マインドフルネス

BeautyTech関連記事まとめ1.30-2.5

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今週は、ベトナムのコスメ輸入額大幅増加や外資系コスメブランドのベトナムECへの進出など、ベトナムの美容関連市場の勢いが感じられる話題が目立った。また、ファッション・アパレル店舗向けのO2O(オフライン・トゥ・オンライン)サービスが台湾に進出。韓国コスメブームのみならず、アジア全体の業界動向が引き続き注目される。日本国内では、おしぼりメーカーが業界初となる化粧品製造販売業許可を取得したニュースもあった。

■マリ・クレール ボーテ大賞にBeautyTech部門を新設

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出典:LADN

世界に数あるベストコスメ賞のなかでも権威の高いマリ・クレール ボーテ大賞に、Beauty Tech部門として「Digital Beauty Excellence Award」が新設される運びとなった。ジャーナリストやエディターなど美の専門家で構成された審査員が、イノベーション(革新性)、人や社会への配慮、ビジネスポテンシャル、機能性、デザインの5項目の観点から、約40のプロジェクトを審査して選考、大賞を毎年発表していく。(2018年1月10日)

LADN:Marie Claire veut booster la beauty tech

■ベトナムのコスメ市場好調。2017年のコスメ輸入額は倍増

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出典:GROBAL COSMETICS NEWS

ベトナムの2017年のコスメ関連製品輸入額が前年比2倍となる60億米ドル(約6,610億円)を記録した。これは関税引き下げに伴い、海外ブランドの存在感が高まっているためで、なかでも、韓国、日本、ヨーロッパのブランドが人気。1人当たりの消費額は依然として近隣諸国に比べて低い傾向にあるものの、基礎ケア製品、とくにナチュラル系やオーガニックコスメ製品の購入が伸びている。 (2018年1月30日)

GROBAL COSMETICS NEWS:Vietnam’s cosmetics market booms: imports double to US$6 billion in 2017

■ファッション提案O2Oアプリ「FACY」台湾に進出

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出典:THE BRIDGE Image credit: STYLER


日本国内で月間アクティブユーザー約50万人を持つ、ファッション・アパレル店舗向けのO2O(オフライン・トゥ・オンライン)アプリ「FACY(フェイシー)」が台湾版をローンチした。ユーザーがファッションコーディネートについて質問すると、アパレルショップの店員が商品を推薦するサービスで、潜在顧客を実店舗に呼び込む効果が期待できる。また、他のユーザーからのコメントやLIKEなどがもらえるソーシャル機能、オンライン販売ができるコマース機能も搭載。FACY 台湾版には約70店舗が参加しており、FACY 上に掲載される記事は GQ TAIWAN、VOGUE Taiwan、LINE Taiwanなどに配信される予定で、大手メディアとも提携して展開する。iOS および Androidで利用可能。(2017年1月31日)

THE BRIDGE:ファッション提案O2Oアプリ「FACY(フェイシー)」、台湾に進出——現地約70店舗が参画、VOGUE Taiwanなど大手メディアとも提携

■ おしぼり業界初、化粧品製造業許可と化粧品製造販売業許可取得

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おしぼりのレンタル、企画開発などをおこなうFSXは、おしぼり業界としては初となる、化粧品製造業許可および化粧品製造販売業許可を取得した。今後、化粧品カテゴリーに分類されるFSXのおしぼりは、従来は必要なかった成分表記が義務付けられる一方、成分の効果、効能の表記が可能となる。これまでも、アロマの香りがついたおしぼり、美容成分フルボ酸エキス・ヒアルロン酸配合のおしぼりを製造してきた同社は、商品の品質や価値、安全性を伝えることで、美容や医療の分野へのおしぼり提供を推進していく考えだ。(2017年1月31日)

