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フェムテックは総合的なウイメンズヘルスへと向かう。自分らしい生き方へ

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女性という性特有の課題を解決するフェムテックをさまざまに紹介してきたが、2019年のBuzzFeedとの記事コラボキャンペーン中の最終章となる。女性のライフイベントだけでなく、これまで軽視されてきたセクシュアルウェルネスを含む総合的なウェルネス、つまり本当の意味での女性のウェルビーイング(well-being)が大事にされはじめている。

女性疾病を含む総合的な臨床ウェルネス

鬱や不安障害、過敏性腸症候群、自己免疫疾患などは、女性のほうが男性の2倍から3倍発症しやすいと言われる。また、世界の女性の平均38%が、常時何らかの慢性疾患に苦しみ、女性の死亡原因の3分の1を占めるというデータもある。

これまで、女性のためのヘルスケアは妊娠や出産または不妊といったライフイベントに集中しがちだったが、フェムテックがそれを変えつつある。

前回、2017年1月にCB insightsが発表したフェムテック市場マップを紹介した。2018年11月にアップデートされた最新版では、"フェムテック"という総称を使わず、ただ"ウイメンズヘルス市場"してまとめられている。

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出典:CB Insights Women’s Health Market Map

患者により身近なアクセスを

2014年からスタンフォード大学との共同研究で誕生したのが、先日のサニタリー関連記事でも紹介したQurasenseだ。見た目は通常の生理パッドと同じだが、経血からホルモンやビタミンレベルを検査してくれる。癌などの腫瘍マーカーにも対応する予定だ。

Tiaは、米国の5人に1人のミレニアル女性が健康保険に未加入である現状を受け、産婦人科を含む女性の総合クリニックを運営する。オンラインで始まったが、2019年にニューヨークに店舗を開設予定。年間150ドルで女性に寄り添ったヘルスケアを提供する。

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