BeautyTech関連記事まとめ1.23-1.29
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今週はメイクアップやネイル、ヘアカラーをバーチャルに試すことができるアプリが続々登場。実際にコスメの購入や美容サービスを受ける前に、まずはアプリで自分に合うものを「試す」「探す」のがトレンドになってきている。そのほか、シャネルがコスメに特化したInstagramアカウントを開設したほか、英ファストファッションブランド「ブーフー」の日本初上陸のニュースも注目を集めた。
■なりたい顔写真を重ねてなぞりながらメイクできるアプリ「トレミラ」
化粧品メーカー桃谷順天館が、メイクミラーアプリ「トレミラ」の提供をスタート。アプリを使って、なりたい顔や眉などの写真を自分の顔に透かして重ね、トレーシングペーパーでイラストをなぞって描き写す感覚でメイクができる。月額280円のアカウント登録で、ミラー画面設定の保存や復元、セルフメモ機能、ユーザー間の画面の共有機能も利用可能。iPhone、iPad対応。(2018年1月19日)
FASHION NETWORK:なりたい顔を重ねてなぞるメイクミラーアプリが登場、画面共有できる機能も搭載
■ネイリストと個人をつなぐアプリ「ネイリー(NAILIE)」
出典:WWD JAPAN
ネイリーは、ネイリストとつながることができる無料アプリ「ネイリー(NAILIE)」をローンチすると発表。ネイリストが投稿したネイル画像から気に入ったデザインを見つけたり、ネイリスト本人をフォローすることができ、施術予約やクレジット決済による支払いも可能。価格重視ではなく、ネイリストの個性や考え方に共感するSNS感覚で利用できるのが特徴だ。4月に東京在住のネイリスト、7月に全国版をリリース予定。(2018年1月21日)
WWD JAPAN:ネイリストと個人をつなぐ新アプリ「ネイリー」が始動
■シャネル、メイクアップに特化したInstagramアカウント公開
シャネルが、コスメとメイクアップに特化したInstagramアカウント(@chanel.beauty)を開設。製品紹介のほか、グローバル・メイクアップ&カラーデザイナーを務めるルチア・ピカの世界観やアイディアを披露する画像や動画を投稿。開設から約1ヶ月で15万人以上のフォロワーを獲得している。(2017年1月24日)
COSMETICS BUSINESS:Chanel reveals Instagram account dedicated to beauty
■AIで月経周期を予測して生理用品を送る定期購入サービス「freda」
出典:campaign
イギリスのスタートアップfredaは、化学薬品や合成繊維を使用せずサステイナブルなオーガニック綿100%の生理用品の定期購入サービス「freda」を開始した。通常の定期購入は1ヶ月に1度決まった日に商品が送られてくるが、「freda」は、注文時に生理の周期を登録すると、AIが月経周期を予測し、一人一人に合ったタイミングで生理用品が届けられる点が新しい。(2017年1月24日)
campaign:This new start-up uses AI to predict when to send you period products
■ロレアルが自分に似合うヘアカラーを3Dで試せるサービス開始
出典: GLAMOUR
ロレアルはカナダのModiface社の技術協力を得て、さまざまなヘアカラーを3Dで試せるサービスを始めた。最新のAR技術を活用し、自撮りの動画を加工、よりリアルなカラーリング体験を実現している。ロレアル「Style My Hair」アプリ内で利用でき、気に入ったカラーが見つかったらアプリに保存、ロレアルサロンのヘアカラーリストに送ることも可能だ。(2017年1月24日)
COSMETICS TECHNOLOGY:L’Oréal Professionnel launches real-time 3D hair colour try-on app
■ コンデナスト調査データが示すファッションとテクノロジーの相関性
VOGUEやGQなどの出版を手がけるコンデナストの調査によると、ファッションに関心が高い層は、そうでない層と比べて、スマートフォン、スマートホームデバイス、ARやVRなどのテクノロジー製品に2倍のお金を出費していることが判明。ファッションとテクノロジーには深い相関性があると分かった。コンデナストでは、このデータをもとに、ファッション媒体へのテクノロジー製品の広告出稿を促すことや、編集面でもコンテンツ戦略に活かすなど、新しいマーケティングのあり方を探っている。(2018年1月24日)
DIGIDAY:顧客データが導いた、コンデナストの新マーケティング戦略:ファッション&テックに相関性
■英ファストファッション「ブーフー」がECで日本初上陸
出典:WWD JAPAN
16〜24歳をターゲットにしたイギリスのファストファッションブランド「ブーフー(BOOHOO)」が、ファッションECモール「ショップリスト(SHOPLIST)」内に出店、日本に初上陸した。平均価格は1,200〜3,750円で、毎週100以上の新商品をリリース。グループ全体の売上高は前年比51%増を記録している急躍進のブランドの今後が注目される。(2017年1月25日)
WWD JAPAN:英ファストファッション「ブーフー」が日本初進出、ECモール「ショップリスト」で販売
■ザラ、ネット商品の店頭受取り可能なオムニチャネルショップオープン
出典:WWD JAPAN
ZARAは、ロンドンのショッピングセンター内に、ZARA初となるネット商品の店頭受け取りに特化したオムニチャネルショップをオープンした。旗艦店の増床リニューアルに伴うポップアップストアとして、5月まで期間限定で営業するもので、販売員がモバイル機器を使いアシストするほか、鏡に商品タグと連動するサイネージを埋め込み、試着した商品のカラー展開やコーディネートの提案機能もある。また、新しく生まれ変わる旗艦店では、ECサイトとの連動のほか、オンライン購入商品の受け取りスペース、専用アプリによるスマホ決済、セルフレジなどが導入される見込み。(2017年1月26日)
WWD JAPAN:初めてネット商品の店頭受け取りを実現、オムニ店舗をロンドンにオープン
■@cosmeのユーザー動向、今回のキーワードは「アンチパーソナライズ派」
たとえば、瞳の色診断で最適なブラウンが提案されるマキアージュの「運命のブラウン」など、パーソナライズされることによって満足度が高くなる、つい買ってしまうなどの声は多い。が、一方で「あなたはこれですと言われても、気持ちが満たされない」ユーザーもちらほら存在する。自分軸がきちんとある人にはパーソナライズが逆効果、つまりアンチパーソナライズ派である可能性がある。そういう人には、自分に最適なチャネル(どこで買うか)のガイドだったり、そのアイテムを選んだ自分をほめてもらいたかったりする。バーチャルカウンセリングミラーに多数の観客がいて、バーチャルメイクをした自分をしっかりほめてくれるというような…...そう、変なホテルのカラオケみたいに。(アイスタイル リサーチプランナー 西原羽衣子、原田彩子)
text:林 美由紀(Miyuki Hayashi)、編集部