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美容とウエルネスの融合「ニュートリコスメティクス」、2030年に2兆円の市場規模へ

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栄養素や有効成分を摂取し体の内部を整えることで、肌や髪など外面的な美しさの向上を目指す「ニュートリコスメティクス」が世界的なトレンドになりつつある。消費者の健康意識の高まりを受け、その市場は2030年には現在の約2倍に成長するとされるブームの背景と、注目のニュートリコスメティクスブランドを紹介する。

ニュートリコスメティクス市場は2030年に137億ドルに成長予測

2022年のビューティ業界のトレンドワードとして注目度が上昇しているのが、「ニュートリコスメティクス(nutricosmetics)」だ。調査会社Global Market Insights(GMI)によると、2021年に69億ドル(約1兆376億円)と評価されたグローバルなニュートリコスメティクスの市場規模は、2022年から2030年にかけてCAGR(年平均成長率) 8.1%で拡大し、2030年には137億ドル(約2兆602億円)に達すると予想されている。

ニュートリコスメティクスとは、「ニュートリション(nutrition・栄養)」と「コスメティックス(cosmetics・化粧品)」を掛け合わせた造語で、肌や髪、爪などの美しさを向上させる美容目的に特化して処方・販売される栄養補助食品やサプリメント、また、その成分を指す。製品としては、錠剤やカプセル、パウダー、リキッド(液体)、グミやソフトキャンディなどの形状で提案される。

一般的には、ニュートリコスメティクスは、体の内側に働きかけて整えることが外面の美しさとして現れるという発想の「インサイド アウト」のアプローチであり、広義では、食事や運動に気をつけることで本質的な美をつくろうという「インナー美容」にもつながる。

医食同源をうたう漢方や古代インドが発祥のアーユルヴェーダなどの伝統医学のほか、欧州でも古くから薬草療法などが行われ、日本でも美容ブランドがドリンクやサプリをラインナップに加えるなど、栄養と健康、美しさに因果関係をみる考え方はとくに新しいものではない。だがここにきて、その考え方やアプローチを詳細に公開するブランドに注目が集まり、ニュートリコスメティクスの積極的な活用が始まっている大きな理由として、健康に対する消費者意識の高まりがグローバルレベルでおきていることがあげられる。

ホリスティックヘルスを追求する消費者意識

FMCG Gurusの調査では、「肌の健康状態が良いことは、全体的な健康状態が良いことと関連性があると認識している」と回答した世界の消費者の割合が、2018年から2021年の間に13%増加し、67%に達したという。また、特定の健康問題に悩まされていない場合でも、肌の健康を改善する製品に関心があるとした消費者は59%で、これは、健康にかかわるさまざまな側面が相互に関連していると考える人々が、スキンケアにおいても、トラブルがあってから対処するより、普段から心がけて予防するアプローチを選び始めていることを示唆する。

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