PRTIMES:おしぼり業界初!化粧品製造業許可・化粧品製造販売業許可を取得 おしぼりに求められている安心・安全に「+α」の価値を形に

■韓国のコスメブランドInnisfree、ベトナムEC進出。日本でもAmazonで一部先行発売

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出典: Inside Retail

韓国大手コスメメーカー、アモーレパシフィックのオーガニックコスメブランドInnisfree(イニスフリー)は、東南アジアで展開するECモール「LAZADA」にInnisfreeベトナムの公式オンラインショップをオープンした。同社はすでにこの2年間でホーチミン市に3つの実店舗も立ち上げている。さらに、Innisfreeは日本への本格的な進出を決定。2月1日からAmazonでの先行発売を開始しており、今春より、表参道エリアでの1号店を皮切りに店舗を増やしていく予定。(2017年1月31 日)

Inside Retail: Innisfree Vietnam goes online
PR TIMES:世界11拠点、1,600店舗以上を展開 チェジュ島の自然の恵みを使ったグローバル化粧品ブランド「innisfree(イニスフリー)」ついに日本本格上陸

■ 世界初!新品コスメが無料で使い放題「HowTwo(ハウトゥー)」をリリース

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出典:PRTIMES

HowTwoは、世界で初めて新品コスメを無料で使えるサービス「HowTwo (ハウトゥー)」をローンチした。アプリでコスメの紹介動画を視聴し、気に入ったら「BOXに追加」ボタンを押すと、一度に3つまでの新品コスメが無料で自宅に届く仕組み。1週間好きなだけ利用することができ、購入または返却することで、新しいコスメをBOXに追加できるようになる。購入の場合、10%程度安くなるほか、利用回数は無制限で、使用や購入履歴をもとにしたリコメンド機能もある。実際に買わなくとも化粧品が試せるため、ユーザーの金銭的時間的なムダが削減、メーカー側には効率的に見込み顧客にリーチができる利点がある。(2018年2 月1日)

JIJI.COM:世界初!新品コスメが無料で使い放題「HowTwo(ハウトゥー)」をリリース

■ ファッションレンタルサービスLe Tote、中国に進出。WeChatが戦略の中心に

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出典:GLOSSY

米国発ファッションアイテム専門のレンタルサービス「Le Tote」は、中国の投資家の支援を受けて中国市場に進出、インターネットでの衣料品レンタルサービスを開始した。翌日発送(将来的には即日発送)、ローカライズされた在庫管理や流通、中国のインフルエンサーとのネットワークなどを駆使して、中国でのビジネス構築を進める。中国生まれの大手インスタント・メッセンジャーアプリのWeChatを利用して、モバイルに特化したサービスを提供。ユーザーへのアプローチ、決済もWeChatで行う。12月の公開試用で中国国内に3,000人の新規ユーザーを獲得、今年中にユーザー5万人の達成を目標としている。(2018 年2 月1日)

GLOSSY:Le Tote’s expansion in China is centered around WeChat

【イベント告知】カネボウ化粧品のアプリ「スマイルコネクト」開発の背景が聞ける女性リーダー層向けイベントMashingUp開催

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出典:MashingUp

ダイバーシティへの理解を目的とした20代30代リーダー層向け、参加型・ディスカッション型グローバルイベント「MashingUp」(2/22~23、トランクホテルにて開催)で、「スキンケアモチベーション2.0」をテーマに、美容アプリのスマイルコネクト担当者のカネボウ化粧品の杉山雅子さん、スプツニ子!さんのセッションが開催される。イベントの詳細はこちらから。

■@cosmeのユーザー動向、今回のキーワードは「マインドフルネス」

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出典:Panasonic

@cosmeのユーザーに限らず、いま女性たちは非常に多くの顔を持っている。働くママはめずらしくなく、また、働き方改革によりWワークなどの選択肢も増えている。SNS上でも、リア充な自分、実はオタクな自分などアカウントを使い分けたりする。そのややもすると分裂気味な毎日のなかで、今後ますます重要視されるのが自分と向き合う時間=マインドフルネスだ。リクルートは切り替える時間として「ピットイン飲食」がくるのではないかと予想しているが、スキンケアでも資生堂が専科というブランドで提案したいのはマインドフルネス美容であり、パナソニックも本格美容時間と称してBeauty-fulness という概念を提唱している。(アイスタイル リサーチプランナー 西原羽衣子、原田彩子)

text: 林美由紀(Miyuki Hayashi)、編集部

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