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【関連記事まとめ】ルナルナ、国立成育医療研究センターと月経周期ビッグデータを分析ほか

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<2020. 1.27-2.3 BeautyTech関連記事まとめ>
今週は、フェムテックのルナルナと国立成育医療研究センターが月経周期ビッグデータの分析結果を発表。また資生堂が上海に研究イノベーション施設をオープンし、英国のコスメECサイトFeeluniqueはロシアや中国の企業と提携してグローバルでの販売の強化を推進する。

■マッシュビューティーラボ、テラサイクルと協働し使用済み容器の回収を開始

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出典: WWD JAPAN

マッシュビューティーラボは、テラサイクルジャパンと協働し、使用済み化粧品容器を回収するプログラム「リサイクルキッチン」を4月から開始する。同社が運営するコスメキッチン、ビープル バイ コスメキッチンなど5つのブランドの店舗で、全取扱ブランドの使用済み容器を無料で回収。回収したプラスチック容器は再生ペレットとして原料化し新たな商品への使用を目指す。このプログラムには、ヴェレダ・ジャパン、ネイチャーズウェイ、石澤研究所なども協賛企業として参加する。マッシュビューティーラボでは創業時から地球環境保全への取り組みを推進しており、海洋プラスチックごみから作った「サステナバッグ」の販売や、店頭でのOPP袋使用廃止などを行っている。(1月27日)

WWD JAPAN:
マッシュビューティーラボが使用済み空容器の回収を開始

■フェムテックのルナルナ、国立成育医療研究センターと月経周期のビッグデータを分析

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出典: WWD JAPAN

生理日予測アプリ「ルナルナ」を展開するエムティーアイは、国立成育医療研究センターとともに、日本人女性の月経周期についての分析を行った。2016~2017年にルナルナに登録した約30万人の月経周期のビッグデータの分析結果から、月経周期の平均値が最も長くなるのは25歳頃で、その後45歳にかけて平均値が約3日短くなり、年齢によって周期に違いがあることなどがわかった。現在の月経や妊娠についての基礎情報は1950年代の米国のもので、現代のライフスタイルや人種を反映したものではないことが調査の理由で、今後両社は、月経と妊娠しやすい体の関係性について研究を進める予定。(1月27日)

WWD JAPAN:
「月経周期は年齢で変化」国立成育医療研究センターと「ルナルナ」が調査 フェムテックの進化で解明進む

■資生堂、上海に研究イノベーション施設をオープン

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出典: 美容経済新聞

資生堂は、中国・上海に研究イノベーション施設「Beauty Innovation Hub」をオープンした。同社は2019年1月、中国での既存事業のイノベーションや新規事業開発の拠点として、「中国事業創新投資室(CBI)」を設立しており、Beauty Innovation Hub はオープンコラボレーションの場として活用し、中国の研究機関やスタートアップ企業などとの戦略的提携を強化する方針。(1月28日)

美容経済新聞:
資生堂、中国・上海に研究イノベーション施設を開所

■ピンタレスト、リップのバーチャルメイク機能のサービスを開始

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出典: Fashionsnap.com

ピンタレストは、モバイル端末でリップメイクをAR機能で試すことができるサービスを発表した。ピンタレストのカメラ機能「Pinterest レンズ」を起動すると、エスティ ローダーやランコムなどのリップ商品を、自分の顔上でバーチャルに試すことが可能。自分の肌トーンを選択すれば、肌の色味にあったリップカラーも検索できる。同サービスは現在米国で提供が始まっており、今後は日本を含む世界各国で利用できるようにして、対象商品も拡大する予定。(1月30日)

Fashionsnap.com:
「ピンタレスト」もバーチャルメイク機能をスタート、肌トーンに合わせたリップのパーソナライズ検索も

■LVMH、2019年度の売上高6兆円を突破、アマゾンへの出店は否定

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出典: WWD JAPAN

LVMHは2019年12月通期決算を発表し、売上高は前期比14.6%増の536億7,000万ユーロ(約6兆4,404億円)、純利益は同12.8%増の71億7,100万ユーロ(約8,605億円)と、増収増益だった。部門別では、ルイ・ヴィトンやディオールなどを有するファッション・レザーグッズは20.4%増、香水&コスメティクスは8.4%増だった。また、アマゾンが2020年上期に立ち上げるとみられるラグジュアリー専用サイトについて、アルノー会長兼CEOは同プラットフォームには出店しないことを明言している。(1月30日)

WWD JAPAN:
「ルイ・ヴィトン」の親会社、19年度はついに売上高6兆円を突破 「アマゾンには出店しない」

■デリケートゾーン用スキンケアを展開するMellia、累計1億1,600万円の資金を調達

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出典: PR Times

女性のデリケートゾーン用スキンケアブランド「I‘m La Floria(アイム ラフロリア)」を展開するMelliaは資金調達を実施し、2019年6月にポーラ・オルビスホールディングスから調達した資金とあわせて、累計調達額は1億1,600万円となった。「I‘m La Floria」は2018年9月にローンチしており、デリケートゾーンと同じ弱酸性のpH値で常在菌のバランスを保つボディウォッシュや保湿クリームなどをラインナップしている。(1月30日)

PR Times: 
「I‘m La Floria (アイム ラフロリア)」ブランドを展開するMellia株式会社が累計1億1,600万円の第三者割当による資金調達を実施

■NTTドコモとリクルート、会員・ポイント事業で連携

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出典: IT Media News

NTTドコモとリクルートは、会員・ポイント事業で業務提携を発表した。4月から、決済サービス「Airペイ」を導入済みの店舗でdポイントの利用や付与を行い、10~12月に会員サービス「dアカウント」と「リクルートID」を連携する。これにより、20万件以上あるホットペッパーなどリクルートの予約サイト加盟店を対象に、dポイントの普及や利用を加速させる狙い。ただ、リクルートは共通ポイントサービスを提供するロイヤリティ マーケティングの会員サービス「Ponta会員ID」とすでに連携しており、ロイヤリティ マーケティングはKDDIと資本業務提携して2020年5月頃よりau WALLETポイントを「Pontaポイント」に統合する予定で、リクルートは競合する2社と連携する形となる。(1月30日)

IT Media News:
ドコモとリクルート、会員サービスを連携へ ホットペッパー利用でdポイント付与 Pontaと“三角関係”に

■英国の化粧品EC「Feelunique」、ロシアや中国企業と提携しグローバル販売を強化

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出典: Glossy

英国を拠点とする化粧品ECサイト「Feelunique」は、ロシアの検索エンジン大手のYandexとの提携を発表。また、中国のラグジュアリー製品EC最大手のSecoo、インドのECサイトMyntra.com、スウェーデンのメディア企業Custos Groupとの提携も進めるとしている。Feeluniqueは500ブランド、3万5,000点以上のプロダクツを取り扱い、2018年の売上げは前年比25%増 の約1億2,000万ドルを記録した。また同社の売上の50%以上は英国外からのもので、2019年にはフランス、ドイツ、中国、米国に専用サイトをオープンしている。(1月31日)

Glossy:
Feelunique wants to be an international launch pad for beauty brands

Text: 佐藤まきこ(Makiko Sato), 編集部
Top image: Wolfgang Hasselmann via Unsplash


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