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＜2020. 8.25-8.31 BeautyTech関連記事まとめ＞
シャネルが、韓国の通話＆チャットアプリ、カカオトーク上で化粧品・香水の販売を開始した。資生堂のマキアージュはSnapchatを活用し、オンライン会議などでも使えるメイクARフィルターを導入。また、ユカシカドは、自宅で完結する栄養検査をもとに各自にあったサプリの購入ができるアプリ「VitaNote」をリリースした。

■メイベリン、新商品発表会をオンラインとリアル双方で同時に開催

メイベリン・ニューヨークは7月30日、新作ファンデーションの発表イベントをリアルとオンラインで同時開催した。東京・天王州アイルのイベント会場では、検温、消毒、マスクの徹底に加え、タッチアップは行わず製品にセルフで触れるブースを設け、また、直接触りたくないゲストのためにバーチャルで試せるタブレットも配置。同時にメイクアップデモンストレーションの様子をオンラインで生配信し、チャットで質問等を受け付けた。化粧品業界では新作発表会が急速にデジタルに移行するなか、リアルなコミュニケーションの良さも取り入れたイベントとして評価された。（8月23日・期間外）

WWD JAPAN:
「メイベリン」が新作ファンデの発表会をオンラインとリアルで同時開催

■マキアージュ、Zoomでも使えるメイクARフィルターをSnapchat上に導入

出典: WWD JAPAN

資生堂のマキアージュは、Snapchatのカメラアプリ「Snap Camera」で最新メイクをバーチャルで体験できるARフィルターを導入した。同ブランドの最新メイク4パターンの発色や質感を、自分の顔で試すことができる。Zoomなどのビデオ会議やYouTubeなどの動画プラットフォームでも使用可能で、ミーティングや動画制作の際に実際にメイクをする手間を省くこともできる。Snap Cameraでは、ロレアルやランコムなどのブランドも同様のフィルターを提供している。（8月24日）

WWD JAPAN:
「マキアージュ」がスナップ カメラにメイクフィルターを導入　ビデオ会議やリモート飲みにも

■シャネル、韓国カカオトークのアプリ上で化粧品・香水の販売を開始

出典: Global Cosmetics News

シャネルは、メッセージや通話、動画配信などができる韓国のコミュニケーションアプリ「カカオトーク」で、香水や化粧品など22の商品の販売を開始した。カカオトークは韓国のスマホユーザーの93％が使用しているとされる。これまでオンラインでの販売には消極的だったシャネルが、サードパーティと提携してEC戦略を一歩踏み出したことは、同社がデジタル施策推進に舵を切ったと受け止められている。（8月24日）

Global Cosmetics News:
Chanel To Sell Via Kakao Talk In Marked Departure From Digital Strategy

■ユカシカド、栄養検査が自宅で完結、自分にあったサプリがわかるアプリをリリース

出典: PR Times

ユカシカドは、栄養検査や分析、管理栄養士のチャットアドバイス、サプリのオーダーメイドや栄養改善食品が購入できるアプリ「VitaNote」をリリースした。専用検査キットにより自宅でできる尿検査をもとに食事バランスや栄養状態を評価し、検査結果にあわせて、不足する栄養素を補うサプリなどがレコメンドされる。あわせて、栄養素単位で必要なものだけを購入したり、オーダーメイドで栄養素の配合も可能。（8月24日）

PR Times:
もうサプリ選びに失敗しない。自宅で完結、栄養検査で自分にあったサプリがえらべる、つくれるアプリ「VitaNote」リリース！

■等身大のスマートミラー2045、遠隔接客販売システムと連携

出典: PR Times

大型のタッチパネルデバイス「スマートミラー2045」を提供するジーエルシーと、遠隔接客販売ツール 「TimeRep」を提供するUsideUが、小売の現場に向けたサービス連携を開始した。これにより、等身大サイズのスマートミラーを介して、専門知識のあるスタッフが遠隔地から商品を提案する非接触対面販売が可能になり、人件費や不動産費などの経費を削減しながら、より臨場感のある購買体験を提供できるとしている。（8月25日）

