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「人を幸せにするイノベーション」2024年度のエントリー受付開始【The 5th Japan BeautyTech Awards】

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アイスタイルが主催し、ビューティ、ウエルネス、ヘルスケア、ファッションなど関連領域のイノベーティブな企業やサービス、取組みにスポットライトを当てる「Japan BeautyTech Awards」の第5回が開催される。今回も「人を幸せにするイノベーション」をキーワードに2024年9月2日より公募を開始する。


第5回から審査基準に加わる「内発性」、なぜあなたなのか、あなたの会社なのか?

さまざまな業界でデジタルシフトが加速し、顧客体験はもとより、働く人の置かれる環境も大きく変わるなか、美容やウエルネス、ヘルスケア、ファッション領域のイノベーションやテクノロジーにかかわる活動をエンパワーし、周知することで、これらの領域の変革を推進したいという思いから2019年に設立された「Japan BeautyTech Awards*」。第5回となる2024年度も、同領域において最もリードしたと総合的に判断されるイノベーションやテクノロジーを表彰する。
*2022年度と2023年度は「Japan Beauty and Fashion Tech Awards」として開催

審査委員長は第1回から引き続き、A.T.カーニー 日本法人会長であり、CIC Japan 会長の梅澤高明氏だ。そのほかの審査委員は、国立大学法人 一橋大学大学院ソーシャル・データサイエ ンス研究科 評議員・教授 七丈直弘氏、一般社団法人 Femtech Community Japan 代表理事 皆川朋子氏、WWDJAPAN.com 編集長 村上要氏、また、今回新たにTakram デジタルプロダクトデザイナー・ディレクター 河原香奈子氏が加わった。

また今回の審査評価基準は、革新性、事業性、技術性、社会性という従来の4つに「内発性」が追加され、5つとなった。内発性、すなわち“この事業を展開するのがなぜ、あなたなのか? なぜ、あなたの会社なのか?”を問うことは、ほかの4つの基準の土台ともなる重要な要素として決定された。

「The 5th Japan BeautyTech Awards」応募要項

賞および賞金

2024年のBeautyTechを最もリードしたと総合的に判断される企業・プロジェクト等に対して下記の賞を授与する。
大賞(賞金50万円)
準大賞(賞金20万円)

募集対象

日本国内で企業活動を行う企業(*1)やプロジェクト(*2)が提供している、美容・ファッション・ウエルネス・ヘルスケア関連領域、またはそれらの業界をまたがり「人を幸せにするイノベーション」としての可能性をもつ「商品・サービス」「技術」「活動・取り組み」等
(*1)外資系企業を含む
(*2)複数の団体が参加しているジョイントプロジェクト等

応募締切

2024年10月4日(金)

応募条件

・自薦他薦は問わない
・指定の様式に必要事項を記入のうえ、指定の方法で提出
・期日までに事務局が受信したものが審査対象となる

応募規約

The 5th Japan BeautyTech Awards応募規約

応募方法

公式サイトの応募フォームより必要事項をご記入

審査

各方面で活躍する5名の審査委員により、応募書類をもとに、審査評価基準に沿って総合的に審査される

審査評価基準

・革新性(新しい体験や価値をもたらすコンセプトの革新性があるか)
・事業性(収益性のある事業として成立させるビジネスモデルがあるか)
・技術性(研究開発や技術面において優位性はあるか)
・社会性(事業を通じた社会への責任*と貢献が十分か)
・内発性(なぜ、あなたなのか? なぜ、あなたの会社なのか?)

