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【関連記事まとめ】アマゾン、米国Eコマースのシェア49%ほか

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<2018. 7.17-7.23 BeautyTech関連記事まとめ>

今週は、アマゾンの米国におけるEコマース小売売上高のシェアが49%と判明したニュースをはじめ、ヨーロッパ最大級の美容ECによる新サイトオープン、英国大手オンライン企業による翻訳会社買収など、世界各地でEコマース関連の動きが目立った。

■アマゾン、米国Eコマースで小売売上高のシェア49%

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出典:TechCrunch Japan

調査会社eMarketerの発表によると、米国内における2018年のアマゾンの小売売上高が2582億2000万ドル(約28兆円)を超えるとみられている。これは、米国全体のEコマース売上の49.1%、総小売売上の5%に相当する。Eコマース売上高2位はイーベイ、3位はアップルだが、シェアはそれぞれ6.6%、3.9%とアマゾンが大差をつけている。第三者が商品を販売することができるプラットフォーム「マーケットプレイス」の活用と、会員のロイヤリティプログラムが追い風となり、アマゾンの巨大EC化が進んでいる。(2018年7月16日)

Tech Crunch Japan:米国eコマースにおけるAmazonのシェアが49%にー小売全体では5%を占める

■SUQQUが店頭にデジタルミラー導入、顔筋マッサージのレッスン動画配信

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出典:美容経済新聞 

2018年秋からSUQQUは、鏡の上部に動画撮影可能なカメラを設置したデジタルミラーMemoMiを一部の店舗に導入する。SUQQUでは、筋肉に直接アプローチする独自メソッド「顔筋マッサージ」のレッスンを録画して、スマートフォンに転送するサービスを開始。ユーザーは店頭で受けたマッサージの方法を自宅で確認でき、使用した商品の詳細情報も入手できる。さらに、動画ファイルとして保存できるため、SNSの投稿にも利用可能。顔筋マッサージ実践者の増加と、SNSでの動画拡散による愛好者拡大に期待が高まっている。(2018年7月17日)

美容経済新聞:カネボウ子会社、デジタルミラーを『SUQQU』ブランドに導入

■楽天の独自配送ネットワーク「ONE DELIVERY」構想発表

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出典:Fashionsnap.com 

楽天が、商品の保管から配送までを一元管理可能な、独自の配送ネットワークONE DELIVERY構想を発表。2019年には、商品管理を行う楽天スーパーロジスティクスの物流センターを千葉県・流山と大阪府・枚方に開業し、全国に拡大していく。2020年までに楽天市場のすべての店舗の荷物を受託することを目標に、今秋から出店者への案内を開始予定。さらに、国内通販サイトで購入した商品を海外に発送する「楽天グローバルエクスプレス」でも、同様の物流サービスを展開予定だ。(2018年7月17日)

FASHIONSNAP.COM:打倒アマゾンなるか?楽天が独自の配送ネットワーク「ONE DELIVERY」発表

■欧州最大級美容ECが、北米インディーズコスメが買えるサイトをオープン

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出典:Beauty Independent 

ヨーロッパ最大級のオンライン美容ECのFeeluniqueが、インディ・ビューティ・メディア・グループ(IBMG)とコラボレーション、英国とフランスを対象に、北米のインディーズ・ブランドの美容製品を購入できる新しいサイトSpark Beautyを立ち上げた。IBMGは、美容とウェルネスの小規模ブランドが一堂に集まるBeauty Expoイベントを開くなど、業界のインディーズをサポートしている。新サイトではイベントに参加したブランドも取り扱う。(2018年7月17日)

BeautyIndependent: Spark Beauty Initiative Brings North American Indie Brands To Feelunique Shoppers In Europe

■P&Gがスキンケアブランドのファースト・エイド・ビューティを買収

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出典:WWD Japan 

P&Gは、プレステージ・スキンケアブランドのファースト・エイド・ビューティを買収した。同ブランドは2008年に立ち上げられ、皮膚を治癒することをメインコンセプトに、ニキビ、エイジングケア、乾燥、くすみなどの悩みにアプローチ。P&G傘下になることで、効率的なグローバル展開や製品開発のパワーアップが可能になり、8月にはベースメイクアップ、ヘアケアなどのカテゴリーへの進出も計画している。一方、2016年に41の不採算ブランドを売却、現在はSK-IIに注力するP&Gだが、2018年から他ブランドの買収を始めている。(2018年7月18日)

WWD Japan:P&Gがプレステージスキンケアブランド「ファースト エイド ビューティ」を買収

■韓国小売大手イーマートがサウジアラビアに自社コスメショップをオープン

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出典:Global Cosmetics News 

韓国を代表する大型スーパーのイーマートが、自社ブランドScentenceを扱うコスメ専門店をサウジアラビアにオープンする。新店舗は、同国の首都リヤドのモールに誕生。イスラム教徒の女性が人前に顔をさらさずプライベートに商品を試せる個室も設置される。Scentenceは現在36の店舗を韓国内で展開、モンゴルに2店舗を持つが、直営店としては海外で初めての店舗となる。(2018年7月18日)

Global Cosmetics News: E-MART TO OPEN SCENTENCE STORE IN SAUDI ARABIA

■英国美容EC大手が翻訳会社を買収、世界各国の顧客へサービス強化

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出典:The Hut. com Ltd 

英国のヘルス&ビューティ系Eコマースの大手The Hut Groupが、翻訳サービス会社Language Connectを買収した。Language Connectはロンドンを拠点に、ニューヨーク、シンガポール、ドバイなど世界各都市にオフィスを展開。トムソン・ロイター、20世紀フォックスなどの大手企業をはじめ、近年急速にクライアント数を増やし、ビジネスを拡大している。一方のThe Hut Groupは、美容、ウェルネスブランド8,000以上のオンライン販売をしており、世界160以上の地域でウェブサイトを運営する。Language Connectの買収で、世界中の顧客への言語サービスをさらに効率化していく考え。(2018年7月19日)

The Hut Group:The Hut Group acquires global translation services provider, Language Connect

■@cosmeのユーザー動向、今回のキーワードは「新作コスメ激増」

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Image: Becky Starsmore via Shutterstock

@cosmeでは6月に、2017年11月1日〜2018年4月30日に新発売された商品のみを対象にした「@cosmeベストコスメアワード2018上半期新作ベストコスメ 」を発表した。今期は@cosmeに登録された新商品の数が例年と比較して非常に多く、過去5年間で最大で、昨年より25%増を記録。特にメイクアップカテゴリーの伸長が際立っており、昨年同期の約2倍となった。メイクアップ製品はいわゆる「SNS映え」するアイテムがたくさんあり、情報が普及する早さにあわせてトレンドもどんどん移り変わるため、それに応じる形で多数の新商品が登場し、限定商品やリニューアル商品も多かったことが理由と思われる。生活者にとっては選択肢が広がり魅力的な状況である一方で、商品が多すぎて選びきれず、結局買うことをあきらめてしまう事態にもなりかねない。いかにして選ばれる商品となるか、ブランド側のコミュニケーションがますます重要となってくるだろう。(アイスタイル リサーチプランナー 西原羽衣子、原田彩子)

Text: 佐藤まきこ, 編集部 
Top Image: Ablimit Ablet via Unsplash