PR Times:
スマートミラー2045、リモート社会の到来を見据えて遠隔接客販売システム開発のUsideUと連携開始

■TikTokの競合「Triller」がインド最大の音楽アプリと提携しインド市場へ参入

出典: Tech Crunch

TikTokと同様の機能をもつ、米国発のショートムービーアプリ「Triller」が、インド最大の音楽ストリーミングサービス「JioSaavn」と提携。JioSaavnのアプリ上のメイン画面中央にTrillerのビデオ作成ボタンが設置されることになった。インド政府がTikTokなど59の中国製アプリの使用を禁止したことを受けての提携で、Trillerはインド市場参入による躍進を狙う。（8月25日）

Tech Crunch:
TikTokのライバル「Triller」が音楽ストリーミングサービスのJioSaavnと提携してインドに積極進出

■アサヒグループHD、商品を陳列したイメージをVRで体験できるシステムを開発

出典: Techable

アサヒグループホールディングスは、VR技術を活用して店舗に商品を陳列した際のイメージを確認できる「VRパッケージ開発支援システム」を開発した。同システムは、実際の商品や平面デザイン案を専用スキャナーで読み込むと商品の3Dモデルが生成され、商品を実店舗の棚に陳列したときの様子や印象をリアルに近い形で見ることができる。これにより、商品パッケージのデザイン製作の手間や、試作品の作成などのコストを削減でき、効率化が実現するとしている。（5月27日）

Techable:
アサヒグループHD、「VR商品パッケージ開発支援システム」を開発！

■生理周期にあわせて飲み分けできるサプリメントが誕生

出典: PR Times

ファッションデザイナーのハヤカワ五味が率いるプロジェクト「ILLUMINATE」から、女性の生理周期にあわせて飲み分けするサプリメント「チケットサプリ」が発売された。「生理期間中」と「低体温期中」のほか、「毎日」飲むという3つの期間ごとに、最適なサプリメント6種類が配合され、生理サイクルにあわせて必要な栄養分を摂取できる。生理前後のマイナートラブル予防にもつながることが期待される。（8月26日）

PR Times:
生理周期に着目した飲み分け型サプリメント「チケットサプリ」が、ハヤカワ五味率いるILLUMINATEから発売

■渋谷区が今秋、動画配信プラットフォームとファッションECサイトをローンチ

出典: PR Times

渋谷区や渋谷区観光協会などが共同で立ち上げた「YOU MAKE SHIBUYA　クラウドファンディング実行委員会」は、渋谷区公認の動画配信プラットフォームとファッションECサイト「YOU MAKE SHIBUYA EC（仮）」を今秋、立ち上げる。まずは区内の文化施設へのライブ配信設備投資から始め、ゆくゆくはアーティスト活動にまつわるさまざまな要素の包括的なサポートを目指す。新型コロナウイルスの影響で来訪者が減少した渋谷で、エンターテイメントとファッション産業を支援し、ウィズコロナに強い経済モデルを構築する狙い。（8月26日）

PR Times:
渋谷区が官民連携プラットフォームで産業支援「動画配信プラットフォーム」と「ファッションECサイト」を今秋より始動

■インフルエンサーによるP2C事業を支援するプラットフォーム誕生

出典: PR Times

ベクトルは、D2C事業を展開する子会社Direct Techにて、インフルエンサーなどの個人が商品を直販できるP2C（パーソン・トゥ・コンシューマー）プラットフォーム「Direct Tech D2C Works」のサービスを開始した。対応ジャンルは化粧品やアパレル、スイーツなど多岐にわたり、自らのブランドを立ち上げたいインフルエンサーと、メーカーや生産工場、流通・店舗をプラットフォーム上でマッチングし、商品開発やEC立ち上げのサポート、販路の開拓、マーケティングのサポートまで簡単にオーダーできる仕組みを提供するもの。（8月27日）

PR Times:
工場発注・製作から販売・マーケティングまでを簡単に　P2Cオーダープラットフォーム「Direct Tech D2C Works」提供開始

Text: 佐藤まきこ（Makiko Sato）, 編集部
Top image: Samantha Gades via Unsplash