*事業が社会に与える影響について十分な考慮をしているか

発表・授賞式

発表:2024年12月11日(水)
受賞式兼5周年記念イベント:2025年1月21日(火)

公表

公式サイトのほか、株式会社アイスタイルの運営するコーポレートサイトやBeautyTech.jp、プレスリリース等で公表する。各メディアからの取材も受け付ける。

審査委員について

審査委員長
A.T.カーニー 日本法人会長 CIC Japan会長
梅澤 高明 氏
国立大学法人 一橋大学大学院 ソーシャル・データサイエンス研究科 評議員・教授
七丈 直弘 氏
一般社団法人Femtech Community Japan代表理事
皆川  朋子 氏
WWDJAPAN編集長
村上 要氏
Takram デジタルプロダクトデザイナー・ディレクター
河原 香奈子氏

開催スケジュール

応募期間:2024年9月2日(月)~10月4日(金)23:59
一次審査結果通知:2024年11月6日(水)まで
二次審査実施・プレゼンテーション開催:2024年11月22日(金)
二次審査結果通知:2024年11月29日(金)まで
発表:2024年12月11日(水)
受賞式兼5周年記念イベント:2025年1月21日(火)

お問い合わせ

The 5th Japan BeautyTech Awards事務局(jbta@istyle.co.jp)
〒107-6034 東京都港区赤坂1-12-32 アーク森ビル34階

主催

株式会社アイスタイル
The 5th Japan BeautyTech Awards事務局

第4回ではサティス製薬「ふるさと元気プロジェクト」が大賞、資生堂インタラクティブビューティー「Beauty DNA Program」が準大賞を受賞

前回2023年度は44件のエントリーのなかから、株式会社サティス製薬「ふるさと元気プロジェクト」が大賞を受賞、資生堂インタラクティブビューティー株式会社「Beauty DNA Program」が準大賞を受賞した。あわせて、特別賞として株式会社陽と人「明日 わたしは柿の木にのぼる」とRem3dy Health「ナリッシュ3D」の2件が選出された。

第4回(Japan Beauty and Fashion Tech Awards 2023)受賞式の様子

大賞を受賞したサティス製薬の「ふるさと元気プロジェクト」は、農業や漁業を営む日本各地の生産者を巡って地域の自然素材を発掘し、それを使用した化粧品原料を開発。13年にわたり蓄積されたそのデータベースには、サティス製薬が定めた7つの選定基準をクリアした100の独自原料が記載されている。美容産業が地域を支える可能性を示す社会的な意義とともに、実際に効果をもたらす高機能な製品の開発・製造にもつながり、OEM企業としての同社、ブランド、地域の生産者、そして消費者のいずれもがハッピーな「四方良し」のプロジェクトであると評価された。

準大賞の資生堂インタラクティブビューティー株式会社「Beauty DNA Program」は、皮膚科学とAI技術を融合させた独自のアルゴリズムによる遺伝子検査と、専門知識を持った美容部員によるスキンケアから生活習慣までカバーする幅広いカウンセリングを組み合わせ、ユーザーの“なりたい自分”の実現をサポートする伴走型サービスだ。DNA検査という高度な解析技術を手の届く価格で提供していること、および顧客へのアドバイスを高度化するツールを美容部員に与えていることに大きな意義があると評価された。

特別賞の株式会社陽と人「明日 わたしは柿の木にのぼる」は、福島県国見町で「あんぽ柿」を製造する際に廃棄されていた柿の皮を主原料に使用し、石油系界面活性剤や鉱物油、防腐剤無添加のシンプルな処方としたデリケートゾーンケアブランドだ。渋柿の皮という目立たない地域資源を価値に転換していること、一個人の熱量で地域密着のサステナブルな事業を立ち上げた実績を評価し、日本全国の同様の取組みのロールモデルとして授賞された。

もう1件の特別賞、Rem3dy Health「ナリッシュ3D」は、3Dプリンティング技術と特許技術のヴィーガンカプセル化製法を用い、各ユーザーにパーソナライズして選ばれる最大7つの有効成分を層状に固めたサプリメント・グミ「ナリッシュ3D」をサブスクリプション方式で提供する。英国発のブランドで、サントリーホールディングスと提携して日本市場にも参入し、革新的な製造技術により、パーソナライズする製品なのに比較的低コストで、サプリという画期的なモデルを実現。継続が簡単で楽しいウエルネス体験を提案している点が評価された。

Text: BeautyTech.jp編集部
Top image: The 5th Japan BeautyTech Awards事務局