナーシップを結んだ。Kode With Klossyのプログラムに登録した学生は、STEMコーディングクラスで指導を受けたのち、エスティ ローダーが9月にローンチする「Pure Color Envy Rebellious Rose collection」の新しいウェブサイトの設計に関わる機会が与えられる。(8月5日)
Global Cosmetics News:
The Estee Lauder Companies Partners With Kode With Klossy
■女性の生理をテーマにしたメディアコマース「ランドリーボックス」始動
出典: ニコニコニュース
ランドリーボックスは、生理、妊活、更年期障害など女性の体や心の悩みに特化したライフスタイルプラットフォーム事業を開始、第一弾として生理を軸にしたメディアコマース「ランドリーボックス」α版を公開した。ランドリーボックスでは、生理を起点に女性の日々の暮らしに寄り添う記事や、医師監修の解説コンテンツなどを発信するほか、月経カップや布ナプキンなどの生理用品アイテムや、骨盤底筋トレーニングプログラムといったフェムテック関連サービスを紹介、商品レビューを掲載するとともに販売を行う。(8月5日)
ニコニコニュース:
ライフスタイルプラットフォーム「ランドリーボックス」α版開始
■ファンケルとキリンHDが資本提携、美容・健康領域での商品開発を推進
出典: Bloomberg
ファンケルは、キリンホールディングス(HD)との資本提携を発表した。キリンHDは、ファンケルの発行済み株式の30.3%(議決権割合で33%)を1,293億円で取得し、取得後はキリンHDがファンケルの筆頭株主となる。キリンHDは2021年までの中期経営計画で「医と食をつなぐ事業」を育成する方針を発表しており、提携を通じて、両社が持つブランド力や技術力を活かし、アンチエイジングなどのスキンケア商品や、生活習慣対策のサプリメントの開発などを目指す。また、発酵技術を活用した化粧品などの共同開発にも取り組む。(8月6日)
Bloomberg:
キリンHD:ファンケルに1293億円出資-創業者らから株式取得
■ヘンケル、D2Cに特化した米カスタマイズヘアカラー企業「eSalon」を買収
出典: WWD Japan
ヘンケルは、カリフォルニアに拠点を置くカスタマイズヘアカラーベンチャー「eSalon」の株式の51%を取得した。eSalonは、髪質や希望の色味などをたずねるオンライン上の質問への回答をもとに、各自に合わせたヘアカラーを作成し自宅に配送するD2Cサービスで、サブスクリプションにも対応している。ヘンケルは今回の買収で、デジタルビジネスを強化すると同時に、最近加速するパーソナライズトレンドを取り入れる狙い。(8月8日)
WWD Japan:
ヘンケルがカスタマイズヘアカラーサービスを買収
■美容医療のクチコミアプリ「トリビュー」が3.5億円の資金を調達
出典: Tech Crunch
プチ整形など美容医療のクチコミアプリ「トリビュー」を運営するトリビューは、総額3.5億円の資金を調達した。トリビューは2017年10月にリリースされた、健康保険適用外となる美容外科、美容皮膚科、矯正歯科などのクチコミ・予約アプリ。ビフォー/アフターの経過画像は15万枚以上、体験談の投稿は7,000件以上が寄せられ、累計アプリダウンロード数は15万を超えている。(8月8日)
Tech Crunch:
美容医療の口コミアプリ「トリビュー」がW Venturesなどから3.5億円を調達
■韓国、化粧品の安全規制改定へ、EUに準じる方針
韓国は、化粧品の安全性に関する規制について改定を進めている。韓国食品医薬品安全処は、化粧品原料の規制の大部分をEUにあわせる方針。メチルイソチアゾリノンやクロロプレンなど、論議の的になっている化学成分は最大許容濃度を下げ、ヘアカラーリング材に使用できる成分は、ヒドロキシベンゾモルホリンなど7つが追加される。改定は、洗顔石鹸やカスタムメイド化粧品も対象になるほか、13歳未満の子ども向け化粧品でのサリチル酸とIPBCの使用を禁止する。新規制の施行日はまだ発表になっていない。(8月13日)
Global Cosmetics News:
South Korea To Align Cosmetics Regulation With EU Standard
■Instagram、ストーリーズのARエフェクトを使用可能な「Spark AR」パブリックβ版公開
出典: IT Media
米Facebookは、Instagramのストーリーズで使用可能なARカメラエフェクトを誰もが制作、公開できる「Spark AR」のパブリックβ版を公開した。 Spark ARは、ストーリーズ作成画面上で気に入ったエフェクトを追加できる機能で、2018年10月にクローズドβ版が限定公開された。今後は、一般ユーザーもストーリーズ作成画面からエフェクトギャラリーを開くことで、好きなエフェクトを使うことができる。ARエフェクトはInstagramのほか、Facebook、Facebook Messengerなどでも使用可能で、現在10億人が利用している。(8月14 日)
IT Media:
InstagramストーリーズのARエフェクトを作成・公開できる「Spark AR」がパブリックβに
■WeChat PayとAlipayのパートナー、QFPayが2,000万ドルの資金を調達
出典: Tech Crunch
デジタル決済スタートアップのQFPayは、新たに2,000万ドルの資金を調達し、資金総額は3,650万ドル(約38億円)となった。今回の資金調達ではインドネシアの国営通信会社の投資部門も新たな戦略的投資主として参加した。QFPayは2012年に中国でサービスを開始。WeChat PayとAlipayの最大のグローバルパートナーとなり、現在は中国のほか日本や韓国などアジア13市場で展開している。調達した資金は、新しいデジタル決済製品の開発に使われる予定。(8月14日)
Tech Crunch:
WeChat PayとAlipayのパートナーのQFPay、新デジタル決済手法の開発へ約21億円を調達
Text: 佐藤まきこ(Makiko Sato), 編集部
Top image: Katya Austin via Unsplash