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DX自動販売機を手がけるPRENO、「売れる」クリエイティブ力でトータルサポート

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美容とライフスタイル分野に特化した自動販売機サービスを提供する株式会社PRENO(プレノ)のサービスが拡大している。専用のOSを搭載しAI解析カメラなどからデータを収集できる自動販売機として、商圏やターゲット別にサイネージのクリエイティブで効果の最大化をはかっている。最新事例を株式会社PRENO 代表取締役 肥沼芳明氏に聞いた。

DX自動販売機開発の受託ビジネスで多彩な実績

2020年、パンデミックの最中に、自社開発の化粧品向け自動販売機をリリースして順調な成長を遂げるPRENOは、「自販機販売モデル」と「自社設置&物販広告モデル」の2つのビジネスモデルを展開している。前者ではブランドや企業から受注を受け、運営コンサルティング、自動販売機のデザイン、広告コンテンツのディレクションおよび制作、販売管理などのサービスをパッケージで提供。後者は自社で自動販売機を設置し、物販および広告で収益を上げるモデルである。

同社が注目されているのは、単に「自販機を製作し納品」するにとどまらず、その自販機の必然性あるいはストーリー性、それにもとづくクリエイティブやコラボレーションの提案、データからのPDCAなど、ブランドが描くマーケティング戦略のなかに、点ではなく線や面で広範囲に関わっているからだ。また、新たな販売チャネル、自動販売機を通したコミュニケーションへの広がりなどから、PRENOではこのサービスを「DX自動販売機」と呼んでいる。

株式会社PRENO 代表取締役 肥沼芳明氏
プロフィール/英国の大学の起業学部を出たあと、シンガポールのプライベートエクイティでハードウェアスタートアップに対する投資を行い、帰国後はリクルートに入社したという経歴を持つ。リクルートで行われた社内企業コンテストで最優秀賞を獲得し、社内起業家として美容動画サイトを立ち上げた。ハードウェアと美容、インターネット周り、オフラインのイベントに強いという武器を活かし、PRENOを創業

「自販機販売モデルの実績としては、ロレアル資生堂ザ・ギンザカネボウ化粧品花王など大手化粧品企業に納品を完了した。また自社設置に関しては、MIYASHITA PARKルミネ新宿での常設設置をはじめ、ラフォーレ原宿渋谷スクランブルスクエアなどにも導入いただいている。最近ではグランミオ所沢など、都内だけではなく郊外でも常設設置を開始した」(肥沼氏)

ロレアルのランコムに対しては、日本初となるサンプリング専用コスメ自動販売機を2年連続で納品。今年で3期目の契約継続となった。一方、ザ・ギンザに納品したアネッサの自動販売機は羽田空港国際線ターミナルに設置されている。インバウンド向けに英語、中国語などに対応するだけでなく、在庫データと売上をリアルタイムで把握できる機能も実装した。

アネッサの自動販売機
画像提供:株式会社資生堂

花王から発注を受けたビオレの冷タオルの冷蔵自販機は、横浜スタジアムに設置されている。事前のマーケティング調査に加えて、いかに目をとめてもらうかを考えた躯体のデザインやサイネージのクリエイティブで集客力を発揮。周囲にある飲み物の自販機と比較して、売れ行き実績も順調に推移しているという。

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