P&Gやロレアル出身者による中国新興ブランドから、第二の完美日記は誕生するか
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P&Gやロレアル出身者による中国新興ブランドから、第二の完美日記は誕生するか

◆ English version: Former P&G and L’Oréal Members Launch New Brands in China
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中国の美容業界では、メイクだけでなくスキンケア分野でも新興ブランドが次々と誕生する状況がなおも続き、台頭を示すブランドには、グローバル大手化粧品企業出身者が経営陣に存在するケースも増えている。「PMPM」や「Simpcare」「ROCKINGZOO」など、とくに注目度が上昇している人気ブランドをピックアップして紹介する。

希少な天然原料でニキビケア、オイリー肌に対応する「PMPM」

スキンケアブランドでいまもっとも勢いがあるのは、上海時垠電子商務が運営する「PMPM」だ。フェイスマスクで成長したブランドで、化粧水や美容液、ファンデーションなどの商品もラインナップしている。

CEOの閃爍氏をはじめとする創業メンバーはいずれもP&G出身だ。2020年3月に正式にローンチし、アリババグループのTmall(天猫)、JD.com(京東)、SNS型ECのRED(小紅書)、WeChatが提供するミニプログラムなどで販売をしている。

PMPMは、販売開始から半年足らずで流通取引総額(GMV)が5,000万元(約8億5,000万円)に到達した。菱歌科技というテック企業の分析報道によると、先日行われたセールイベント「618」期間中(2021年6月1〜20日)の売上は、1億1,000万元(約18億7,000万円)を突破。化粧水が55万個売れ、同部門で1位を獲得した。ユーザーからのコメントも「保湿に加え、皮脂を抑える効果がある」「美白効果があり、ニキビが目立たなくなる」など機能に対する評価が高い。

好調の要因は商品開発とマーケティングにある。同ブランドは天然素材と成分にこだわり、マダガスカル産バオバブの実からの抽出したエッセンスや、ブルガリア産ローズのエッセンスなどを原料に使用している。また、「夜更かし顔」「テイクアウト肌(食事の偏りで栄養バランスが悪いといった意味)」など、若い世代の生活習慣がもたらす肌の悩みに合わせた商品を開発。それがユーザーに受けているのだ。

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「PMPM」のRED内販売ページ(左)と
WeChatミニプログラム(右)
出典:RED、WeChat

ギフトボックスはクラシカルな旅行鞄をイメージしており、ユーザーに向けワクワク感を演出。こうした仕掛けにより、ユーザーがKOC(キー・オピニオン・コンシューマー)として自ら投稿したくなるように仕向けている。プラットフォームはRED、WeChat、快手を重視している。

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